FOMULA DRIFT JAPAN Rd.2 EBISU CIRCUIT
フォーミュラードリフトジャパン Rd.2 エビスサーキット
●レース情報
・イベント名:Fomula Drift Japan
・日程 :2023.5/20(土)~5/21(日)
・会場 :エビスサーキット 西コース
●参戦体制
・チーム :T’s square with GOODRIDE DGR
・車両 :eternal SPEEDMASTER Z4 (BMW Z4)
・エンジンオイル:スピードマスター F1 PRO RACING SPECIAL【10W-60】
●FDJ Rd.1 SUZUKA TWIN CIRCUIT
シリーズ全6戦で争われるFomulaDriftJapanの第二戦はドリフトの聖地と呼ばれるエビスサーキットの西コースで開催された。
今回はWRCチャンピオンのカッレ ロバンペラ選手がCUSCOレーシングより参戦するというサプライズにより、多くの注目を世間から浴びていて、FOMULA DRIFT JAPAN という大会が日本のモータースポーツ業界においてメジャーな存在になっていることを実感できるラウンドであった。
開幕戦の鈴鹿ツインサーキットでは予選は通過したものの、これまでロータリーエンジンや「SR20DET」といったトルクが細く高回転まで回るエンジンにばかり乗ってきた為、Z4に搭載される「VQ35」のようにトルクフルなエンジンにおけるパワーの引き出し方が未熟であることを実感していた。
そこで、今回のRd.2に向けたSIMでのトレーニングや走行テストを行った際にアクセルワーク等を調整してレースウィークに備えた。
初日の公式練習日では基本コースレイアウトは昨年と同様であったが、ゾーンの配置が変わっており、それらに対する走り方のすり合わせをチームと相談して実施し、比較的良い感触で初日を終えることが出来た。
【予選】
●1本目 : 69点
前日の練習ではドライ路面であったが、当日は天気予報に反して朝から雨が降っておりフルウェットでの予選となった。
朝一のチェック走行にてZ4では初めてとなるウェット路面を走行し、減衰やエアを調整。
挙動に多少の不安はあったが比較的安定しており、グリップ力が著しく低い路面の場所や安定しないドリフトアングル等を注意してスタート地点に着いた。
単走1本目を出走するとウェット路面であるが朝のチェック走行時よりホームストレートのみ水捌けがよくグリップし、想定より車速が乗った為にゾーン1で減速しきれず2本脱輪。
以後のゾーンはしっかり通過しフィニッシュしたが想定よりゾーン1での減点が大きく69点という結果であった。
●2本目 : 69点(34位)
1本目の後に雨は止み、2本目スタート時点には路面は完全にドライとなっていた。
1本目での感覚ではゾーン1をオーバーする傾向があった為、抑えた走りとしたいが、ウェットからいきなりのドライである為にしっかり車両を振り回さなければ不意なグリップにより車体が安定しないため、適切な車体のコントロールが必要であり、前日練習の車載動画を見返し、イメージを膨らませスタートラインについた。
ゾーン1をオーバーしない様にという意識から若干手前のイニシエーションとなってしまったが無理なくゾーン1を通過。減速が多かった為にゾーン2は浅くなったが、以後のゾーンはしっかり走行。ゾーンは抑えた走行であったが、全体的に点数が伸びきらず想定より低い69点というスコアで34位とギリギリ予選通過ラインに届かず敗退した。
【総括】
✓予選:34位
✓シリーズランキング:33位
多くのスポンサー様やファンの皆さん、チーム員にサポート頂いたにも関わらず、予選通過できなかったため、非常に無力感を感じるラウンドとなった。
しかし、開幕戦よりもZ4のセットアップも進み、また私自身とZ4 とのシンクロ率もかなり上がってきたことを実感出来たため、結果に繋がらなかったものの、大きな手ごたえは感じることが出来た。
次戦の富士スピードウェイに向け、チーム一丸となり車両のアップデートや体制の強化に努めてまいりますので、引き続き、応援の程よろしくお願いいたします。