新たにPRO BIKE 10W-30を近々リリースします。

最近のレース車両では、フリクションロス低減を狙って０W−３０や０W−２０等の低粘度オイルを使用する例が見られるようで、Ｄ；ＲＥＸ豊田選手からも３０番を使用してみたいとのリクエストがあり、急遽試作品を用意して５月頃よりレースで実走テストを開始しました。

耐熱性や完全ノンポリマーにこだわった結果、あえて粘度グレードは１０W−３０としました。０Wの規格条件には気温マイナス３５度でのクランキング等があるため、ベースオイルも低粘度を中心となります。エンジンのみを潤滑する４輪の場合は問題ないのですが、ミッションやクラッチも一緒に潤滑する２輪の場合、高温高負荷時の油膜保持性および摩耗度合いに大きく差が出ると思います。

真夏の７時間耐久レース「もて耐」でも、Ｄ；ＲＥＸ車両で使用していただきました。成績はクラス２位、総合5位。使用油を分析したところ、粘度低下や添加剤成分の消耗はほぼ皆無で高い耐久性を示しました。

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