D.I.D ALL JAPAN MOTOCORSS CHAMPIONSHIP 2021
D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ第6戦 HSR九州大会
日本のモトクロスレース最高峰、日本のモトクロストップライダーが参戦する「D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ」第6戦HSR九州大会が、10月9日(土)~10日(日)に熊本県のHSR九州で開催された。
9月に予定されていた第5戦近畿大会が新型コロナウイルスの影響で中止となり、サマーインターバルが予定よりもさらに伸びたことで、約4ヵ月ぶりに開催されることになりました。第2戦中国大会が11月下旬に延期されたことで、今回がシーズン4戦目で後半戦最初の戦いとなりました。
この「全日本モトクロス選手権シリーズ」の「IA-2クラス」に「佐野選手」がスピードマスターの油脂類をご使用いただき参戦しました。
佐野雄太選手
ライダー:佐野雄太選手(19歳)
チーム:ジュニアライダース
マシーン:KAWASAKI(カワサキ)KX250 (2021式)
エンジンオイル:スピードマスター「PRO BIKE 10W-40」
レース開催日:10月9日(土)12日(日)
レース名:全日本モトクロス選手権 第6戦 熊本大会/HSR九州
天候:晴れ/ドライ
参加台数:44台
【参戦リポート】
●予選
6月からの長いインターバルを経て、後半戦のスタートです。コロナ禍の影響で実質4戦目です。HSR九州は日本一のコース幅と長いストレートのハイスピードコースです。雨が全く降っておらず、耕されたコースは全面サンド状態で、アクセル全開のレースでした。
私はこのインターバルで、開幕戦で負傷した左膝のリハビリとトレーニングに努め、今大会までにしっかりと体調を整えレースに挑みました。予選は2クラスにて、各クラス上位15台が決勝進出で、予選時間は10分間です。スタートグリットの選択順は現時点のランキング順で私は27番目です。1コーナーまでの長いストレートとコース幅を考えるとイン側が有利ですが、イン側は先のライダーで埋まった為、私はスタートから1コーナーターンまでスピードを殺さず回れるアウト側のグリットを選択しました。
スタートバーが倒れ反応良く、クラッチミートも決まりましたが、フカフカの路面でタイヤが喰われ、1コーナー侵入時は20番手でしたが、その後8コーナーまでは、私の得意なジャンプと大きなコーナーのハイスピードコースです。ラインを大きく取りスピードを乗せて1周目15位でターンしました。その後混戦の中、ラインの選択ミス18位まで落ちましたが、慌てずに1台1台前のライダーの攻略し1予選は14位で通過しました。
●決勝
今大会は決勝は15分3ヒート制で行われました。時季外れの暑さとの体力も要求されます。
ヒート1:決勝グリットは予選の順位順でアウト側でのスタートです。スタートバーの反応も良く、クラッチミートも決まり1コーナー進入しましたが、イン側のライダーに押出される形で失速し24番手でターンしました。1周目、混戦の中で15番手まで順位を上げました。15分ヒートという事で終始6〜7台の接戦のレースで1台でも上へ順位を上げようとラインを変える等攻めのライディングをしましたが、リズムに乗った自分のライディングが出来ず、思うように順位を上げることが出来ず、21番手でゴールしました。
ヒート2:スタートの反応は良かったですが、スタートゲートを越えた後の鞍にハンドルを取られてしまい、上手く加速することが出来ず25番手で1コーナーをターンしました。ヒート1同様、接戦でのレースでした。ヒート1でリズムに乗った自分のライディングが出来なかったという反省を踏まえ、ヒート2では、より自分のライディングに集中して挑みました。レース前半は前のライダーを抜かすの時間がかかってしまい24〜25番手を走行しましたが、後半リズムを取り戻し、20番手まで順位を上げゴールしました。
ヒート3:スタートバーの反応が悪く、1コーナー進入で飲まれてしまい26番手で1コーナーをターンしました。1周目の混戦で1台でも多く前に出てポジションアップを目指しましたが、焦るあまりライン取りが甘く、順位をあげることが出来ず、26番手で1周目を終えました。接戦でのレースで1周ごとに順位を上げ、22番手でゴールしました。
●次戦への課題
スタート後の加速、1周目や混戦の処理甘かった点、前後のライダーを気にするあまりに、リズムに乗った自分の走りが出来なかった点です。
次戦は2週間後に行われます。あまり時間はありませんが、スタート練習、模擬レースなどの練習に重点を置き、より一層濃い練習、トレーニングに取り組んでいきます。
エンジンオイル インプレッション
当日は気温35℃近くまで上がり、2週間以上雨が降らずスーパードライな路面で、コースは連日耕しておりサンド状態でした。コーナーで回転を落とすと路面にタイヤが喰われる程、高負荷がかかり、常にハイスピードを求められる路面状況で、レース中ほぼ全開の高回転で走りましたが、PRO BIKE 10W-40 は最終周まで全く垂れず、常に安定したエンジンフィーリングで、安心してレースに集中できました。