フォーミュラーDジャパン2024 富士スピードウェイで開幕!
日本上陸11年目、そして10年目のシーズンに突入しや、フォーミュラードリフトジャパンの2024シーズンが4月6日(土)7日(日)静岡県の国際サーキット「富士スピードウェイ」で開幕しました。
この大会にスピードマスターのエンジンオイルをご使用頂き参戦された塙選手の参戦報告です。
【開催概要】
日時:令和6年4月6日(土)〜7日(日)
大会名称:2024 FORMULA DRIFT JAPAN Rd.1
会場:静岡県 富士スピードウェイ
●参戦体制
・チーム :DGR RACING with GOODRIDE
・車両 :DGR SPEEDMASTER Z4 (BMW Z4)
・ドライバー:塙彰拡選手
・エンジンオイル:スピードマスター F1 PRO RACING SPECIAL【10W-60】
塙選手 レースレポート
●FDJ Rd.1 FUJI
FOMULA DRIFT JAPAN 2024シリーズの開幕戦は富士スピードウェイで開催された。
ドライバー・車両(BMW Z4)共にFDJへの参戦は2年目となる為、戦績やレースの内容が強く求められるシリーズとなる為、昨年の多くの反省からドライバーとして強く、より魅力的である様にトレーニングをシーズンオフに積み重ね挑んだ。
またマシンも昨年の白を基調としたシンプルな外装から、今シーズンのメインスポンサーであるDGR SuspensionsがD1GP台湾シリーズで走らせているワークスチームと同じオレンジを基調とした派手なカラーリングに変更した。
外装のインパクトは勿論、車両のセットアップも昨シーズンから煮詰めることで、より一層FDJの中で存在感をアピールできるように改善して開幕戦へ挑んだ。
開幕戦のステージとなる富士スピードウェイでのドリフトは世界的に見てもハイスピードなコースレイアウトで勾配の変化も激しいことから見た目以上にテクニカルなレイアウトである。
練習走行では昨シーズンの走行データを元にファイナルギアの選定や足回りのセットアップを行い、走行毎にセットを変更しながら完成度を高めていくことで、走りに対する確かな手ごたえを感じ、予選へ挑んだ。
【予選】
●1本目 : 89点
練習で意識していたイニシエーションからゾーン1に掛けてのドリフトの姿勢作りが上手くいき、自然な流れでゾーン1~3を深く取ることが出来、大きな減点ポイント無くハイスコアな89点を取得することが出来た。●2本目 : 81点
1本目の走行で車両の限界に近い走りとはなっていた為、より高いスコアを狙うのではなく、同じレベルのスコアを得ることでセカンドベストでの順位争いで負けないようにする作戦とした。
今回の課題であったイニシエーションからゾーン1での姿勢作りが若干乱れゾーン1に入った際にはエンジンがレブまで回ってしまい回転数の余力がなく、ゾーン2への振り返しのラインが小さくなりラインジャッジの減点対象となってしまったが、全体としての走りの流れは評価され81点を獲得した。
【BEST32】
対戦相手の笹山選手がエンジンブローによりリタイアでBYE RUNを以て勝利。【BEST16】
GOODRIDE ワークスの日比野哲也選手と対戦。
車両スペックを含め、FDJ トップクラスのドライバーとの対戦となり、単走での精度を上げてきたZ4の追走での実力を測る重要な対戦となった。
後追いより対戦がスタートしたが、失火トラブルも相まってスタート直後より日比野選手の車速に全くついていくことが出来なかったが、気持ちを切り替える事で、追いかけモードになりラインが小さくならない様に単走の走りを行い、なるべく減点の少ない追走に徹した。
入れ替えての先行では失火トラブルが顕著となり100Rでのドリフトを維持するのが精一杯な状況であったが、その走りにもしっかり日比野選手は追走で合わせてきた為、Z4の長所を活かすことが出来ず残念ながらBEST16で敗戦となった。
【総括】
✓予選 :9位
✓追走 :10位
✓シリーズランキング :10位
昨シーズンよりFOMULA DRIFT JAPANに参戦し、初年度は経験・スキル共に未熟さが散見され、シーズンオフに自らのシリーズ中の走りを振り返り、ドライバーとしても、チームとしても強くさせる為にはどうすれば良いかを考え、開幕に向けて準備を進めてきた。
今シーズンの開幕はドライバーとして気持ちも新たに車両も外装を一新し、生まれ変わったT’s square Racing Teamの戦いを見せたいと強く思っていた為、初めての予選1桁順位での通過が達成できた事は、チームは勿論、スポンサー様やファンの皆様からのご支援ご声援の賜物であり、感謝を感じると共に、ドライバーとしての自信に繋がる一戦であった。
一方で、追走トーナメントでは未だ戦いを潜り抜けての勝利が無いため大きな課題として残っているが、今シーズンも一歩ずつではありますが進化・成長して観客の皆さんを感動させられる走りをチーム一丸となって追い求めたいと思っております。
順調な滑り出しとなった初戦の勢いを更に加速させながら、次戦以降のラウンドも精一杯戦いたいと思っております。