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2020 JAF 全日本ジムカーナ選手権 第2戦 工藤選手 参戦報告

ALL JAPAN GYMKHANA in 名阪 まほろば決戦

先日、ご報告しました佐藤選手に続き同大会に参戦された工藤選手の参戦報告です。

10月17日(土)~18(日)に、関西から1時間前後とアクセスが良く、バイク(スーパーモト、モトクロス、ミニバイク)ドリフト、ジムカーナ等、多くの大会が開催される「名阪スポーツランド」にて「2020 JAF全日本ジムカーナ選手権 第2戦 ALL JAPAN GYMKHANA in 名阪 もほろば決戦」が開催されました。

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本大会は当初5月に開催予定していた大会の延期であることから、10月ですが第2戦というタイトルの開催です。

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開催日:令和2年10月17日(土)〜10月18日(日)
開催場所:奈良県山添村「 名阪スポーツランド Cコース」
天候:曇り時々晴れ
コンディション:ドライ

選手車輌紹介
ドライバー:工藤典史 選手

チーム名:YHwmxITOスピードマスターシビック
車両:シビックType-R   車両形式:ABA-FD2
エンジンオイル:スピードマスター PRO RACING 5W-30

参加クラス:PN2 Class

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 コロナ影響で当初5月開催の予定が延期となった大会の為、シーズン後半戦ながら「第2戦」という名称であるが、今年のシリーズ戦としては3戦目となる状況。

会場は奈良県山添村で日本一事故が多いと言われる国道「名阪国道」の沿線にあり、関西ドリフトの総本山とも言える名阪スポーツランドCコースだが、古くからジムカーナ競技開催としての歴史があり、例年の最多参加台数を記録する関西地区ジムカーナのメッカでもある。

レイアウトが特殊なコースの為、金曜練習から参加。天候は晴れていたが朝から気温が低く、タイヤADVAN A08Bのジムカーナ専用モデル「SPEG G」でも路面グリップの悪さを感じつつ、コース攻略も低温テールスライドを抑える方法でセットアップを行った。

土曜公開練習は朝から降雨で極寒のウェット路面。特にドリフトの走行ラインは路面にタイヤラバーが付着しており、極端にグリップが悪く、走行アクシデント多数。自分も第一ヒート走行は高速ブレーキングでフロントがすっ飛んで、あわやクラッシュ寸前。第二ヒートは外周ゼブラゾーンにリヤタイヤが乗った瞬間にテールスライド&ハーフスピンと、リズムに乗る以前の走りとなってしまった。

今回のエンジンオイル交換は悪天候を読んで金曜練習終了後に前倒し作業を実施。前戦から車両は名古屋に保管していた為、走行サイクルは大会参戦+移動で200kmと極端に短いもののレブリミッターを当てる激しい走りをしている事もあり、エンジンオイルの交換は必須。エンジンオイルは「スピードマスター PRO RACING5 W-30」、気温・油温が低い寒中くてもフリクションロスの少ないオイルが戦力となり、エンジンパワーや低速トルクなどを最大限に発揮する「武器」となる。

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決勝当日、早朝は濃霧で明け方は濡れていた路面も、走行時には日射が差すドライコンディション。公開練習に比べ前半セクションのパイロンターンはそのままに、後半にはハイスピード設定が追加となる。

第一ヒートはスタート直後から感触も良く、比較的安定した走りではあったが、ライバル勢の軽量FR/FF勢にはテクニカル区間で遅れを取りながら、何とか5位の入賞圏内には入る。

第二ヒートは若干気温が上がる、路面温度はさほど上がらない状況。落ち着いてスタートするも前半区間で痛恨の1→2速シフトミス!ギヤを上げる事が出来ずに1速で空走状態となり、大きくタイムダウン・・・今シーズン一番の自爆モードとなってしまった。優勝は昨年チャンピオンの山野選手、2位には前回同様に小俣選手、3位の土手選手から6位まではスイフトターボが占めて、自分のシビックRは9位。

コロナ影響で全戦シリーズポイントが有効の中で入賞すら出来なかった悔いは大きく、帰路の宮城まで800kmは修行僧の如く長時間の反省時間となる。シリーズ順位も4位から5位に後退し、最終戦で最悪はシリーズ6位内からも脱落する可能性もあり、戦況も一気に悪展開となった。

次戦は11月の富山イオックスアローザ・・・とにかく前と上を向き、挑戦あるのみ!!

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