「スーパーバイクレース in もてぎ」
4月2日(土)3日(日)「ツインリンクもてぎ」改め「モビリティリゾートもてぎ」に名称変更した「MOTO GP」開催コースにて、2022 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦「スーパーバイクレース in もてぎ」が開催されました。
「2022年全日本ローレース選手権」「ST-1000」クラスにスピードマスターの油脂類をご使用いただき参戦された「MATSUBA RACING PROJECT & RS-ITOH」の参戦報告です。
「MATSUBA RACING PROJECT & RS-ITOH」は、2021年シーズンの後半より全日本ロードレース選手権に新型のKAWASAKI(カワサキ)ZX -10R 2022車輌 にてスポット参戦され、今シーズンは、2000年生まれの若手、長谷川聖選手と中村竜也選手の2名体制でフル参戦するチームです。
三陽工業は、2016年よりレース参戦をはじめ、2018年まで「JSB1000」クラスで戦い、以降は「ST600」クラスに参戦していました。今シーズンは国内最高峰クラスの「JSB1000」クラスで唯一のカワサキ車輌、ライダーはKAWASAKIのレジェンダーライダー「柳川明」選手にてKAWASAKI Ninja ZX-10Rで参戦いたしました。
【ST1000】
#11 長谷川聖 選手
チーム:MATSUBA RACING PROJECT & RS-ITOH
マシーン:KAWASAKI Ninja ZX-10R 2022
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE
予選:11位
決勝:11位
#30 中村竜也 選手
チーム:MATSUBA RACING PROJECT & RS-ITOH
マシーン:KAWASAKI Ninja ZX-10R 2021
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE
予選:15位:決勝:リタイア
MATSUBA RACING PROJECT & RS-ITOH 参戦報告
「全日本ロードレース選手権開幕戦」が栃木県「モビリティリゾートもてぎ」で開催されました。「MATSUBA RACING PROJECT&RS-ITOH」は、ST1000クラスに参戦、開幕戦に向け事前テストが行われましたが、長谷川は参加出来ず、中村のみの参加で、開幕戦を迎えました。
気温が低く、寒さが厳しいレースウィークとなり、決勝日には冷たい雨が落ちました。木曜日から走行が始まり、長谷川は1本目を14番手、中村は13番手、2本目は長谷川16番手、中村が10番手としました。
この日のベストは長谷川1分54秒194、中村が1分54秒052。
金曜日には1本目、長谷川は54秒台を切り12番手と上げ、中村は15番手、2本目長谷川は10番手浮上、中村は15番手となります。
ベストは長谷川が1分53秒352、中村は1分54秒496。予選では長谷川が1分52秒611で11番手、中村は1分53秒802で15番手からのスタート。
決勝はWET宣言のレースとなり、長谷川は11位でチェッカーを受けました。
中村は6番手まで浮上、8番手を走行する10周目の1コーナーで転倒しリタイヤとなりました。
長谷川聖 選手
「今年から乗ることになったNinja ZX-10Rのセッティングを試行錯誤しながら進めて決勝までにいいところまで仕上げられたと思ったのですが、レースは難しいコンデションになり、自分のセットと、自分のライディングとバイクをマッチさせるのが難しく、転ばないように走るのが精一杯でした。
それでも、レースを経験することで、バイクへの理解度は進んだと思います。
これから、自由度の高い車体セッティングが出来るように準備をしたいと思います。
今回の反省を生かして改善して次戦に挑みます」
中村竜也選手
「決勝ではスタートが決まって6番手まで上げることが出来ましたが、周りのペースが上がって来て、そこに付いて行こうとしていたのですが、8番手走行中にフロントが切れ込んで転倒してしまいました。
自分のミスで、結果を残すことが出来なかったことは残念ですが、初めての1000のレースで、あの位置を走れたことは、自信になりましたし、絶対に次につなげられるように頑張ります」井筒仁康アドバイザー
「長谷川はスタートでいい位置に付けることが出来なくて、ハードなレースになった。
難しいコンデションの路面では、自分のベストなラインを外して走行しなければならず、レース序盤の位置取りが重要、追い上げはリスクもあり、展開を難しいものにする。
事前テストに参加出来ていないことで、他のライダーより準備が出来なかったことも要因としてあるとは思うが、もう少し元気があっても良かったのではと思う。中村に関しては、スタートダッシュで前に出て、いい走りが出来ていたが、転倒してしまうというのは、焦りがあったのではとは思う。
あの位置を走れる力があるのなら、練習走行、予選で、タイムをもっと上げられたということでもあり、それが出来ていたら、メンタル的にも余裕を持って挑め、転倒を避けられたのかも知れない。次戦に向けて、改善点に取り組んで行けるようにしたい」黒川治監督
「決勝は不安定な路面状況になり、ライダーにとっては、初めてのマシンで、初めて走るコースコンデション、ウェットは初めての走行となり、厳しいレースだったとは思う。
長谷川は事前テストが出来ていないこともあり、そこがハンデとなっていたことは否めません。中村はスタートが良く、スルスルと前に出て行きましたが、自身の予選タイム以上で走っていました。転倒に終わってしまいましたが、良く頑張っていたと思います。
どちらも充分に力を発揮出来たわけではなく、チームとしては、まだ、まだ、伸びしろがある。可能性があると受け止めています。
次戦に向けてバックアップを含めて準備して行きます」
2022年全日本ロードレースST1000カレンダー
Rd.1 スーパーバイクレースinもてぎ 04/02-04/03 モビリティリゾートもてぎ(栃木)
4Rd. スーパーバイクレースinSUGO 06/04-06/05 スポーツランドSUGO(宮城)
Rd.6 スーパーバイクレースin九州 8/27-08/28 オートポリス(大分)
Rd.7 スーパーバイクレースin岡山 09/17-09/18 岡山国際サーキット(岡山)
Rd.8 スーパーバイクレース in 鈴鹿 11/05-11/06 鈴鹿サーキット(三重)
若手二人の更なる活躍、応援よろしくお願いします。