FDJ(フォーミュラドリフトジャパン)第3戦 富士スピードウェイ
【開催概要】
日時:令和5年6月9日〜10日
大会名称:FORMULA DRIFT JAPAN 第3戦
会場:静岡県 富士スピードウェイ
優勝:高橋和己 選手 準優勝:日比野哲也 選手 3位:蕎麦切広大 選手
●参戦体制
・チーム :T’s square with GOODRIDE DGR
・車両 :eternal SPEEDMASTER Z4 (BMW Z4)
・ドライバー:塙彰拡選手
・エンジンオイル:スピードマスター F1 PRO RACING SPECIAL【10W-60】
成績:予選 24位 通過 決勝ベスト16敗退 16位 シリーズランキング 30位
去る6月9日から10日にかけて富士スピードウェイにて開催された、FORMULA DRIFT JAPAN 第3戦に参戦してまいりましたので、ご報告いたします。
今大会に向けリアラジエター化やフロントナックルの変更等、大幅な車両アップデートを行いました。
練習走行開始直後からエンジン制御系統に不具合が生じ修理を繰り返し、不穏な空気が漂う滑り出しとなりましたが、予選には修復が完了し2本目の走行で83ポイントを獲得、決勝進出を決めました。
アンドリュー・グレイ選手との対戦となったベスト32は相手選手のリタイアによりBYE RUNで勝ち上がり、第1戦に続き高橋和己選手とのベスト16の対戦になりましたが、力及ばず敗退しました。
その結果16位で第3戦を終え、シリーズランキングは30位となりました。
6月9日 練習走行
初めての富士スピードウェイに順応すべく走行を開始しましたがエンジン制御関係に不具合が生じ、修理してはチェック走行を繰り返し、満足のいく練習走行とはなりませんでした。
最終的にクランク角度センサー、電動スロットルの交換、ハーネス補修を行うことでトラブル対策とし、単走予選に臨むことになりました。6月9日土曜日 予選走行
予選走行1本目 路面:ハーフウェット 74ポイント
降雨量こそ弱まったもののハーフウェット路面での走行となりました。
車両は修復の甲斐ありトラブルなく走行できましが、この本番の1本が富士スピードウェイでの初ドリフトとなるため全てにおいて探りながらの走行となりました。
その中でもアクセルを踏みながら深い走行ラインを意識しましたがゾーン1から2にかけての振り返しにキレがなく、その影響でインクリップを外してしまい、全体の完成度としては決して高くない走行となりました。予選走行2本目 路面:ドライ 83ポイント
2本目の走行時には完全なドライ路面となり、切り替えが必要な難しい状況になりました。
更に高得点を狙った走行はゾーン1の飛び出しから期待通りのアングル、ラインを通り、高ポイントの期待できる走行となりましたが、スタイルポイントが思ったより伸びず83ポイントとなりました。
その結果、24位にて予選通過し、翌日の決勝トーナメントへ進出しました。
6月10日 決勝トーナメント
・ベスト32 ドライ
対戦相手のアンドリュー・グレイ選手がエンジントラブルによりリタイアとなったため、BYE RUNを行った後、勝ち上がりとなりました。
・ベスト16 ドライ
ベスト16は今季2度目の対戦となる高橋和己選手となりました。非常に早いスピードで走行する高橋選手に対し、離されないことが重要となりました。
独特な走行ラインを通る高橋選手の走行妨害とならないように意識しつつ、加速できる体制を整えながら走行しましたが、加速のタイミングが合わずプッシングをしてしまいました。
その反動でリズムを大きく崩した結果、ゾーン1でオーバーランをし全体的に遅れを取る結果となってしまいました。
入れ替えの先行での走行時は単走予選の時以上の走行を目指して走行しました。
ですがより加速することを意識した結果、エンジン回転数とスピードがマッチせず、理想となる走行ラインを通過することができませんでした。
対する高橋選手は終始距離は保ちながらも落ち着いて追走を行うことができたため、ベスト16で我々の敗退となりました。
【塙彰拡選手コメント】
エビスラウンドでの予選落ちもあり、チーム、ドライバー共に気を引き締め直したラウンドとなりました。
その中でベスト16に進出できたことは非常に嬉しい結果となりました。
また、今大会は車両トラブルも多く発生し、その中でチーム一丸となりトラブルを乗り越えることができました。
これは結果だけでなく残るシーズン後半戦に向けて士気や団結力を高めることができた非常に重要な一戦であったと思います。
ですがまだまだ改善点も多く見受けられることから解決策を見出し、次戦ではオーディエンスが湧くかっこいい走行で存在感を増していきたいと思っております。
引き続き T’s square Racing Teamと塙彰拡の応援をよろしくお願いいたします。
【総 括】
今大会はBYE RUNがあったものの、ベスト16に進出したということは1つの成果であったと考えております。
また車両トラブルが発生し、練習走行の時間の大部分を修繕に費やしたことはドライバーだけでなく応援、サポートいただいている皆様にも非常に心配をかける事態となってしまい申し訳なく思っております。
その中で塙がドライバーとして仕事を果たせたのも、車両やタイヤ、装着しているパーツのマッチングが取れてきたからだと思っております。
その中で満足することなく次戦に向けて更に上位に食い込むためには何ができるのかを模索しながら次戦に臨みたいと思っております。
’’常に考え、実行し、成長する’’
皆様に最高のドキドキとワクワクをお届けするために我々は邁進して参ります。
引き続き T’s square Racing Teamと塙彰拡の応援をよろしくお願いいたします。