フォーミュラードリフト2(FDJ2) Rd.2 エビスサーキット
●レース情報
・イベント名:Fomula Drift Japan Pro2 (FDJ2)
・日程 :2022.6/25(土)~6/26(日)
・会場 :エビスサーキット 西コース
#870 塙 彰拡(AKIHIRO HANAWA)選手
チーム: Y’sFACTORY eternal with SPEEDMASTER
マシーン: S14 SILVIA
エンジンオイル:スピードマスター F1 PRO RACING SPECIAL【10W-60】
●レース参戦にあたり
開幕戦の鈴鹿ツインサーキットラウンドでは自身初のFomulaDriftへの参戦であった。
そのため単走や追走の審査基準、または評価のコツを掴み切れていなかったが、開幕戦の経験を活かし、走らせ方や車のセットをFomulaDriftの審査に合わせ今回のラウンドに挑んだ。
今回、車両の大きな改善点としてエンジンの排気量UPが挙げられる。
開幕戦までは純正排気量2Lのエンジンを用いていたが、Rd2エビスサーキットより2.2Lにボアアップされたエンジンを投入し、足回りのセットも見直すことで更なる上位進出をめざした。
【単走】
FDJ2の前日練習に参加できなかったため、当日の午前中にある公式練習のなかで走りをまとめる必要があった。
戦略としてはすべてのゾーンを深く長く取ることでラインジャッジの減点を抑制。
振出位置やスタイルの調整で旋回角度を調整することとした。●1本目:72点
練習での組み立て通りに走ることを意識し全体的にまとまりのある走りを目標として出走。
若干進入スタイルに切れがないものの戦略通りゾーンを深く・長く走ることが出来たが最後のゾーンでリアのトラクションが抜けてしまい若干ゾーンを早めに抜ける走りとなってしまった。●2本目 : 71点
1本目のミスの原因の一つにリアタイヤが想定よりもグリップしなかったことがあるため、エア圧を若干下げることで対処。
1本目のスコアでほぼ決勝トーナメント進出が確定していた為、攻めた走りをすることとした。
進入は1本目よりもかなりメリハリを出せたものの角度が付きすぎたことによりブレーキが思いのほか強くかかり、ゾーン2を深く取れずライン減点対象となりスコアを伸ばすことが出来なかったが、イメージとしては翌日の追走トーナメントに向けて良いものを得ることが出来た。
【追走】
●BEST16
対戦相手は平岡選手。
新型の86に3.5Lの2JZエンジンを換装したモンスターマシンであり、いままで此処までパワー差のある相手と対戦したことが無かった為、どこまで通用するかを測る重要な一戦となった。
事前のデータから平岡選手の進入速度は今大会最速であった為、今までの加速の仕方では離されてしまう懸念があった。
そこで進入ではクラッチ蹴りの為に4速進入としていたが3速でレブまで引っ張ることでシフトアップのロスなく先行者についていく作戦とした。✓先行
自分の先行から対戦はスタートであり、前日の単走本番のイメージから振出位置やゾーンへの距離感を修正した為、単走本番以上に良い走りが出来たが、平岡選手を離すことは出来ず大きなアドバンテージに繋げることはできなかった。✓後追い
作戦通りスタートから離されず3速トップエンドまで引っ張ることで若干離されるも相手についていくことが出来、ここまでの作戦は成功した。
振出後に平岡選手のサイドへ上手く飛び込むことはできたが角度が合わずラインも調整が必要になったところで回転数がパワーバンドから外れ一気にイン側へ刈り込んでしまった。
以後は上手く後追いを行えたのだがインに刈り込んだことが大きな減点となりBEST16で敗退となった。
【総括】
ホームであるエビスサーキットでの開催であったが通常では走れないレイアウトでの勝負でありアウェイのような新鮮な気持ちで走ることが出来た。
前回よりも大会に対する理解度を高めて走ることが出来たが、追走では戦略が上手くはまらず敗退することとなってしまった。
多くのデータを取りながら短い練習時間の中で走りこむことが出来たため、今回の参戦で得られたデータや経験をもとに次戦SUGO ラウンドに向けて作戦を練り、表彰台を狙いたい。以上です、引き続きご支援ご声援をよろしくお願いいたします。