2024 FDJ(フォーミュラドリフトジャパン）第1戦 富士スピードウェイ
去る4月6日から7日にかけて富士スピードウェイにて開催された、FORMULA DRIFT JAPAN 開幕戦に参戦してまいりましたので、ご報告いたします。
昨年から引き続きBMW Z4で参戦する運びとなりました。今年はDGRsuspensionとタッグを組み、車両イメージを一新して臨み、より『かっこいい』を目指して活動致します。
また、昨年度より駆動系を強化することによりトラブルがでにくく、確実に完走をする。
更には限界点を高め、車両ポテンシャルを存分に発揮できるよう画策しました。
【開催概要】
日時:令和6年4月6日〜7日
大会名称:FORMULA DRIFT JAPAN 開幕戦
会場:静岡県 富士スピードウェイ
●参戦体制
・チーム ：DGR RACING with GOODRIDE
・車両 ：eternal SPEEDMASTER Z4 (BMW Z4)
・E/G : VQ35 3.5L TTC35-1050 TURBO
・HP : 700PS
・TORUQUE : 100Kg
・ドライバー：塙彰拡選手
・エンジンオイル：スピードマスター F1 PRO RACING SPECIAL【10W-60】
塙にとっても2回目となる富士は過去のデータから基づき、入念にシミュレーションを行い、自信を持って臨むことができました。そのためか練習走行から及第点となる走行を行うことができ、更に高みへと繋がるセットアップに専念することができました。
予選走行では1本目の走行で89ポイントを獲得し、一時的にトップとなりました。最終的に9位となり、過去最高位にて予選を突破しました。
ベスト32は対戦相手となる笹山選手がエンジントラブルによりリタイアとなったためBYE RUNにて勝ち上がりましたが、ベスト16の対戦において、日比野選手に力及ばず敗退しました。
レースレポート
4月6日土曜日 練習走行
練習走行では昨シーズンの走行データを基にファイナルギヤの選定、足回りのセットアップを行いました。
走行をするごとに調整・変更を行いながら完成度を高めていくことができ、走りに対する確かな手応えを感じながら予選へ臨むことができました。4月6日土曜日 予選走行
予選走行1本目 路面：ドライ 89ポイント
練習走行で意識していたイニシエーションからゾーン1にかけて、想定した通りの姿勢作りを行うことができました。
そのおかげで自然な流れでゾーン1からゾーン3を深くとることができました。その結果大きな減点もなく、走行時のトップスコアとなる89ポイントを獲得しました。
予選走行2本目 路面：ドライ 81ポイント
より高い走行を目指すのはもちろんのこと、セカンドベストスコアを重視し、確実に高得点を残す走行を心がけました。
富士ラウンドでのキモとなるイニシエーションからゾーン1への姿勢作りに乱れがでてしまいました。
そのためゾーン2を深くとることができずラインジャッジポイントを伸ばすことができませんでした。
ですが走行の完成度としては悪くなく81ポイントを獲得しました。
その結果、1本目の89ポイントで9位となり、シングルスコアでの予選通過となりました。
4月7日日曜日 決勝
ベスト32
対戦相手の笹山選手がエンジントラブルによりリタイアとなったため、BYE RUNを以て勝ち上がりとなりました。ベスト16
同じGOODRIDEタイヤを履く日比野選手との対戦となりました。
名実ともにFDJトップクラスのドライバーとの対戦は現状の我々の実力を測る重要な対戦となりました。
後追いでの走行となりましたが、スタートから日比野選手の加速に合わせることができず、大きく離されてしまう走行となりました。
気持ちを切り替え、小さなラインを走行しないよう単走でのベストの走行を心がけした。
入れ替えとなる先行時、水温上昇による制御、メカニカルトラブルによる失火症状のパワーロスが発生してしまいました。
そのためゾーン1までドリフトを維持することが精一杯な状態となり、完璧な走行とはなりませんでした。
その結果、ベスト16にて敗退となりました。単走予選の結果から、最終順位は10位となりました。
ドライバーコメント
2年目となるFDJへ参戦するにあたり、ドライバーとして、チームとして強くなるためにどのようにすれば良いかを考えてきました。
単走予選9位という結果はその思いを結果として表すことができ、自信に繋がる結果となりました。その一方で追走トーナメントでは未だ大きな課題にあると考えております。
開幕戦の結果としてはまずまずであったと思っておりますが、慢心することなく常に高みを目指していきたいと考えております。
今後ともT’s square Racing Teamと塙彰拡を応援いよろしくお願いいたします。
SUMMARY
いつもT’s square Racing Teamをご支援いただいておりますことを重ねて御礼申し上げます。
今大会は昨年から通しても過去最高位で終える形となりました。これもファンの皆様、スポンサー様からのご支援の賜物です。
ですが、ベスト16での敗退は決して満足できるものでなく、まだまだ上位に食い込めると自負しております。
チームとしてすでに次戦を見据えており、万全の体制で臨みたいと考えております。
皆様に最高のドキドキとワクワクをお届けするために我々は邁進して参ります。
引き続き T’s square Racing Teamと塙彰拡の応援をよろしくお願いいたします。
