いよいよ、今年もD1グランプリ2017が4月1日(土)にお台場でシーズンスタートいたしました。当日はあいにく曇り小雨の降る中、多くのお客様が立ち込める白煙と焼け付くタイヤのにおいに身を置きながら超非日常の車の動きを堪能していました。
我らスピードマスターも、様々なチームでエンジンオイル、ギヤオイルを使用していただいております。
●D1グランプリとは?
だれが一番カッコいいドリフトをするのか
D1グランプリシリーズは、ドリフト走行のカッコよさで勝敗を決める競技だ。ドリフトとは、後輪もしくは4輪を滑らせながら走る走法のこと。そのときドライバーは通常の運転の限界を超えた領域で、曲がっていく方向とは逆にハンドルを切り、非常に高度なバランスをとってクルマをスライドさせながらコントロールすることになる。そしてドリフトの最大の魅力は、その非日常的なクルマの動きだ。ドリフト競技においてドライバーはコーナーのはるか手前からクルマを滑らせてドリフトを開始し、エンジン音を轟かせてコーナーを通過。猛烈な白煙を上げて駆け抜ける。ダイナミックかつアクロバティックなそのアクションは、見ている者の感性にダイレクトに訴えるカッコよさがある。
その勝敗はマシンの性能より、ドライバーのウデに依存するところがはるかに大きい。
そのドリフトのウデを競う競技、それがD1グランプリシリーズなのだ。
(*D1グランプリHPより)
モータースポーツは、”速さ””スピード”を競う競技がほとんどですが、D1グランプリは、プラスカッコ良さも必要になります。言うなれば、通常のサーキット等のレースが”スピードスケートやスプリント競技”、に対して、D1グランプリはフィギュアスケートやXゲームに近い感覚ですね。
カッコ良さでの勝敗においても、限界を超えた領域でのコントロールになりますので、クルマのポテンシャルを最大限発揮する為にも、エンジンオイルは非常に重要な役割を担っています。
●スピードマスター エンジンオイル 使用チーム
スピードマスターは、D1グランプリ2017、今シーズンにおいて、ドライバーの”ウデ””技術”をふるに発揮し勝利を目指しているチーム、ドライバーに向け、高性能なエンジンオイル、ギヤオイルを使用していただいております。(以下、ドライバー、チーム順不同)
【奥村脩樹 選手】
BSM JAPAN SPEED MASTER
BSMうさピン セフィーロ A31 500ps
http://www.facebook.com/sadaki.okumura
【松田博行 選手】
BSM JAPAN SPEED MASTER
BSM EXTRA SILVIA シルビア S15 600ps
【佐藤立樹 選手】
STEALTH Team RED
SPEED MASTER ORIGINAL Labo SILVIA シルビア S15 620p
【田所義文 選手】
TOYO TIRE USED PARTS TADOKORO
U.S.A TADOKORO TRUENO AE86 580ps
http://www.facebook.com/yoshifumi.tadokoro
【村山悌啓 選手】
PACIFIC RACING TEAM
NACガールズ&パンツァー S14 激 IK 620ps
http://www.facebook.com/tomohiro.murayama.967
●D1グランプリとエンジンオイル
D1グランプリにおいて、ドライバーは500馬力以上のハイパワーマシーンを通常の運転の限界を超えた領域で、高度なコントロールをしなければなりません。当然、エンジンに掛かる負担は相当なモノです。
スタート後、わずか数秒でレッドゾーンまで持っていきますので、連続した高温化での耐久性を重視しなければ、熱ダレによるパワーダウンを招き、せっかくの高度なテクニックを持つドライバーが本領を発揮できなくなってしまいます。
そこで、各チーム、ドライバーに採用していただいてるのが、スピードマスターのF1 PRO RACING SPECIAL 10W-60 エンジンオイルです。
従来のレーシング用エンジンオイルにおける不満点であった、ライフの短さ(初期性能の持続性)や連続した高温状態での熱ダレによるパワーダウンを解消すべく改良を重ね、より理想に近づけたスペックが評価されています。
その秘密は、ベースオイルを、ポリオールエステル+特殊高粘度エステル+高粘度PAOによる構成にあります。Caサリシレート系洗浄剤(高温で作用)を配合し高温時の油圧低下と酸化を防止することにより、レース専用エンジンオイルでは従来重視されていなかった部分である、清浄系添加剤の高温での酸化安定性を強化したことで、耐久性が大幅に向上しました。
●ストリートにおけるエンジンオイル
エステル系ベースストック剤は、多くのレース用エンジンオイルに使われ高性能エンジンオイルの代名詞とされていますが、一部では「短命なエンジンオイル」と言われる声もあり、長期間での使用すなわちストリートユースにおいては不向きとの見解も存在します。
これはエステルベース材の中には、完全エステル結合せずに余分な酸を残していたり、構造上で弱い部分が持っていたり、使用する脂肪酸が酸化に対して極端に弱いなどの材料も存在するためと推測されます。
これに対して、スピードマスターのF1 PRO RACING SPECIAL 10W-60は、よりエステルにこだわり、常に最良の材を選択することで過酷な使用条件下での長期間での使用に耐えうる性能を実現しています。そのため、急激な温度変化にさらされるストリートユースにおいても通常の交換サイクルで使用可能なオイルに仕上げています。
桜の咲く季節、モータースポーツにとって最高な時期となりました。
くれぐれも事故の無いようモータースポーツ、モータースポーツライフを楽しみましょう。