D.I.D ALL JAPAN MOTOCROSS CHAMPIONSHIP 2023
D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2023 第5戦 北海道大会
7月30日(日)10年ぶりに「D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ 2023 第5戦」が 新千歳空港すぐ横の「新千歳モーターランド」にて「MFJ 2023 全道モトクロス選手権シリーズ 第4戦千歳大会」と同時に開催されました。
JMX 全日本クラスはIA1・IA2クラスのみ、IA1・IA2ともに、25分+1周、15分+1周の変則2ヒート制での開催となりました。
この「全日本モトクロス選手権第5戦」にスピードマスターのエンジンオイル「PRO BIKE」をご使用いただき「IA-2クラス」に参戦された佐野雄太選手の参戦リポートです。
佐野雄太選手
チーム:ジュニアライダースフリーダムナナ
マシーン:Kawasaki KX250 2023
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W-40
コースコンディション:曇・小雨/ドライ
IA-2クラス:39台
レースレポート
【予選】
今大会は通常のフォーマットと違い、国際A級のみ、日曜日だけの1DAY開催でした。
予選はタイムアタック予選となり、決勝ヒートは25分+1周、15分+1周の2ヒートで行われました。予選はタイムアタック方式で、上位20台が決勝進出です。
残りの10台はラストチャンス予選での選出です。
5月に行われた関東大会でのタイムアタック予選では2位の好成績でしたので自信を持って臨みました。
1周目を下見をし2周目から全開走行を開始しましたが、火山灰のサンド質で荒れた路面に苦戦し、全くタイムを出すことが出来ませんでした。
7周目にベストタイムを更新しますが、コンマ1秒前のライダーに遅れ21番手で終えました。
気持ちを切り替えライディングを見直し、10分間のラストチャンス予選に挑みます。
スタートを失敗し7番手で1コーナーをターンしました。
その後決勝につなげるためにコースの確認をしながら冷静に走りラスト2周で2番手に順位を上げゴールし予選通過しました。
【決勝 ヒート1】
決勝グリッドは予選の順位順で、アウト側のグリッドに’入りました。
スタート後の加速は上手くいき10番手付近で1コーナーを通過しました。
2周目は12番手、3周目に14番手に順位を下げてしまいました。
荒れた路面に苦戦しましたが、ラインを冷静に見極めてペースを徐々に上げレース終盤の10周目に13位、次の周に12位に順位を上げました。
12周目にはベストタイムを更新し、11番手に順位を上げゴールしました。1周ごとに変わるラインに臨機応変に対応する事を意識しヒート2に臨みます。
【決勝 ヒート2】
ヒート2もヒート1同様アウト側のグリッドを選択しました。
スタートは上手くいったものの1コーナー進入の処理に手間取り15番手で1周目を通過しました。
ヒート1同様荒れた路面に手間取り、序盤のペースアップが出来ず2周目に16番手に順位を下げます。
しかし、前が混戦になっていた為スピードを意識したライン取りで追いつき、4周目に14番手、5周目に13番手に順位を上げました。
さらに上を目指しペースを上げますが、前のライダーをパスすることが出来ず、13番手でゴールしました。
【次戦への課題】
今大会に向け、サンドコースや、荒れた路面のコースでの乗り込みを重点的に行ってきましたが、その成果を結果に繋げることが出来ませんでした。
普段の練習やトレーニングを付け焼刃ではなく、常習的に積み上げる事、常に今できる最大のパフォーマンスをするという事を痛感しました。
しかしレース終盤、荒れた路面で回りがタイムを落とす場面でも、タイムを上げる事ができる体力が残っていた事を実感できたのも収穫でした。
次戦までインターバルが1ヶ月ほどあるので、今年の上向きのコンディションを維持する為にもコツコツと深掘りをし、成長していきます。ありがとうございました。
【インプレッション】
10年ぶりの開催となる千歳大会。
土質はアクセルを戻すと即減速してしまう程の火山灰からなるサンド系で、コース幅も大きく、ボコボコに荒れてくるコースです。
アクセルワークも荒くなり、全開でエンジンにとても負担のかかってくるコースですが、スピードマスター【PRO BIKE 10W-40】を入れたエンジンは、そんな状況も物ともせずゴールまでマシンを走らせてくれました。