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DLCコーティング for スピードマスター Racing 2019

2019 スピードマスター レーシング

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先月より、多くのチームが2019年度のチーム体制を発表する中、スピードマスター も2019年度に向けて、着々と準備を進めております。

先シーズンに続き、今シーズンも中国広東省の珠海国際サーキットで行われる「PAN DELTA Super Racing Festival」に参戦します。

【SPEED HERO 1000ccクラス】
マシーン:KAWASAKI ZX10R
ライダー:新庄雅浩(Shinjyo Masahiro)
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 15W50

【SPEED HERO 600ccクラス】
マシーン:KAWASAKI ZX6R
ライダー:和田留佳 (Wada Ruka) スポット参戦
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W30

【レーススケジュール】
第1戦&2戦 2019年3月22日(金)〜3月24日(日)
第3戦&4戦 2019年6月14日(金)〜6月16日(日)
第5戦&5戦 2019年9月20日(金)〜9月22日(日)

1000ccクラスでは、Ducatti HK、YAMAHA HK、KAWASAKI HK等のワークスチームも参加し、出走ライダーもDucatiのMOTO GP開発ライダーからワールドスーパーバイク参戦ライダーまでもが参戦する非常に高レベルのバトルが繰り広げられます。
今シーズンも昨シーズン同様、新庄雅浩選手が乗り、昨年度は、2位と言う結果でしたので、今年は表彰台の1番高い所を目指します。

600ccクラスでは、和田留佳選手が1戦、2戦スポット参戦します。
和田選手は、全日本ロードレース選手権ST600クラスに「Will raise racing RS-ITOH」から出場する期待の18歳。今年から大学生となり、学業とレースの2足の草鞋ライダーです。

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DLCコーティング

全日本ロードレース選手権、鈴鹿8耐でワークスチームを脅かす活躍をする「RS-ITOH」にてエンジンオーバーホールをし、3月の第1戦に向け、急ピッチでマシーンを仕上げております。
そして今シーズンに向け、ピストンピン、ピストンリング、カムシャフト等様々なパーツにDLCコーティングを掛け、マシーンのトータルパワーを余すところなく引き出します。

DLCコーティング(Diamond-Like Carbon)とは、ダイヤモンドと黒鉛の中間的な物性を持つ炭素の同素体からなる硬質膜であり、ナノレベルの被膜を金属表面のコーティングすることです。DLC被膜には高堅度、表面平滑性、生体親和性などの特性があります。

この技術は、様々な工業製品に活用され、モータースポーツにおいては「F1」や「MOTO GP」等のトップ中のトップカテゴリーでも活用され、フリクションロスを極限まで低減し、マシーンの性能を最大限引き出します。同時に耐久性を大幅にアップします。
様々な特性、効果がありながら、表面平滑性により、エンジンオイルの油膜が形成されにくいという問題がありましたが、特殊特許技術処理によりこれらを克服し、スピードマスター のエンジンオイルと非常に相性の良いものとなりました。

そして、昨日は、DLCコーティングを施したエンジンを組みあげ後、RS-ITOH伊藤代表によりダイノジェット社のシャーシダイナモを使ってのパワーチェックを行いました。
データ上では上々ではありますが、実走テストを行いトップを目指します。

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