D1 GRAND PRIX EBISU DRIFT Rd.5 Rd.6
8月24日(土)25日(日)福島県にある「ドリフトの聖地」エビスサーキットにて、国内最高峰のドリフトイベント「D1グランプリ」が行われました。24日(土)に第5戦、25日(日)に第6戦が行われ、それぞれ午前中に単走、単走上位16人により午後から追走決勝というスケジュールで行われました。
スピードマスター のエンジンオイルをご使用いただき参戦し、素晴らしいご活躍をされた「岩井選手」からの参戦レポートご紹介します。
岩井照宜(IWAI TERUYOSHI)選手
チーム:スピードマスター BUY NOW JAPAN
マシーン:Project μ メイクヒロタ HID信玄 Oldstar7
モデル:MAZDA RX-7 FC3S
エンジンオイル:スピードマスター:RE TUNING 7.5W-55 RX-7専用設計
ギヤオイル:スピードマスター :ブレンドギア 85W250(PRO SHOPオンリー)
今回からIMSAカラーとなった外装を初のお披露目という事もあり、会場の多くのファンが集まり一際目立っていました。
岩井選手参戦報告
開催地 エビスサーキット 福島県二本松市沢松倉 1 番地
Rd.5 (8/24(土))天候:晴れ ドライ 単走5位 総合10位
Rd.6 (8/25(日))天候:晴れ ドライ 単走4位 総合5位
毎年恒例の夏のエビス。
ここ数年は決勝日に雨が降っていることが多く、今年も雨が降りそうな天気予報だったので心配しましたが、結局走行中に雨は降る事もない良い天気に恵まれました。いつもは木曜日に練習日があるのですが、今年は金曜日の全走行が練習走行だった ので金曜日から走行しました。
【金曜日】
毎年思うのがエビスサーキットの苦手意識が抜けない事。最終コーナーの飛び出しが上手く出来ず、そこが克服できず終わっているからです。しかも走行は 3 回なのでその中でまとめなければなりません。
1 回目はチェック走行で点数は出ないので、コースに慣れる事を中心に走行しました。車のセッティングはエビス用に車高を前後1センチ上げ、リアタイヤの内圧をいつもより高めにして走行しました。思ったよりも車が扱いやすく、セッティングもほぼ何も気にならない状態でした。リヤタイヤの内圧だけは下げる方向で行きたい感じでしたが、そうなると最終コーナーがおかしくなっていく感じがしたので高いままにしました。
2 回目から点数が出るのでライン、角度、振り出しを意識して走行しました。ですがやはり最終コーナーの1セクターの点数が上がらず、その他のセクターもいまいち伸びず、95 点付近の点数でした。車の状態は良い印象だったので、自分で合わせる方法を DOSS のデータから探していきました。この時点で決めたことは、最終コーナーの飛び出しが後のセクターのまとまりをかなり左右するので、1 セクターはあまり攻めない事にしました。
3 回目の走行もそこを意識し、全体をまとめるよう意識して走りましたが、特に点数は変わりませんでした。走行後改めて DOSS データとスポッターからもらった動画で点数を検証したところ1セクターと3セクターの角度の付け方、戻し方に問題がありそうだったので、そこを修正し土曜日に臨みました。
【RD.5 土曜日】
天気は晴れ。気温も上がる予報だったので、金曜の路面のラバーもすごく効いてきそうだなと思いながらチェック走行に入りました。特にセッティングの変更はせず、昨日決めた走りの確認だけ行いました。時間が早かったせいか、さほどグリップ感の違いは感じられませんでした。朝のチェック走行はDOSSの点数が出ないので、この修正が正しかったのかは解らないままです。
RD.5 単走
チェック走行の走りをそのまま出そうと思いながら走り、実際ほぼ再現できたと思 います。点数は 97.8。点数の出なかったセクターも点数が伸びていたので変更は 良い方向に行ったことが確認出来ました。
二本目は全体的にもう少し平均角度を上げて走ろうと思いましたが、右フロントホ イールとロアアームが接触しブレーキが掛かってしまいスピンしてしまいました。 結果 1 本目の点数で単走 5 位で追走に進みました。
追走 ベスト 16
対戦相手は「チーム D-MAX のチャールズ選手」。今年から後追いもDOSSの点数を使い審査することになりました。これにより後追いは先行車にくっつきならがらも単走の走りもしなければならなくなり、より難しくなったと思います。さらには離された時も自分の走りをきちんとこなし、単走としての点数を取っていかなくてはいけません。 まずは先行からだったので、自分の単走の点数を再現することを考え走りました。点数は単走とほぼ同じ点数が出せたのですが、ジャッジ減点が-2 入ってしまいました。入れ替えの後追い、最終コーナーの飛び出しからついて行く事が出来ず、そのまま ほぼ一定の間隔で走り切りました。結果として負けてしまいましたが、ここで今年のルール的に考えるとちゃんと先行 でも後追いでも単走の走りが出来ていれば結果は違ったのかなと思うと、残念な一戦となってしまいました。
総合の結果は単走の結果から10 位となり、RD.5は終了しました。
【RD.6 日曜日】
