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2019 筑波ミーティング エンデュランス 小松原選手参戦報告

JCAA TSUKUBA MEETING ENDURANCE 2019

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10月20日(水)茨城県の「筑波サーキット」 コース2000にてJAPAN CLASSIC CAR ASSOCIATION主催の「JCAA 筑波ミーティング エンデュランス 2019」が開催されました。

JCAA 筑波ミーティング エンデュランス 2019」とは、年式(〜1970年、〜1975年)毎に生産されたノーマル車両、チューニング車両、フルチューニングされた車両等にクラス分けされ行われるレースです。

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1970年までの生産されたフルチューニング車両により行われた”F-2クラス”にスピードマスターのエンジンオイル、デフオイルをご使用いただき参戦された小松原選手の参戦報告です。

先の7月のレースにおいて半壊したエンジンは今レースに向けて腰下を新造しました。

スポンサー様各位のご尽力により資金的な面はクリアすることが出来ましたが時間的な問題を克服するにはかなり困難がありました。

10月に入って如何にか走れる状態になりラッピングを兼ねてレース2週間前に試走に行きました。ラッピングなのでこの時点でのエンジンの評価は未知数でありましたが極めて大きなトラブルは無く本番に向けてスピードを得るための調整に入ります。レース前日のプラクティスは天候の影響もありまた多種多様が混走の通常スポーツ走行枠なので今持っているパフォーマンスの高精度な評価は困難です。それでもコース状況とエンジンの状態タイヤのライフ等を勘案したデータの取得が出来明日のレースへ向けての方向性を打ち出すことが出来ました。

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レース当日は予報通り雨天の心配は微塵もなく完全にドライモードで段取りを進めることに専念できました。やがて予選ですがTCのようなドラフティングの恩恵が少ないようなショートでは私は可能な限り先頭でコースインし前走が無くクリアな状態でアタックすることに努めております。やはり集中力に欠けてしまうのと前走の不慮のインシデントを避ける意味合いが大きいです。今回もコース上の他車がタイヤウォームしている間に早々に全車を抜き去りクリアな状態で自分のペースでタイヤをアップしてアタックに臨むことが出来ました。

結果としてP.Pを得ることが出来ました。ただし燃調と駆動系に施した試行策が裏目に出て想定していたスピードには到底届かなかった感じです。このうち燃調に関しては決勝までに是正できる可能性がありますので善処する見込みです。駆動系に関しては今となっては容易に変更することが不可能であるために走法を変更させて対応するということで落とし処が見つかりました。

この日の最後のレースが我々のFスプリントレースなのですが予想通りコース状況は酷く直前のTSカップで車両より漏えいしたギヤオイルが主要コーナーの至る所に撒かれていました。これらをフォーメーションラップで確認し走行中の有用な情報として蓄積しておきます。

フォーメーションスタート時に同じクラスの510ブルーバードがエンジンストールによりグリッドを後退させたので本番のスタートはだいぶ楽になりました。私はスタートは何時ものように問題なかったのですが今回はレッドが消灯するのが多少遅く数台がタイミングが合わなかったようで反則スタートの判定になったようです。1コーナー手前で後続を見るとかなり差が開いたので他車の起動と交錯することなく完全にクリアな状態でオープニングラップをやり過ごすことが出来ました。その後も5周ほどは比較的速いペースで周回し中盤からは各所から発信される振動や音、臭気などに細心の注意を払いながら計器類と照合しトラブルを起こしたら即リタイヤする項目を労わりながらチェッカーまでマシンを運ぶことが出来ました。決勝中の評価としてはやはり単に申せば私の想定する処までには全域で速度が足らず課題が多く残った決勝レースとなりました。

ただ一応は順位を決めるレースという競技には勝利することが出来ましたのでその点に関しては非常に達成感があり満足できる結果となりました。

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今回も見事優勝!おめでとうございます!お疲れ様でした!

今後もさらなるご活躍応援しております!

スピードマスターエンジンオイル、デフオイル インプレッション

今回のレースで小松原選手がご使用いただいたエンジンオイル、デフオイルは

エンジンオイル  F1プロ レーシング スペシャル 10W60

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ミッションオイル  プロスーパーギア80W140

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インプレッション

エンジンオイルに関しては激しい高油温時においても安定して油圧を保持でき私のマシンでは全く心配には及ばないレベルであります。幾度となくエンジン内部を検証しておりますが潤滑による不具合はオイルから起因するものは過去に一度も確認されておりません。

また我々はコース上でタイムを抉り取るために場合によっては非常に乱雑なシフト操作をせざるを得ない場合がありますがこのような状況下においてでも現在使用のトランスミッションオイルはシフトフィーリングが良く非常に信頼がおけます。

ディファレンシャルオイルですが私はLSDへの効果影響より極めて低いレシオを持つファイナルギヤへの配慮を主眼としています。デフオイルクーラーを適用し油温を下げるという対応策がありますがオルタレスなので電力降下、重量増、余分なフィッティングから派生するトラブルへの懸念等を勘案すると装着せずにオイル本来の性能に依存できることが理想です。

スピードマスターユーザー

今回のレースでは小松原選手をはじめ多くの選手、チームにスピードマスターのPROシリーズエンジンオイル、ギヤオイルをご使用いただき参戦されました。

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