D .I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ 第7戦 第59回 MFJ-GP モトクロス大会
日本のモトクロスレース最高峰、日本のモトクロストップライダーが参戦する「全日本モトクロス選手権第7戦」が10月23日(土)24日(日)宮城県「スポーツランドSUGO」にて開催されました。
「全日本モトクロス選手権」のトップカテゴリー「IAクラス」に昨年度より昇格した「佐野選手」がスピードマスターの油脂類をご使用いただき参戦しました。
ライダー紹介
ライダー:佐野雄太選手(19歳)
チーム:ジュニアライダース
マシーン:KAWASAKI(カワサキ)KX250 (2021式)
エンジンオイル:スピードマスター「PRO BIKE 10W-40」
レース開催日:10月23日(土)24日(日)
レース名:D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2021 第7戦 第59回 MFJ-GP モトクロス大会
会場:スポーツランドSUGO(宮城)
天候:晴れ
コースコンディション:ドライ
参加台数:36台
観客数:4100人
佐野選手参戦報告
レースレポート/予選
インターバル期間中にスポーツランドSUGOを定期的に乗り込んできたので、落ち着いてレースの日を迎えることができました。
本来であれば、このSUGOが最終でしたが、コロナ禍の影響で11月にあと1戦(中国大会)を残します。予選は2クラスで、各クラス上位15台が決勝進出です。
予選時間は20分間です。
予選のスタートグリットの選択順は現時点でランキング順で、私は15番目でした。
SUGOはイン側のグリットから埋まっていくので、私はややアウト寄りのスタート位置です。スタートバーが倒れたクラッチミートも決まり飛び出しましたが、耕した路面に食われた瞬間シフトアップが遅れ、1コーナーターン時は真ん中の位置でした。続く2コーナー空いたインラインに入り12番手でターン、その後4コーナーで10番手、5コーナーで7番手で周回が始まります。
しかし3週目、私の空いたインに入られ8番手に下がりそのままフィニッシュです。
レースレポート/決勝
【ヒート1】レース時間は30分、決勝グリッドは予選順位順で、真ん中からのスタートです。
スタート前、私のグリッド整地が甘く、ホイルスピンをしてしまい、1コーナー新入時は27位でした。しかしSUGOは乗り込んだコース。
その後、落ち着いて丁寧に前車のラインを攻略し、1周目21位、5周目20位、8周目で18位に上がり15位でフィニッシュしました。約20分を経過する辺りで私のペースが一気に落ち、1秒差で前車がいたのに追上がかないませんでした。
レース序盤の混戦での処理が、垂れた原因かと思います。
しかしエンジンも回り、体も良く動くので次に繋げます。
【ヒート2】スタートが決まり、ややアウト側から1コーナーに進入した際、イン側のライダーの転倒に巻き込まれて私も転倒、リスタート時は最後尾30位でした。
この大観衆の中このままで終われる訳なく、開き直って追い上げスタートです。
前回大会では、体が強張って上手く追上げできませんでしたが、1周目、4周目で18位に上がりました。2日目の終盤でコース路面もかなり荒れてきたので、アウト・インを見極めながらスピードを乗せ、6秒差の前車に追上げを仕掛けます。
しかし8周目後続車にインに入られポジションダウン、そのまま追い上げを仕掛けましたが、タイムアップで19位でフィニッシュです。コース路面もかなり荒れてきたので、アウト・インを見極めながらスピードを乗せ、6秒差の前車にを追上を仕掛けます。しかし8週目後続車にインに入られポジションダウン、そのまま追上を仕掛けましたが、タイムアップで19位でフィニッシュです。
【次戦への課題】国際A級は、巧い・速いは当たり前の世界です。
いかに自分にミスなく、隙なく、そして相手の隙を一瞬で仕留められるかを体感しました。
1秒差の中に数十台が入り混戦が続くレース展開で、冷静に前車をいなして、ペースを掴むレース展開が求められました。残すは1戦。次戦は11月28日の広島です。
広島はハードパックな路面でリスキーな個所もありますが、ベストリザルトを残せたこのSUGO大会を糧に、練習・トレーニングに励み、もう一回り成長して望みます。
スピードマスター PRO BIKE 10W-40
今回のレースで佐野選手が使用したエンジンオイル、スピードマスターのPRO BIKE 10W-40のインプレッションをご紹介します。
粘土質の路面を全面耕し、轍も深く、歩くと足を取られる箇所もあるコースです。
スタート直後から高回転でエンジンを回し続け、高負荷がかかるレースシーンでしたが、PRO BIKE10W-40は垂れずに、常に安定したエンジンパワーを引き出してくれました。