フォーミュラードリフトジャパン2024 Rd.3 エビスサーキット
日本上陸11年目、そして10年目のシーズンに突入した、「フォーミュラードリフトジャパン2024」Rd.3 が、6月15日（土）16日（日）福島県にある「東日本ドリフトの聖地」と呼ばれる「エビスサーキット」で開催されました。
この大会にスピードマスターのエンジンオイルをご使用頂き参戦された塙選手の参戦報告です。
【開催概要】
日時:令和6年6月15日(土）〜16日（日）
大会名称:2024 FORMULA DRIFT JAPAN Rd.3
会場:福島県 エビスサーキット 西コース
●参戦体制
・チーム ：DGR RACING with GOODRIDE
・車両 ：DGR SPEEDMASTER Z4 (BMW Z4)
・ドライバー：塙彰拡選手
・エンジンオイル：スピードマスター F1 PRO RACING SPECIAL【10W-60】
●FDJ Rd.3 EBISU
FOMULA DRIFT JAPAN 2024シリーズの第三戦はエビスサーキットの西コースで開催された。
前戦の鈴鹿ツインサーキットでZ4に使用していたトランスミッション(VQエンジン純正ミッション)が破損した為、今回からシーケンシャルドグミッション(OS-88)を投入し、マシンの耐久性と戦闘力を向上させEBISU ラウンドに挑んだ。
FDJでエビス西コースはこれまで何度も開催されてきたが、今年よりコースレイアウトが変更され、FDJ USAを彷彿とさせる大きな8の字を描くレイアウトとなっており、練習走行ではコースに合わせたファイナルギアの見極めや足回りのセットアップが求められた。
順調にセットアップを進めていたが、単走予選の直前にフロントアームが破損し、メカニックによる決死の作業で単走予選には間に合ったが、アライメントやダンパーのセットアップ等が狂ってしまい、予選の走行中で合わせ込まなければならない状況に追い込まれてしまった。
【予選】
●1本目 ： 0点
練習で意識していたイニシエーションからゾーン１に掛けてのドリフトの姿勢作りが上手くいったが、変わった足のセットに合わせきれずゾーン１でコースオフしたリカバリーで走りのリズムを崩してしまいスコアを獲得することが出来なかった。●2本目 ： 71点
1本目の走行で車両の特性を掴めた為、同じミスをしない様にゾーン１では充分に減速してライントレースを意識し出走。
ゾーン１では姿勢が不安定となったが、なんとか修正。ゾーン2以降は全てラインを綺麗にトレースし、派手な走行ではなかったが全てを纏めることが出来て71point (29位)で予選を通過した。
【BEST32】
GOODRIDEワークスの山中真生 選手と対戦。
朝の追走練習よりエンジンが中間域で吹け上がらないトラブルがあった為、トラクションを掛けず高回転をキープさせる走りに徹するプランでスタートラインについた。
後追いから対戦は始まるが、ダッシュ力に関しては山中選手に劣っていないデータがあった為、追いつくことは絶対条件で、フェイントに至るまでの高回転キープが重要となっていた。
しかし、上手くフェイント時にパワーバンドをキープすることが出来ずイメージよりも低い回転数での進入してしまい、ゾーン１では捕らえたものの、姿勢を整え距離をキープしきれなかった。
その後にはリカバリーしゾーン2以降では近い距離を保てたが、進入時のミスが大きな失点となった。
入れ替えての先行では高回転のキープと大きなラインを意識して走るが、ゾーン１で走りが乱れゾーンをはみ出してしまい、その後は上手くまとめる走りとなったが、綺麗に後追いを合わせきった山中選手に軍配があり敗退した。
【総括】
✓予選 ：29位
✓追走 ：30位
✓シリーズランキング ：24位
初レイアウトでの開催となった今回のEBISU ラウンドは、シーケンシャルドグミッションの投入で戦闘力は増したものの、車両トラブルも多くドライバーのみならずチーム力が非常に試されるラウンドであった。
チームとして対策を練りながら、勝利に向けて努力を積み上げる中でドライバーとして何としてでも結果につなげたい意識も強かった為、今回の予選通過はいつも以上に喜びと安堵を感じることが出来た。
一方で、追走トーナメントでは上位勢に対して勝利を上げられず、悔しい結果となったが、後追いの技術で不足しているポイントが浮彫にもなった為、今回の敗退を糧にトレーニングを積み重ねてたい。
次戦のSUGOまでの短い期間でドライバーも車両も万全の体制を整え、強い「塙 彰拡」と「Z4」を応援していただいている皆さんに届けたいと思っておりますので、引き続きの応援をよろしくお願いいたします。
