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2023年「全日本ラリー選手権 第3戦 曽根選手参戦リポート

2023年 全日本ラリー選手権「ツール・ド・九州 2023 in 唐津」

2023年シーズン全日本ラリー選手権第3戦「ツール・ド・九州2023 in 唐津」が、4月14日(金)~16日(日)にかけて佐賀県・唐津市を拠点に開催されました。

ターマック初戦の新城ラリーから約1カ月のインターバルを経て、全日本ラリー選手権の舞台は唯一の九州ラウンドとなる唐津市と伊万里市に広がる山間部のターマックステージを走行し、ステージには攻撃性の高い荒れたアスファルト路面が多いコースとなっています。

この大会で、激戦区の1つであり、トヨタ86、スバルBRZがメインの「JN3クラス」に2020年シリーズチャンピオンの曽根崇仁選手/竹原静香選手の参戦報告お届けします。

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ドライバー:曽根崇仁選手/コ・ドライバー:竹原静香選手
チーム: P.MU☆DL☆INGING GR86
マシーン:TOYOTA GR86
エンジンオイル:スピードマスター PRO RACING

 ・ 開催日4月14日~4月16日
・ 開催地佐賀県唐津市
・ 天候Leg1:雨、Leg2:晴れ
・ 参加クラスJN3
・ 路面ターマック
・ コース状況 Leg1:ウエット
Leg2:ウエット⇒ドライ
・ ラリートータル距離327.62km
・ SSトータル距離81.58km
・ SS本数12本

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曽根選手参戦リポート

今シーズン2戦目・全日本ラリー選手権第3戦(佐賀県唐津市)に参戦してきました。

土曜日のLeg1は朝から雨となり前後レインタイヤでスタートします。
セクション1では3本のSSでオーバーステアが酷く、いきなりタイムを大幅に落としてしまいクラス5位でセクション1を終えサービスへ戻ります。
サービスではリヤトーとサスペンションセッティングを変更。

午後から雨は止む予報でしたが、止む気配が無くそのままレインタイヤで2ループ目のセクション2へ向かいます。
セクション2ではセット変更がマッチしオーバーステアは解消され、
クラス2番手、3番手タイムを刻みクラス4位でLeg1を終えます。

日曜日のLeg2では朝11時までが晴れ、その後は雨という天気予報にタイヤ選択に悩み、フロントにユーズドレイン、リヤにNewドライを履きセクション3をスタートしますが、このタイヤ選択がコースにマッチせず、SS8ではアンダーステアで大幅にタイムを落とし、Leg1で10.2秒差だったクラス3位との差が46.2秒と大きく広がってしまいます。

最終サービスでは雨予報が13時からとなっていた為、前後レインタイヤをセットしますが、サービス終了直前に雨予報が1時間後ろにずれた為、慌てて4本ドライタイヤに変更し最終セクションをスタートします。

このドライタイヤ変更の選択が功を奏しSS10でクラス2番手タイム、SS11ではクラストップタイムを記録します。

最終のSS12でもクラス2番手タイムで走り、全日本ラリー選手権第3戦・唐津をJN3クラス4位でフィニッシュしました。
クラス3位へのポジションアップは叶いませんでしたが、最終セクション前に46.2秒差だったクラス3位とのタイム差を10秒差まで詰めることが出来ました。

今回、Leg1・セクション1でのセッティングミスとLeg2・セクション3でのタイヤ選択ミスで大幅にタイムロスをし、大きく成績に響いてしまいましたが、最終セクションでは良いタイムを記録し、GR86でトップ争いが出来ることが確信できました。

次戦では最初からトップ争いに加わりクラス優勝を目指します。

第4戦は5月5日~7日、愛媛県久万高原町での開催となります。
引き続き宜しくお願い申し上げます。

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