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2022 全日本モトクロス選手権 第2戦 佐野雄太選手 壮太選手 参戦報告

D.I.D 全日本モトクロス選手権 第2戦 腕時計専門店ベルモンドCUP 関東大会/オフロードビレッジ

雄太3

5月14日(土)15日(日)埼玉県の川越「オフロードヴィレッジ」にて「D.I.D 全日本モトクロス選手権 第2戦」が行われました。

川越「オフロードヴィレッジ」の開催は、関東近郊での唯一の大会という事もあり、毎回1万人以上のオフロード、モータースポーツファンが集まります。

この大会にスピードマスターのエンジンオイル「PRO BIKE 10W-40」をご使用頂き、兄弟で参戦した佐野雄太選手と佐野壮太選手の参戦報告です。

#29 佐野雄太選手(20歳)

クラス:IA-2クラス(国際A級)
チーム:ジュニアライダース
マシーン:Kawasaki KX250 2022年式
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W-40

雄太1

【予 選】

今大会は初導入された金網のメタルグリッドでのスタートでのレースでした。
メタルグリッドはタイヤの食い付きが土とは全く違う為、エンジンの回転域に集中します。
また、地元の関東ということもあり、しっかりとコースを乗り込んで臨みました。

予選は2クラスで、各クラス上位15台が決勝進出です。
予選のスタートグリッドの選択順は現時点でのランキング順で、私は10番目でした。
グリッド位置は中央からのスタートでした。

スタート時のクラッチミートのタイミングも良く、3番手で1コーナーに進入しましたが路面に取られスリップしてしまい、9番手で1コーナーを通過しました。
その後、冷静に前のライダーの動きを読み、6週目で8番手に順位を上げます。
その後も安定したペースで周回を重ね、8番手のままフィニッシュしました。

雄太2

【決 勝】

【ヒート1】
今大会のレースフォーマットは30分+1周の2ヒート制です。
決勝グリッドは予選の順位順で、予選とほぼ同一の中央位置のグリッドを選択しました。

スタートの反応は良かったものの1コーナーで他車にのまれてしまい15番手で1コーナーを通過しました。
接戦の中3周目に14番手に上がり、前のライダーをプッシュしますが、マディの中、ラインの自由が少なく、中々抜きどころのラインを見つけられず順位を上げる事が出来ませんでした。
13周目に最終コーナーでミスをしフロントから転倒してしまい、15番手に順位を下げてしまいました。
転倒後、1度落ち着き冷静さを取り戻しましたが、ペースを上げることが出来ず15番手でフィニッシュしました。
抜きどころの少ないコースな為、レース序盤のペースアップやラインどりの改善を意識しヒート2に挑みます。

【ヒート2】
スタートグリッドは1コーナーに近い、ややイン側の位置を選択しました。スタート時の反応、1コーナーの処理も良く1コーナーを6番手で通過しました。
前戦からヒート1での反省を活かし、とにかくレース序盤から攻めた走りを意識しました。
1周目を6番手で通過しました。接戦でワンミスも許されない展開でした。
接戦の中、自分の思う様なライディングが出来ず5周目には10番手に順位を落としてしまいました。その後、仕切り直し再度攻めた走りで周回を重ねレース終盤の16周目に9番手に順位を上げました。しかし、最終ラップに3コーナーでラインどりをミスしてしまい11番手に順位を落としフィニッシュしました。

雄太4

【次戦への課題】

ヒート2では入賞圏内を走行、ヒート1でも上位を狙える位置にいましたが、両ヒート共に順位を上げることが出来ませんでした。

トップグループに比べ、一瞬のスピードや判断力があと一歩足りないと感じたレースでした。また接戦の中、前車のラインを見すぎてしまい、自分のペースで追い上げをできませんでした。

次戦に向け、ヒート練習やタイムアタック等のスプリントの練習を多く取り入れ、視野を広く持った意識を持ちスピードアップを図ります。

エンジンオイルについては、今大会は大会前日の雨の影響で路面コンディションの悪く、大会当日は高温多湿でのレースでしたが、最終ラップまでしっかりとエンジンが回りレースすることが出来ました。

