2025 FDJ3 Rd.4 OKUIBUKI(奥伊吹モーターパーク)
9月21日(日)西日本のドリフトの聖地、滋賀県にある「奥伊吹モーターパーク」にて「FDJ3(フォーミュラ・ドリフト・ジャパン3)Rd.3」が開催されました。
「FDJ3」は、「FDJ2」の下部リーグとしての位置づけとなります。全6戦のシリーズ戦となり、シリーズランキングの上位10名には来シーズン(2026年)のFDJ2ライセンスの取得権利が与えられます。
審査方法はFORMULA DRIFT JAPANやFDJ2と同様、各クリッピングゾーンにパイロンを設置し予選はスタイル、ライン、アングルを3名のジャッジで確認。決勝は予選上位16名のトーナメントで、追走方式のチェイスバトルでの対戦となります。
この大会にスピードマスターのエンジンオイル、ミッションオイルをご使用頂き参戦された14歳の前田選手の参戦報告です。
ドライバー:前田 慶選手 14歳
チーム名:Racing Servise WATANABE Jr☆ZEGRACE
マシーン:USED PARTS TADOKORO VE86
エンジンオイル:スピードマスター レコード 15W-50
前田選手レポート
9月20日(土)練習日
初めての奥伊吹・駐車場コースで、ドライとウェット路面が入れ替わる難しいコンディションでした。
普段は駐車場ですので、乾いている時と濡れている時のグリップ差が激しいコースの為、状況変化を見極めながら、走らせ方やラインを確認したり、他車との合わせ方を研究したり、一日を通して有意義な練習となりました。
本年度のシリーズチャンピオンを獲得するにはこのラウンドでの成績が大きく関わるので、入念に車両チェックを行い、本番に備えました。今回のエントリー台数は51台。
追走決勝に残れるのは16台。かなり狭いですが、予選突破を目指します。9月21日(日)予選
1本目
練習でイメージした走り方をそのまま出す事ができ、79ポイント獲得。
1本目終了時点で3位を確保出来ましたが、他の選手も2本目で纏めてくる事が予想出来た為、更に高得点が取れる様にイメージを固めて2本目に備えました。2本目
1本目よりも更に攻め込み、完璧なライン取りで85ポイント獲得。中村選手と茂木選手の走行を残した状態で暫定1位。
初めての単走優勝への期待が高まりましたが、中村選手に超えられてしまい、2位。
単走優勝は出来ませんでしたが、TOP16に残る事が出来ました。追走決勝 トップ16
VS #407 谷川選手
先行では自分の走りを貫き、良い走りをする事が出来ました。
谷川選手のミスもあり、アドバンテージを得る事が出来ました。
後追いでは谷川選手の走りに合わせる事だけを考えてコントロール。
谷川選手もミスのない走りでしたが、先行のアドバンテージがあり勝ち上がりとなり、グレイト8へ進出出来ました。
グレイト8
VS #310 玉谷選手
先行でトップ16の時よりも良い走りになり、この対戦でもアドバンテージを得る事が出来ました。後追いでは少しゾーンを外すなどのミスも出しましたが、先行でのアドバンテージのおかげで勝ち上がり、ファイナル4へ進出できました。ファイナル4 バトル2
VS #712 徳山選手
Round4 日光の時と同じく、チームメイトでもある徳山選手との対戦。
先行:今日一番の走りを出せるよう気合を入れて臨んだ先行、審査員も唸らせる走りが出来ましたが、前回のリベンジに燃える徳山選手が強烈な後追いを見せ、イーブンか、若干のアドバンテージを取られた対戦でした。
後追いではやり返すつもりで走りました。
今日一番の後追いを繰り出したつもりでしたが、2ゾーンから3ゾーンへ向かうラインの途中でのふらつきが原因となり、ファイナル4で敗退。
ファイナル4・バトル1での勝者が上原選手だったため、3位表彰台は予選1位の中村選手となり、最終的に4位となりました。
最終結果
予選2位、追走決勝4位の為、シリーズポイントは65点を獲得しましたが、徳山選手に逆転され、2ポイント差のシリーズランキング4位に後退してしまいました。合計ポイントは278ポイント。
しかしランキング上位2名とはポイント差が縮まったので、最終戦の結果次第でシリーズチャンピオンの可能性が残りました。
最終戦・つくるまサーキットでは優勝を目指し、チャンピオンを獲得して少しでも恩返し出来る様に頑張ります。