土曜日同様快晴。昨日の感触は悪くなかったので、チェック走行から昨日の走りと、車のチェックを行い本番に臨みました。 実は金曜日の走行の最後にパワステの高圧配管からオイル漏れを起こし、違うホースをフィッティングで変換し繋いでいたのですが、ホースの内径が変わってしまったからなのか、取り回しが変わったからなのかはわからないのですが、パワステの感触が走行を重ねると変わってしまうトラブルは出始めたのですが、重さは特に変わる事は無かったので、チェック走行後油量、漏れのチェックだけ行いました。
RD.6 単走
チェック走行と同様に昨日と同じ走りを出そうと最終コーナーを飛び出したとこ ろでアクセルペダルを踏み外すミスをしてしまい、1本目を失ってしまいました。 あまりにも単純なミスですが、シューズやペダルは違和感がなければ見落としがちなので、しっかり確認しなければいけないと痛感しました。
2 本目しかなくなってしまいましたが、ここまであまり大きなミスせず走れていた のである程度自信を持って走行することが出来、98.1を出すことが出来ました。この点数で単走は 4 位という結果になりました。
追走 ベスト 16
対戦相手は松田博行選手。松田選手はFDJでは村山選手のメカニックも務めており、ある意味チームメイト同士対決となりました。 昨日の追走の事から単走の走りは常に意識し先行に臨みました。今回は先行時 97点でほぼ単走の走りが出来ました。後追いに変わり、ある程度の距離で審査員席前まではいけましたがシフトダウンが少しだけ遅くなってしまい、3セクターに向かって車を回し込むことが出来ず角度が浅くなってしまい、アウト側にはらんでしまいました。ですがなんとか1点差で勝つことが出来て、ベスト8に進むことが出来ました。追走 ベスト8
対戦相手は末永直登選手。相手が相手だけに特に作戦とかも持たずとにかく思い切 りいこうとスポッターと話をし、それでも後追いの時だけはトラクションの差がすごいので、入れ替えの時にタイヤの内圧をかなり下げて走ろうと決めました。 先行では16の時と同じく97点が出せました。この時点で4点差で負けていまし た。入れ替えて後追いでは思い切りいく事は出来ましたが、やはり3セクター以降のトラクション差でかなり離されてしまいました。ジャッジ点は入りましたがDOSS 点がかなり下がってしまい、結果3点差で負けてしまいました。 総合の結果は単走の結果から 5 位となり、エビス戦は終了しました。
以上がエビス戦での結果となります。
2 戦とも追走まで残る事が出来て、ポイントを獲ることが出来たことは良かったと 思いますし、車も徐々に良くなってきていると思います。トラブルはいくつか出て しまいましたが、チームのみんなや、他のチームの方々にも協力して頂いて無事走りきる事が出来ました。そして、車はまだまだ仕上げていかなくてはいけないなと強く感じました。今回は 追走に残れた事で旋回からの立ち上がりでトラクションが他の車よりかなり劣っている事は確認できました。タイヤサイズの問題で仕方ない部分はあるのですが、サスペンションのセット、乗り方も含めて考えて行こうと思います。
次戦がD1では最終戦になってしまいますが、少し時間も空くのでしっかりと準備して最終戦に臨みたいと思います。
スピードマスター エンジンオイル
今回のD1GPにて岩井選手が使用したエンジンオイルは、ロータリーエンジン RX-7専用オイルとして市販しているRE TUNING 7.5W-55は、市販しているオイルをそのまま使用しています。RX-7エンジンを熟知し、本来のポテンシャルを最大限発揮する為に開発したこのエンジンオイルは、スポーツ性とロングライフに主眼を置き、レスポンスアップとエンジン保護に卓越した効果を発揮します。
高粘度エステル+アルキルナフタレンを高配合することにより、耐熱性と耐加水分解安定性を強化し、耐久性を大幅に向上しています。
また、特殊無灰系FM剤を使用しカーボンの発生を抑制しながら、アペックス、コーナー、サイドシールの磨耗を防止し、優れた耐オイル消費性能を発揮します。
岩井選手から「油圧も安定しており、何も心配する事なく攻めていけた」とコメントいただいております。
ドリフトのみならずサーキット走行、スポーツ走行まで多岐にご使用いただきます。
ストリート、日常使いの場合、ライフを気にされる事と思いますが、通常交換と同様なサイクルでご使用いただく事を可能にしています。
ギアオイルについては、低温から高温まで安定したシフトフイールを主眼とし、ギヤの耐摩耗性とシンクロ摩擦レベルをバランスさせ、ドライバーの要求する過酷なシフトチェンジを可能にすべく化学合成油をブレンドしたPRO SHOPオンリー85W250を使用しました。
また、混合気の燃焼を均等にすることで完全燃焼を促進し、爆発力を高めることで、ピストンを押し下げる圧力が強まりパワー&トルクの向上の為、レーシングフューエルブースターを添加しました。
市販商品を使い「結果で証明!」することができました!
試合前日、岩井選手自らオイル交換をしておりました。
ドリフト走行はもちろん、ジムカーナ、サーキット走行、街乗り、ドライブ、普段使いにも「スピードマスター 」を是非!