D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ 2025 第5戦 近畿大会
「D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 第5戦 近畿大会/名阪スポーツランド」が、令和7年9月20日(土)〜21日(日)に奈良県の「名阪スポーツランド」にて開催されました。
この大会にスピードマスターのエンジンオイル「PRO BIKE 10W40」をご使用頂き、兄弟で参戦する佐野雄太選手、壮太選手の参戦報告です。
佐野雄太選手 レポート
チーム:カワサキ プラザ前橋
マシーン:Kawasaki KX250 2025年式
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W-40
コースコンディション:晴れ
IA-2クラス:41台
レースレポート
予選
予選はタイムアタック方式で行われました。
夏のインターバルの間乗り込んだコースであった為、序盤でのタイムを意識して臨みました。
3周目のアタックで4番手タイムを記録しました。
しかしその後はなかなかタイムを伸ばす事が出来ず8番手に順位を下げてしまい、フィニッシュとなりました。
【決勝・ヒート1】
スタートはスタートグリッド中央からでした。
スタートのクラッチミートでミスをしてしまい、15番手付近で1コーナーに進入しました。
抜きどころの少ないコースのため早い段階での挽回を心掛け、1周目は7番手で通過しました。
レース中盤に6番手に順位を上げました。
ペース自体は良かったですが、なかなか前のライダーとの差を縮める事が出来ずにレース後半に入っていきました。
レース後半少しずつ前のライダーとの差が縮まり始めたので、ラストスパートをかけようとしたところ、ラスト2周で転倒してしまい7番手に順位を下げてしまいました。
その後、挽回しようとしましたが、時間が足りず7番手でゴールしました。【ヒート2】
ヒート2もヒート1同様のスタート位置からスタートしました。
スタートの反応自体は悪くなかったですが、1コーナーでの処理が悪く15番手付近でターンしました。
序盤の混戦でリズムが取れずに苦戦しているところで、他のライダーと接触転倒してしまい23番手まで順位を下げてしまいました。
復帰後、確実にそして練習通りの走りをとにかく意識して走りました。
周を重ねるごとに順位を回復していき、レース時間残り10分の時点で15番手でした。
前のライダーとの差はありましたが、諦めずに走り最終ラップに10番手に順位を上げゴールしました。
【次戦への課題】
今大会は3ヶ月のインターバルを挟み開催されました。
インターバルの間はとにかく名阪スポーツランドのコースを乗り込み、コース攻略・スピードアップに重きを置き練習しました。
その成果もありレース中では、普段の練習通りに自分の走りに集中して走る事が出来ました。
しかし、タイムアタック予選での結果の悪さ、両ヒートとも転倒してしまう自分の弱さが課題に残ってしまいました。
次戦に向けて今回の反省点を踏まえ焦らず淡々と日々の練習とトレーニングをこなしていく所存です。
エンジンオイル PRO BIKE 10W-40 インプレッション
今大会のコースは今シーズン行われる会場の中で唯一のサンド質の路面のコースです。
また、大会前日の雨で負荷のかかるコンディションに加えて、気温も高くハードなレースでした。
しかし、特にヒート2での追い上げでは最後まで熱ダレ等することなくライディングに集中することができました。
佐野壮太選手
チーム:カワサキ プラザ前橋
マシーン:Kawasaki KX250 2025年式
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W-40
コースコンディション:晴れ
IA-2クラス:41台
レースレポート
【予選】
練習走行中のタイムアタック予選でした。
時間は20分間です。
過去タイムアタック予選を一度で通過した事が無く、この夏のインターバルの課題の一つでした。
練習でもタイムアタックの回数を多く取り入れてきました。
今回は過去の反省点から、全体を通して早いペースで走り、常にタイムを出していく事を意識して臨みました。
その結果常に良いペースでリズムを作ることができ、13番手で予選通過をすることができました。
【決勝・ヒート1】
今大会は30分+1周×2ヒートのフォーマットです。
夏のインターバルのほとんどを名阪スポーツランドで乗り込んできました。
私はこのコースでは怪我で完走した事が無く、今年こそ!と準備してきました。
スタートグリッドは真ん中からアウトよりからスタート。
大きな右ターンのコーナーなので、私のグリッド位置からだと、イン側からのライダーに押し出される感じなので、奥行きが深い2コーナーのライン取りを重視し臨みました。
1コーナーを20番手付近、2コーナーを13番手、1周目を12番手で通過しました。
その後10番手争いの混戦の中でポジションアップを狙いますが、2連ジャンプに向かうラインの判断ミスで、ジャンプ着地で前転し、体とマシンに大きなダメージを追い、今大会をリタイヤする判断をしました。
【今大会の反省と次戦への課題】
今大会まで3ヶ月のインターバルの間、ほとんど名阪に泊まり込みで乗り込み、トレーニングの強度を上げたりするなど、今大会までに向け、全力で準備をしてきました。その効果もあり、スピードや技術、精神面など多くの面において成長を実感し、高調子で今大会に挑む事が出来ました。
レース内容においても、今までよりも一つ上の集団で、遅れをとること無くバトルをすることができるなど、とても良い内容で走る事が出来ました。
ですが、一つの判断ミスから転倒し、リタイヤするという結果になってしまい、とても悔しかったです。
しかし今大会で得る事ができたものは多くあったので、次戦はインターバルと今回で得たものを結果として表せるよう、しっかりと準備していきます。
エンジンオイル PRO BIKE 10W-40 インプレッション
名阪スポーツランドは、山の斜面を切り開いたサンドコースです。
轍やギャップが出来てコーナーでも砂で深くなり、エンジンにとても負荷のかかるコースです。
【スピードマスター PRO BIKE 10W-40】を入れた私のマシンは暑さやタフな路面状況も、ものともせず走ってくれて、レースに集中することが出来ました。