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2020 JAF 全日本ジムカーナ選手権 第7戦 工藤選手参戦報告

2020年JAF全日本ジムカーナ選手権 第7戦
とびうめジムカーナフェスティバルin九州

全日本ジムカーナ選手権、前回は8/22~8/23に北海道で開催され、今シーズン2戦目は、本州を渡りいっきに九州に舞台が移り、9/12(土)~9/13(日)福岡県「スピードパーク 恋の浦」にて開催されました。

昨年度「全日本ジムカーナ ランキング 」5位。昨年末のジムカーナのトップランキング選手のみでの戦いの「2019 JAFカップ オールジャパン ジムカーナ」で見事優勝を果たした工藤選手の参戦報告をレポートします。

スタート前

開催日:9月12日(土)〜13日(日)
開催場所:福岡県宗像市「スピードパーク恋の浦」

天候:くもり時々小雨
コンディション:ドライ

ドライバー:工藤典史選手
チーム:YHwmxITO SPM(スピードマスター)シビック
車両:シビックType-R   車両形式:ABA-FD2
クラス:ジムカーナPN-2クラス
エンジンオイル:スピードマスター PRO RACING 5W-30

走行1

前回の北海道から今回は九州と、全国大移動参戦となる全日本ジムカーナシリーズ。
開催の遅れた今シーズン2戦目は台風一過の影響で天候不順な3日間の戦いとなった。
912~13日、福岡県福津市にあるスピードパーク恋の浦は玄界灘に面したコース設定で路面も荒波の如く高低差のある高速コーナーやクランク型セクションがあり、最終のターン区間は狭いコース面積の中でテクニカルパイロン設定となり、ダイナミック且つ繊細なドライビングが必要。
自分の宮城県からは移動距離1600kmとなる為、片道800kmは自走移動し、大阪からフェリーでの移動手段とした。昨今のご時世で万全のソーシャルディスタンス体制の移動でもある。
このコースは2年振りにて金曜練習から挑み、天候はくもりだが湿度が高く、東北人にはかなり
堪える天候。タイヤのADVAN A08Bのコンパウンド追加版「SPEG G」とのマッチングには手応えを感じる反面、独特のマシン旋回性の悪さをセッティングで攻略した。

土曜公開練習は朝から降雨でウェット路面。第一ヒートはフィーリング悪く、タイムが伸びない。

第二ヒートはドライになったが、マシンの重さは否めず、トップタイムとは大差の6位となる。
 戦況は良くないが諦める訳には行かない。最善のメンテナンスとしエンジンオイル交換は必要不可欠で、前戦から大会参戦+移動で200km今回の移動で800kmと、走行サイクルとしては1000kmのオイル交換と、ライフは短い様に感じられるが、高速移動車速100km/h3,000rpm以上キープで200kmを約2時間×4回と、街乗り走行に比べればエンジンに掛かる負担はかなり大きい。その移動も含め良好なエンジンコンディションを保つエンジンオイはPRO RACING 5W-30であり、決勝前に新油に交換する事でエンジンパワーを最大限に発揮する事が出来る。
走行2

 決勝当日、天気予報に反してくもり時々小雨のドライコンディション。公開練習に比べ後半セクションのパイロンターンがさらに間隔が狭く、テクニカル設定に変化。

第一ヒートはスタート直後のS字シケインでテールが振られてしまい、イン側パイロンに接触してペナルティ・・・そこでドライバー集中力が低下してしまい、その後に痛恨のミスコースで完全自爆。
レースに例えるなら予選最下位よりも酷い展開だが、自暴自棄になる心を抑え込む。

第二ヒートはスタート直前に小雨があったものの、自分としては勝負の1本。前半セクションは
ミス無く攻め切り、後半テクニカルのパイロンターンも3日間で最高に近い走りが出来たのだが、ライバル勢の軽量FF/FR勢には劣る6位・・・しかし、何とか入賞する事は出来た。

優勝は昨年チャンピオンの山野、2位には前回勝者の小俣、4位の若手大橋はアバルト124スパイダー、3位の仲川、5位の中根はスイフトターボで、その次にシビックRという車両戦況。
2戦連続で表彰台を逃し、今後の課題は大きいが、ライバル勢が入賞タイムを出しながら僅かな
パイロンタッチで入賞圏外の状況を見ると、今回自分の展開は少しは運が味方したという感。
次戦は10月の名阪スポーツランド・・・マシンはもとより、メンタル面もしっかり鍛えて参戦したい。
走行3表彰式
表彰台は逃したものの、入賞お疲れ様でした。
次戦、さらなるご活躍応援しております。

 

スピードマスター エンジンオイル

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今回の「JAF 全日本ジムカーナ選手権」にて工藤選手の車輌はナンバー付車輌です。ジムカーナの競技車輌は、JAFの厳しい騒音、排ガス規制をクリアし、ドライブやワインディングを楽しむ一般ユーザーの車輌と大きく変わりません。

その車輌で使用したスピードマスター PRO RACING 5W30 は車輌エンジン本来のパワー以上の力を発揮させ、特に高温時の耐久性に特化したエンジンオイルです。

ベースオイルは、特殊高粘度エステル+高粘度PAOによる構成で他社とは圧倒的に違う最高級素材を使用しております。さらに、Caサリシレート系清浄剤(特に高温時に作用)を配合し、高温時の油圧低下と酸化を防止する為、連続した超高温下においても、長時間初期性能を維持し熱ダレを防止します。
ジムカーナやドリフト競技、スプリントレース、サーキット走行等のレーシングユースを重視した設計ですが、ストリート使用でも一般的な交換サイクルでOKです。
何故ならば、多種類あるエステルの中で、こだわり抜き、様々な材料をテストを繰り返した中から、時代に合わせ常に最良の材を選択することで過酷な使用条件下での長時間使用に耐えうる性能を実現しました。

この機会にぜひ、一度お試しいただければと思います。

 

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