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FOMULA DRIFT JAPAN 2 Rd.3 SUGO 塙選手参戦報告

FDJ2 (フォーミュラードリフト2) ラウンド3 SUGO

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7月29日(金)30日(土)宮城県の「スポーツランドSUGO」にてFDJ(フォーミュラードリフト)と併催にてFDJ2が開催されました。FDJ2は、FORMULA DRIFT JAPANの下部リーグとしての位置づけとなります。全6戦のシリーズ戦となり、シリーズランキングの上位10名には来シーズン(2022年)のFD JAPANライセンスの取得権利が与えられる大会です。

この大会で見事に単走1位、追走3位という素晴らしい成績を収めた塙選手の参戦報告です。

●レース情報
・イベント名:Fomula Drift Japan Pro2 (FDJ2)
・日程    :2022.7/29(金)~7/30(土)
・会場    :スポーツランドSUGO

#870 塙 彰拡(HANAWA AKIHIRO)選手
チーム: Y’sFACTORY eternal with SPEEDMASTER
マシーン: S14 SILVIA

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●FDJ2 SUGO ラウンド
これまでのRd.1 SUZUKA,Rd.2 EBISU と異なり、今回のラウンドは「FomulaDrift Pro1」カテゴリとの併催で、多くの観客動員およびYouTube配信の観覧数があり、FomulaDriftのファンに自分自身の存在をアピールする絶好のチャンスとなる重要なラウンドであった。
予選通過はもちろんのこと、徐々にFDJの審査に合わせた車両のセットアップやドライビングが出来てきたため、本ラウンドでの優勝を走りの組み立てを行い、準備を進めレース当日に挑んだ。

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【単走】
戦略としてはすべてのゾーンを深く長く取ることでラインジャッジの減点を抑制。
振出位置や進入スタイルの調整で旋回角度を調整し、アクセルを踏んだまま全てのセクションを通過できるように走りを組み立てた。

●1本目 : 75点

ほぼプラン通りの走りだが、想定よりもスコアが伸び悩んだ一本であった。
スコアの伸びているチームの走りと比べたところ、今回のラウンドではスタイルジャッジの付き方がこれまでとは異なり、分かり易く大きいパッション重視な走りが善しとされていることが解り、二本目に向けたイメージの修正を行った。

●2本目 : 88点

1本目からの修正内容はイニシエーションのメリハリを更につけ、アクセルオンをとにかく早く出来る姿勢づくり。そしてラインは大きくアクセルは離さないことであった。
本番ではすべてミスなくプラン通りに走らせることが出来、今大会での最高スコアを記録し単走優勝を飾ることが出来た。

【追走】
単走優勝はしたものの、単走に特化したファイナルギアであった為、ギア比を変更し本番に挑んだ。
●BEST16
#220 石塚選手との対戦。
追走トーナメントより変更したファイナルギアの感覚を掴む一本であり感覚のズレから若干先行での走りに不安定さが出たが、後追いはそつなくこなし大きなミスはせずに勝利。

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●BEST 8
#840 山下選手との対戦。
BEST 16での山下選手の走りをみてかなり速さと上手さを持ったドライバーであることが解った為、後追いポイントでの取り合いはもちろんであるが先行でのポイントでも負けないようにしなければならず、集中して挑み先行、後追い共に大きなミスはなく勝ち進むことが出来た。

しかしこの対戦で予め懸念されていた単走に特化した足のセットが原因でゾーン1からのダッシュ力がライバルに負けていることが明確に解った。

●BEST 4
#283 長澤選手との対戦先ほどの山下選手との対戦でトラクション不足が明確になった為、走りの
ニュアンスが変わらない程度にエア圧を下げスタートラインに並んだ。
この戦いも先行でのポイントが重要になるため、スコアが取れる走りを意識し、先ずは先行をノーミスで走行。先行走行時に長澤選手に追いつけるだけのトラクションは現状持ち得ていないことが解った為、後追いでは振出から相手に対するポジションの取り方を誤らず加速できる体制を確保できるようにプランを立ててスタートに並んだ。
スタート⇒イニシエーション⇒ゾーン1の入りまではイメージ通りで、想定通りここから徐々に離されてしまった。焦らず自分のラインを走れたものの先行車の白煙で完全に前方が見えなくなりゾーン2⇒3の振り返しポイントでタイヤ3本のコースアウトのミスを犯してしまい、この減点が響きBES4にて敗退した。

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【総括】
✓単走:1位
✓追走:3位
今回のラウンドでは単走優勝、総合3位の戦績を収め、シリーズランキングも一気に6位までジャンプアップすることが出来た。
単走ではFDJ審査に対する理解度が増したこともあり、狙って点数を取りに行くことが出来たため、一つ自分自身の自信に繋げることが出来た。
一方で追走においては走りやすさや単走の精度を重視したセットによりトラクション性能がライバルたちに劣っていることがこのラウンドで明確に解った。

シリーズ6戦のうち前半3戦をここまでで消化してきた中で、各ラウンドごとに車やドライビングのウィークポイントが洗い出されており、これらを確実にフィードバックさせることで、残る3戦を有意義なものとし、シリーズチャンピオンを最後には獲得できるよう、気を抜かずに勝ちに徹した車やドライビングを構築して行きたい。

以上です、引き続きご支援ご声援をよろしくお願いいたします。

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