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全日本モトクロス選手権 第4戦 近畿大会 佐野兄弟参戦報告

D.I.D ALL JAPAN MOTOCROSS CHAMPIONSHIP 2022D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2022

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9月10日(土)11日(日)奈良県の「名阪スポーツランド」にて「本全日本モトクロス選手権第4戦」が行われました。

前夜の集中豪雨もあり、予選、決勝当日も刻々と天候状況が目まぐるしく変わる厳しい状況の中での開催となりました。
この大会にスピードマスターの油脂類をご使用頂き兄弟でフル参戦されている佐野雄太選手、佐野壮太選手の参戦報告です。

#29 佐野雄太選手(20歳)

クラス:IA-2クラス(国際A級)参加台数 41台
チーム:ジュニアライダース
マシーン:Kawasaki KX250 2022年式
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W40

予選11位
決勝 ヒート1 11位 ヒート2 10位

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【予選】
名阪スポーツは今シーズン唯一の砂地のコースで、標高も高くライダー、マシンに撮って負担のかかるレースでした。
予選は2クラスで、各上位15台が決勝進出です。
スタートグリッドの選択順は現時点でのランキング順で9番目で、グリッドは中央からイン寄りの位置を選択しました。
スタート反応は良く、7番手で1コーナーに進入しました。
しかし、1コーナー混戦の処理をミスし、11番手で1コーナーを通過しました。
その後、追い上げようと攻めましたが、マディコンディションに対応が出来ずペースを上げられませんでした。
その後も周回を重ね、11番手でフィニッシュしました。

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【決勝】
■ヒート1
今大会のレースフォーマットは30分+1周の2ヒート制です。
決勝グリッドは予選の順位順でややアウト寄りのグリッドを選択しました。
スタートの反応は良かったものの1コーナーでの混戦に呑まれてしまい20番手で1コーナーを通過しました。
接戦の1周目に16番手に順位を上げ、6周目には12番手に上がり更に順位を上げるためにプッシュしました。
レース中盤には11番手に順位を上げ、レース終盤もペースを維持しフィニッシュしました。
荒れたコンディションで体力を必要とする抜きどころの少ないコースの為、レース序盤のペースアップし順位を上げることを課題とし、ヒート2に挑みます。

■ヒート2
スタートグリッドはアウト側です。
1コーナーは上りの右ターンとなるので出来るだけインに切り込みたいですが、混戦にのまれ処理に手間取り20番手で通過しました。
しかしヒート1での反省を活かし、レース序盤のペースアップを意識し、1周目を15番手で通過しました。
その後も順位を上げるためにラインを大きく使い追い上げ、レース中盤には12番手に順位を上げました。
その後ペースを落とすことなく周りが疲れだす終盤には10番手に上がりました。
ラスト3周で9番手のライダーに追いつきますが、抜かすことが出来ず10番手でフィニッシュしました。

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【次戦への課題】
今大会ではヒート2でベストリザルトを残すことが出来ましたが、しかし上位陣に比べ、ベストタイムや平均速度が劣っていて、全体的にスピードがまだ足りないと感じました。
次戦までの3週間に、アクセルワークやライディングフォームなどもう1度見直し改善し、次戦的なレース感を付けるための練習を行いレベルアップを目指します。

【インプレッション】
前夜の雨の影響で路面コンディションが悪く、当日は気温も上がり高温多湿となり、丁寧なアクセルワークが必要となりました。
また会場は今シーズン唯一の砂地のコースで標高も高く、マシンへの負担も大きいコースでしたが、全レース熱ダレやトラブルなど一切なくレースに集中する事が出来ました。

#28 佐野壮太選手(17歳)

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クラス:IB-OPENクラス(国際B級)54台
チーム:ジュニアライダース
マシーン:Kawasaki KX250 2022年式
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W-40

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【予選/次戦への課題】
今シーズン唯一のサンドコースです。
前夜の集中豪雨でコースの砂は重くなり、湿度も上がりタフな展開となりました。
予選時間は10分間で2クラスにて各15台が決勝進出です。
このコースはコース間が短く、1コーナーから3コーナーまでが最初の勝負と考えてました。
グリッドは真ん中からイン寄りでスタート。
反応良く1コーナーでは5位、3コーナーでは3位でターンしました。
まだ雨の影響があり、車両が埋まる程のスタック箇所が複数ありましたが、トラクションを意識しながら落ち着いてパスしていきます。
順位はマディで細かいミスなどがあり3位から5位で周回していました。
そして残り2周の時点で、上りの3連ジャンプ踏切の轍で、バランスを崩し、車体と体が離れ、肩から着地し転倒してしまいました。
激痛で一旦はリタイヤもよぎりましたが、最終ラップなので予選通過をしたく我慢し続けましたが、5コーナー後、激痛で走行不能になりリタイヤとなりました。
その後救護の方の診断により右肩脱臼となり、決勝ヒートはリタイヤとなりました。

開幕前は上位で戦える意識でいたいのですが、中々気持ちが絡み合えず、不甲斐ない結果が続いていました。
前戦を終えてもう一度鍛え直そうと、A級の兄に2ヶ月間毎日朝から晩まで張り付き、トレーニングや走り込みをしてきました。
練習走行も調子良く楽しみだっただけに、悔しい気持ちでした。
しかし積み上げてきた物は必ずあると信じて、しっかり療養し次戦10月8日の熊本大会に向け、更に心身ともに鍛え上げていきます。

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【インプレッション】
前夜の集中豪雨でコースはヘビーマディでした。
砂地の路面は雨で重くなり、エンジンを回すのもためらう程負担が多くなりました。
しかしスピードマスターPRO BIKE10W-40はラフなアクセルワークを物ともせずエンジンを守ってくれ、しっかりと前へ進める事が出来ました。

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