2025 FDJ3 Rd.6 つくるまサーキット那須
11月23日（日）栃木県にある「つくるまサーキット那須」にて「FDJ3（フォーミュラ・ドリフト・ジャパン3）Rd.3」が開催されました。
「FDJ3」は、「FDJ2」の下部リーグとしての位置づけとなります。全6戦のシリーズ戦となり、シリーズランキングの上位10名には来シーズン（2026年）のFDJ2ライセンスの取得権利が与えられます。
審査方法はFORMULA DRIFT JAPANやFDJ2と同様、各クリッピングゾーンにパイロンを設置し予選はスタイル、ライン、アングルを3名のジャッジで確認。決勝は予選上位16名のトーナメントで、追走方式のチェイスバトルでの対戦となります。
この大会にスピードマスターのエンジンオイル、ミッションオイルをご使用頂き参戦された14歳の前田選手の参戦報告です。
ドライバー：前田 慶選手 14歳
チーム名：Racing Servise WATANABE Jr☆ZEGRACE
マシーン：USED PARTS TADOKORO VE86
エンジンオイル：スピードマスター レコード 15W-50
11月22日（土）練習日
今年2回目のつくるまサーキット。
前回とはまるで違うハイスピードコース設定にやや危機感を抱きながら練習開始。
コースレイアウト的にハイパワー車が有利になると思いつつ、自分ができることを最大限に引き出す走りを目指しました。
切れのある振出、深いアングルとスピード。
この日は田所監督もOKを出す走りを連発できたので、いろんなパターンを想定しながらの練習となりました。
しかし上位陣（茂木選手・中村選手・上原選手）とのマシンの差が顕著になっている現実に直面して、少し不安になった練習日でした。
11月23日（日）予選
1本目
練習でイメージした走り方をそのまま出す事を目指しつつ、まずは得点を狙いに行き、少しライン重視で抑えめに走行したところ、審査員の目は厳しく、75ポイントとなってしまいました。2本目
2本目の走行開始時点で75ポイントは17位。得点を出さないと追走に残れない状況で、自分のやれるベストを繰り出し、82ポイントで5位。
なんとか追走に残る事は出来ましたが、上位陣とのマシンスペック差に打ちひしがれる結果となりました。
追走で優勝するには綱渡りのマシンコントロールが必須。
シリーズチャンピオンを獲得する為には茂木・中村両選手との直接対決で勝つ必要がありました。
追走決勝
トップ16 VS#407谷川選手
先行では自分の走りを貫き、良い走りをする事が出来ました。谷川選手のミスもあり、アドバンテージを得る事が出来ました。
後追いでは、谷川選手の走りに合わせる事に集中し、良い距離感を保ったまま走ることができました。
谷川選手のコースアウト減点が大きく響き、トップ16を勝ち上がることができました。
グレート8 VS#270茂木選手
ランキングトップの茂木選手との直接対決。
この対戦で勝利し、優勝すれば逆転シリーズチャンピオンとなる大事な対決でした。
後追いは、スペックに差のある茂木選手にどう立ち向かうかを重視して走行。角度を若干浅めにしないと付いていけないスピードがある茂木選手に、3ゾーンから離され、追いつくために角度を浅くしたことでアドバンテージを与えてしまいました。
先行はとにかく自分の持てる技術をすべて出し切った先行でした。
AE86のすべてを引き出した会心の走りでしたが、1歩及ばず。
残念ながらグレート8敗退、総合6位となりました。
最終結果
予選5位、追走決勝6位、シリーズランキング4位
最終戦を終えることができました。田所監督からは初挑戦でランキング上位に残れた事は本当に良い結果、と褒めてもらいましたが、自分としてはうれしい反面、悔しさも残るシーズンでした。
来年、FDJ2に挑戦したい気持ちはありますが、まだどうなるかわかりません。
ですが、FDJ３挑戦にあたって協力してくれた田所選手、レーシングサービスワタナベをはじめとするスポンサーの方々、本当に有難う御座いました。
皆様の協力無しでは最後まで走りきる事は不可能だったと思います。
2025年、本当に有難う御座いました。
2026年はまだ参戦決定してはおりませんが、走れる事になったら、来年もどうぞ宜しくお願い致します。レーシングサービスワタナベJr☆ZEGRACE
ドライバー：前田慶
