2020年全日本ラリー選手権第3戦　曽根選手優勝！

ツール・ド・九州2020 in 唐津

11月27日(金）〜28日（土）佐賀県唐津市にて「2020 JAF 全日本ラリー選手権第3戦」「ツール・ド・九州 2020 in 唐津」が開催されました。新型コロナウイルスの影響で当初の4月開催から大きく遅れた今大会は2020年シーズンの最終戦となりました。

この大会で、激戦区の１つであり、トヨタ86、スバルBRZがメインの「JN3クラス」に2020年シリーズチャンピオンを掛けスピードマスターの油脂類をご使用頂き参戦され見事、逆転優勝、シリーズチャンピオンを飾った曽根崇仁選手/竹原静香選手の参戦報告お届けします。

参戦リポート

日程：11/27(金）~ 28日（土）
開催地：佐賀県唐津市
天候：Leg1：曇り　Leg2：晴れ
路面：ターマック
コース状況　Leg1：ドライ
Leg2：ドライ
ラリートータル距離：308.58km
SSトータル距離 72.25km

ドライバー：曽根崇仁選手
コドライバー：竹原静香選手
チーム：P.MU☆DL☆SPM（スピードマスター）☆INGING86
マシーン：トヨタ86
クラス：JN3クラス
結果：優勝

2020年JAF全日本ラリー選手権第3戦・(最終戦)/ ツール・ド・九州2020 in 唐津に逆転シリーズチャンピオンを目指し参戦してきました。今大会は通常とはことなりレッキを含め2dayでの開催となりました。
11月27日(金)に午前中レッキ、15時よりLeg1をスタートし2本のステージをアタック。翌11月28日(土)には朝から夕方まで9本のステージをアタックいうスケジュール。Leg1・SS1でクラストップタイムを記録し、幸先の良いスタートを切りましたが、その後のナイトステージで行われたSS2で失速しクラス4位にポジションダウン。

しかし、SS1でのマシンバランスがとても良い状態でしたので、翌日のLeg2で必ず逆転できると手応えを感じていました。

Leg2最初のSS3で初日トップの山本・山本組がコースアウトでリタイアとなり、ランキングトップの竹内・木村組とのマッチレースとなりました。SS3では彼らに先行を許しますが、SS4から5連続クラストップタイムで猛追しSS7で逆転に成功します。しかし、SS9で彼らに再度逆転を許しラスト2本のSSを残し2.7秒のビハインドとなりますが、この状況に全く焦ることはなく良い緊張感を持って残り2本のSSをアタックできました。その結果SS10では1.2秒勝ちでフィニッシュ。最終SS（SS11）を1.5秒差でスタートし逆転優勝を目指しました。

最終SSを渾身のフルアタックで走った結果、彼らに6秒のリードで走り切り、SSトータルタイムを4.5秒リードし逆転優勝をすることができました。

それと同時にシリーズチャンピオンも決定となり、2020年JAF全日本ラリー選手権・JN3クラスシリーズチャンピオンをドライバー、コ・ドライバー共に獲得をすることができました。劇的な最終SSでの逆転優勝、そして逆転シリーズチャンピオン獲得は今までのラリー人生の中で最も感動した瞬間となりました。

新型コロナウイルスの影響で当初のスケジュールが大幅に変更となり、リスケジュール後も中止を発表した大会もあって計4戦となった今シーズン。

一つも取りこぼせない短期決戦の中、初戦の新城ラリーで8位と出遅れチャンピオン獲得に初戦から黄色信号を灯してしまいました。それでも最終戦まで、そしてその最終SSをフィニッシュする瞬間まで諦めない気持ちを持ち続けた結果がシリーズチャンピオン獲得に繋がりました。

コロナ禍で大変な状況の中においても全日本ラリー選手権参戦へ多大なご支援を戴き本当にありがとうございました。お陰様で3度目のシリーズチャンピオンを獲得できました。

心より感謝申し上げます。