#28 佐野壮太選手(16歳)

クラス:IB-OPENクラス(国際B級)
チーム:ジュニアライダース
マシーン:Kawasaki KX250 2022年式
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W-40

壮太2

【予選】

オフロードヴィレッジは川越市にあり、都心からもアクセスしやすく、ジャンプが多く設置してあり、迫力のあるコースです。金曜日から降り続いた雨で路面はマディ(ヌタヌタ)で、コースも大幅にショートカットになりました。

予選時間は10分間で2クラスにて各15台が決勝進出です。

今回グリッドは土ではなく、金網のメタルグリッドです。
晴れていれば抜群のグリップをしますが、雨ですのでスリップしない様注意が必要です。
グリッド位置はややアウト寄り、スタートの反応が良く1コーナーを4位でターンしました。

その後2コーナーの立ち上がりで3位に上がりましたが、5周目に7コーナーS字で4位に落ちフィニッシュです。

壮太1

【決勝】

【ヒート1】
スタート時の瞬間、ギアの操作ミスをし、最後尾で1コーナー進入でした。
このコースは比較的狭い為、最初の1周はどこでもチャンスがあるので、出遅れても焦らずに前車の隙を読み、3周目で9位にあがりました。
しかしその後マディ路面の為ラインの選択が思う様にできなく、前車をさばききれず、7位でフィニッシュとなりました。

壮太3

【ヒート2】
ヒート1のスタート時の反省点から、慎重にクラッチミートし1コーナーに5番手で進入した際、複数台との接触に巻込まれ転倒、最後尾かからのリスタート。
2周目で13位に上がった瞬間、最終コーナーで転倒で25位、気持ち入れ直して再追い上げを図りましたが、12周目に再び転倒をしてしまい20位にてフィニッシュとなりました。

壮太4

【次戦への課題】

今レースの反省点は、スタート時のミスや転倒等、咄嗟の状況に対して、冷静な対処ができなかった事です。
少しでも上に行きたい気持ちばかりつのって、気持ちが慌てていたのかと思います。
かなりコースを乗込み、マシン作りにも時間をかけてきただけに、悔しい気持ちです。

エンジンオイルについては、前日からの雨でコースはマディでした。重い泥でタイヤのスリップが多くなり、エンジンやクラッチへの負荷が気になりましたが、PRO BIKE10W-40はしっかりとエンジンを守ってくれ安心してレースに集中できました。

次戦は2か月後の7月SUGO大会です。
SUGOは昨年主戦場として戦ってきたコースです。本来のペースでパフォーマンスを充分に発揮できる様、この2か月成長いたします。

スピードマスターPRO BIKE

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今回の「全日本モトクロス選手権」でご使用いただいたエンジンオイルはスピードマスターの「PROーBIKE」です。
ベースオイルに耐熱性の優れた二重櫛型構造特殊高粘度エステルをベースオイルに使用することで耐熱性に優れ、長時間の高温状態でも劣化しづらく、添加剤に頼らずとも要求性能の大部分をカバーします。 ハイエンドユーザー層を満足させる品質にこだわり抜いた100%化学合成油です。

エンジンオイルの粘度低下の原因に添加剤「ポリマー」があげられます。ポリマーは熱に弱く、せん断に弱いというデメリットがあります。特に油温が上がる中ではポリマーは劣化しやすく、せん断が切れやすくなってしまいます。
しかしながら、スピードマスターの「PRO BIKE」シリーズは、JASO(日本自動車技術協会)のMA規格に適合し、は、完全ノンポリマー処方でせん断による粘度低下が少ないため、新油に近いフィーリングを長時間維持します。
エンジン本来のパフォーマンスを最高に発揮しながら、湿式クラッチの滑りを最大限抑制しトルク伝達を改善し、パワーアップを体感します。

「熱ダレ防止」暑い時期のツーリング、ワインディング、林道を楽しまれる方や渋滞の多い都市部のライダーをはじめ、サーキットユーザー、レーシングユースや常に油温の高いエンジンにオススメです。

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