D .I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2023 第2戦 オフロードヴィレッジ
5月13日(土)14日(日)、埼玉県川越市の「オフロードヴィレッジ」にて、全国で開催されるモトクロスの最高峰レース「D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2023 第2戦」が開催されました。
開幕戦から約1ヶ月のインターバルを挟んでの第2戦、関東大会。都心部に近い会場での開催ということもあり、関東近郊から多くのモトクロスファンが観戦に訪れる大会です。
コースは、荒川と入間川に挟まれた河川敷のフラットな土地に設営されており、コンパクトなコースながら昨年秋のコースレイアウト変更で前半区間が高速、中~後半区間はタイトなコーナーと直線に設定された連続するジャンプが設定されています。
この大会にスピードマスターのエンジンオイル「PRO BIKE」をご使用いただき「IA-2クラス」に参戦された佐野雄太選手、「IB-OPENクラス」佐野壮太選手の参戦報告です。
佐野雄太選手
チーム:ジュニアライダースフリーダムナナ
マシーン:Kawasaki KX250 2023
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W-40
コースコンディション:雨→曇り/マディ→ドライ
IA-2クラス:49台
【予選】
今大会のレースフォーマットは、日曜日だけの1DAY開催でした。
また、予選もタイムアタック予選となり決勝ヒートは30分+1周の2ヒートで行われました。初めてのタイムアタック予選ということもあり、プランが立てづらく、開始前は緊張と不安がかなりありましたが、そのための準備をしてきたので吹っ切れた気持ちでスタート出来ました。
序盤でコース確認を終えて、1度目のアタックで3番タイム、続く2度目のアタックではトップタイムを記録しました。
終盤、最後のアタックでベストタイムを更新しますが、2番手に順位を落としフィニッシュしました。
【決勝】
■ヒート1
今大会のレースフォーマットは30分+1周の2ヒート制で行われました。
決勝グリッドは予選の順位順で、1コーナーへの距離が近いイン側を選択しました。
スタート後の加速は上手くいき10番手付近で1コーナーを通過しました。
2周目で12番手、6周目で14番手に順位を下げてしまいました。
レース開始直後からの降雨の影響でスリッピーな路面に上手く対応できず、思うようなライディングが出来ませんでした。
その影響で序盤で遅れをとってしまい焦りもありミスも連発してしまい前のライダーに追いつくことが出来ず14番手のままフィニッシュしました。■ヒート2
ヒート2もヒート1同様イン側のグリッドを選択しました。
スタートは上手くいったものの1コーナーの処理に手間取り19番手で1周目を通過しました。
ヒート1では序盤の遅れにより追い上げができなかった為、序盤のペースアップを意識しました。
前後混戦で団子状態で苦しい展開でしたが、前のライダーを意識することを心掛け5周目には14番手、10周目には11番手に順位を上げました。
少し離れた10番手のライダーをパスする為にスピードを意識し差を縮めますが、手が届かず11番手でフィニッシュしました。
【次戦への課題】
今大会は、ゴールデンウィークを挟んだ大会でしたので、開幕戦での反省点を踏まえ、とにかくタイムを意識した練習、そして人との実践的な練習を重点にレースに挑みました。
練習の甲斐ありタイムアタック予選では好タイムをマークし、2番手で通過することが出来ました。
しかし、決勝ヒートにその流れを持ち込むことが出来ず、厳しい結果となってしまいました。
レース1周目のせめぎ合いでのライン取りや、メンタルの甘さが原因だと感じています。
次戦以降レースが続くので、開幕戦からの練習は継続し自分を戒め練習に励んでいこうと思います。
【インプレッション】
空中戦とうたわれる程の派手なジャンプセクションがメインのコースです。
立ち上がりからの加速を意識した、コーナーワークが肝となります。
【スピードスター PRO BIKE 10W-40】を入れたマシンは雑なアクセルワークにもツキ良く反応し、30分最後までタレなく走れました。
佐野壮太選手
チーム:ジュニアライダースフリーダムナナ
マシーン:Kawasaki KX250 2022
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W-40
コースコンディション:晴れ/マディ→ドライ
IB-OPENクラス:42台
【予選】
今大会の予選形式は、20分間の練習走行中のタイムアタックです。
どのタイミングでタイムアタックを仕掛けるかポイントになります。
私は走行開始1周目から先頭に立ち、オールクリアの状態でタイムアタックをしました。
自分ではリズムよく乗れていましたが、何度アタックしてもタイムが上がらず、7位で終了しました。
【決勝】
■ヒート1
今大会は20分+1周の2ヒート制で行われました。
スタートグリッドは中央付近を選択しました。
スタートの反応は良かったのですが、焦りで加速で丁寧に出来ず、他車にのまれてしまい1コーナーを最下位でターンしました。
雨が降ったり止んだりのコンディションで、前車にプレッシャーをかけづらい展開でしたが、1周目で22位、10周目で15位にポジションアップしました。
その後も追い上げをしましたが、上位まで届かず11位にてゴールとなりました。
■ヒート2
スタートから1コーナーまでを完璧にする事に集中しました。
しかし焦りで上位に食い込めず15位で1コーナーをターン。
ヒート1では前車を意識しすぎて、ミスを連発したので、勝負所を決め冷静にパスをし11周目に6位に順位を上げました。
ラスト2周のサインが出た周に5位に上がり、最終ラップで前車を捕まえ最終コーナーでインから仕掛けましたが、0.1秒届かず5位でフィニッシュとなりました。
手を伸ばせば届く所まで追い詰めたのに、抜かすことが出来ずとても悔しかったです。
【次戦への課題】
今回の課題は、スタートから1コーナーまでの処理を徹底して練習します。
また、どんなに追い上げてもトップに立たなければ意味がない事を、開幕戦から2戦、情けないほど学んだので、もっともっと自分や勝ちにストイックになり、次戦(6/3,4)SUGO大会は一皮むけて挑みたいと思います。【インプレッション】
都心部の河川敷にあるこのコースは、大きくはないですが、ジャンプセクションがたくさんあり、コーナーからの加速がポイントとなりました。
「スピードマスター PRO BIKE 10W-40」を使用したエンジンは、急なアクセルワークにもレスポンスよく反応してくれました。