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パンデルタ スーパーレーシング 2019

DSC01628PAN DELTA SUPER RACING 2019

3月22日〜24日まで、中国広東省珠海市にある、JYUHAI INTERNATIONAL CIRCUIT(珠海国際サーキット)にて、パンデルタ スーパーレーシング フェスティバル2019が開催されました。
その中の、SUPEER HERO(スピードヒーロー)600ccクラス、1000ccクラスに『スピードマスター レーシング』として挑みました。

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SPEED MASTER RACING(スピードマスター レーシング)

【1000ccクラス】

マシーン:Kawasaki ZX-10RR
ライダー:マーク・アチソン選手
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W-40

【600ccクラス】

マシーン:Kawasaki ZX-6R
ライダー:和田留佳選手
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W-30

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1000ccクラスにおいては、”テイスト・オブ・筑波”を始め、”鈴鹿8耐”等で活躍している『新庄選手』が乗る予定でしたが、新庄選手が急遽来られなくなった為、22日の予選前日、オーストラリアから「マーク・アチソン選手」を招集しました。
エンジン内部のピストン周りやシフターの一部パーツには、「NANO FILM社」のDLC (ダイヤモンドコーティング)を掛け「RS-ITOH」の伊藤代表のもとセットアップいたしました。

「NANO FILM社」はアップルコンピューターをはじめ、LEXUS(レクサス)のエンジンパーツ等にDLC を掛けるシンガポールに本社を置くDLC業界の最大手の会社です。
日本にも数社、DLCを掛ける工場はございますが、「NANO FILM社」は、DLCの機械自体を大手工場へも納品しており、常に最新技術を提供しております。

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【決勝第1戦 Rd.1】

スーパーヒーロー1000ccクラスに出場のマーク選手は、予選含め数十分程度しか今回のレース車両に乗る事は出来なかったものの予選は、YAMAHA香港のワークス”YAMAHA R1”の2台に次いで3番グリッドからの決勝となりました。

サスペンション、コンピューター等をマーク選手に合う様にと、”RS-ITOH”伊藤代表、メカニックの江口さんは深夜までの作業となりました。
朝から雨の天候により、ウェットコンディションから、12時30分  に600ccクラスと1000ccクラスの混戦にて決勝スタート。
序盤から中盤まで2番手をキープし、中盤以降は、YAMAHA ワークスのR1と激しいドッグファイトの展開でした。YAMAHA香港のワークスチームは今回のPAN DELTAに対して意気込みが凄く2週間程同コースにてテスト走行を繰り返し万全の体制で挑んでいました。
結果、僅差でマーク・アチソン選手は2位という結果でした。

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「スーパーヒーロー600ccクラス」の和田留佳選手は、今年の1月に「チームJP」主催の若手育成合宿を同サーキットで行い、そこで十分走り込んだ事もあり、予選1位という良い結果に繋がりました。
決勝は1000ccクラスとの混戦の為、7番グリットからのスタートとなりました。
ウェットコンディションでのレース展開により、数台の車両が転倒し、難しい戦い中、和田選手は安定した走りを見せ、ポールトゥウィンで見事優勝を果たしました。さらに後続の2番手YAMAHA香港の”YSS YAMAHA R6″との差は15秒と圧勝でした。
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【決勝Rd.2】

翌日行われた決勝Rd.2では、朝から小雨が降ったり止んだいという天候の為、レース前までタイヤの選択をドライで行くか、レインで行くか非常に迷う天候となりました。
スーパーヒーロークラスの決勝Rd.2も前日のRd.1決勝と同様1000ccクラス、600ccクラスの混戦で行われた為、1000ccクラスのマーク・アチソン選手は2番手から、600ccクラスの和田留佳選手は5番手からのスタートとなりました。
1000ccクラスのマーク・アチソン選手は同日と同様のレース展開となり結果2位でチェッカーとなり2戦共に2位準優勝という結果でした。

和田選手は、ドライコンディションであればコースレコードを狙おう!と考えていたもののウェットでの展開で中盤まではトップをキープしていたものの、中盤以降、タイヤが持たず結果3位という結果で終わりました。
次回こそはコースレコード!を狙います。

マーク・アチソン選手は「KRP三陽工業&RS-ITOH with Vissele Kobe」にて、和田留佳選手は「Will-Raise RS-ITOHレーシング」よりそれぞれ4月6日に「TwinRINGモテギ」で開幕する全日本ロードレース選手権のJSB1000クラス、ST-600クラスに出場します。
今回のパンデルタでのレースを全日本ロードレースに繋げ、さらなる良い結果になればと思います。

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