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FDJ3 Rd.4レーシングサービスワタナベ Jr☆ZEGRACE 前田選手 参戦報告

2025 FDJ3 Rd.4 日光サーキット

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8月3日(日)栃木県にある「日光サーキット」にて「FDJ3(フォーミュラ・ドリフト・ジャパン3)Rd.3」が開催されました。

「FDJ3」は、「FDJ2」の下部リーグとしての位置づけとなります。全6戦のシリーズ戦となり、シリーズランキングの上位10名には来シーズン(2026年)のFDJ2ライセンスの取得権利が与えられます。
審査方法はFORMULA DRIFT JAPANFDJ2と同様、各クリッピングゾーンにパイロンを設置し予選はスタイル、ライン、アングルを3名のジャッジで確認。決勝は予選上位16名のトーナメントで、追走方式のチェイスバトルでの対戦となります。

この大会にスピードマスターのエンジンオイル、ミッションオイルをご使用頂き参戦された14歳の前田選手の参戦報告です。

ドライバー:前田 慶選手 14歳
チーム名:Racing Servise WATANABE Jr☆ZEGRACE
マシーン:USED PARTS TADOKORO VE86
エンジンオイル:スピードマスター「F1 PROレーシングスペシャル 10W60」

リザルト:単走予選2位
決勝  2位

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前田選手レポート

8月2日(土)前日練習
 天気:晴れ 気温40度超え
初めての日光サーキットなので、最初はコースを覚える所から始める手探りの状態でした。
平坦なサーキットで目標物がパイロンしかなく、最初の走行枠は慣らしでした。
2本目からスポッターも配置し、本番時のゾーンを取る走りを意識して練習しました。
3本目あたりで高得点を狙える走りに纏ってきた為、本番想定の走行をし、その後は車とタイヤの温存を計りました。
なにせ気温が高く、車内は高温になる為、集中力を保つのが大変なコンディションでした。
高校のクラブ活動でテニスをしており、炎天下でのクラブ活動を経験しているので、なんとか暑さに負けることなく走行する事が出来ましたが、真夏のレースはとても大変な事が分かりました。

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8月3日(日)当日練習
天気:晴れ 路面:ドライ
前日と同じくらい暑い中、本番想定の練習を4本ほど走りました。
本番のゾーンは①、②、③ゾーンは想定通り、④ゾーンだけが少し違っており、走りを修正しながらの走行でした。
最後の1本は完璧だろうと思える走りが出来た為、早めに切り上げて予選に備える事にしました。
走行後、スポッターとライン・走らせ方のチェックを行い、イメージトレーニングをしながら予選に備えました。

●単走予選
【1本目】

打ち合わせ通りに角度を付けて、踏みっきりで1・2ゾーンを通過し3ゾーン・4ゾーンをなぞった上でスムーズな走り、というイメージに近い走りが出来、84ポイントで2位。
感覚的には80%位に抑えた走りだったので、2本目は100%を出し切ろうと思っていました。

【2本目】
1本目を上回る進入スピードと深い角度を狙いましたが、100%を超える走りとなってしまい、2ゾーン脱輪、3ゾーン浅く、4ゾーンへの繋がりもちぐはぐとなり、73ポイント。
2位はキープ出来ましたが、単走優勝は次回以降へ持ち越しとなりました。
優勝を狙って挑戦した結果ですが、ミスは許されないので、次回以降は同じミスをしないように心がけます。

追走決勝
【TOP16 VS #47 関根選手】
RUN1:先行スタートなので、良い走りをするだけでした。
若干遅れた#47関根選手がゾーンを取り損ね、アドバンテージを得ました。
RUN2:無理せず3ゾーンで追いつくようにスピードを調整、確実にゾーンを通過した事で勝ち上がりました。

【GREAT8 VS #840 田村選手】
RUN1:先行スタートで自分の走りを貫きました。
後追いの#840田村選手が1ゾーン・2ゾーンで浅くなり、アドバンテージをゲット。
RUN2:アドバンテージを持っているので、無理する事無くゾーンとスムーズさを意識した走りができました。
#840田村選手が4ゾーンで脱輪した事もあり、勝ち上がり。

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●FINAL4
【FINAL4 VS #712 徳山選手】
RUN1:同じRSワタナベ・チームメイトでの対決。
いつも一緒に走っているので自分の最高の走りをすれば、徳山選手も同じように走ってくれると確信していました。
先行では今日一番の走りをする事が出来ました。
後追いの徳山選手も抜群の走りを見せ、審査員と会場を沸かす事が出来たと思います。
RUN2:自分の出来る最高の走りを魅せる、を意識して徳山選手を信じてギリギリの走りをしました。
審査員にも会場の皆さんも沸かす事が出来た、今日一番の追走でした。
この走りは信用できる相手が居ないと成り立たないのですが、チームメイト・徳山選手だからこそ可能だったと思います。
間違いなく今年一番の後追いでした。
判定的にはRUN1での徳山選手のミスが決め手となり、勝ち上がり。
初のFINAL進出を果たしました。

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FINAL
【FINAL VS #70 リッキー・ペレス選手】
徳山選手との追走でフロント周りにダメージを負っていました。
外装だけだと判断してメカニックが走行できる様に修復してくれました。
RUN1:対戦相手は前回エビスで勝った相手なので、癖も分かるので後追いでも思いっきり飛ばしていきました。
1ゾーンから3ゾーンまでは完璧な走りでしたが、4ゾーンへ向かう振り返しでパワステが壊れ、操作できずにリッキー選手に接触してしまいました。
5分間ルールを使い、修復しようと思いましたがダメージが酷く、5分間では直す事が出来ずリタイヤとなりました。
FINAL4;徳山選手との接触時にパワステオイルクーラーにもダメージがあったようで、走る前に確認出来なかった為、走行中にオイル切れを起こしたようです。
最終結果は2位
あと一歩で優勝を逃しましたが、手ごたえを感じた2位でした。
次回、Round5奥伊吹では優勝を目指して頑張りますので、引き続き応援を宜しくお願い致します。

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