FOMULA DRIFT JAPAN Rd.1 SUZUKA TWIN CIRCUIT
●レース情報
・イベント名：Fomula Drift Japan
・日程 ：2023.4/22(土)～4/23(日)
・会場 ：鈴鹿ツインサーキット
●参戦体制
・チーム ：T’s square with GOODRIDE DGR
・車両 ：eternal SPEEDMASTER Z4 (BMW Z4)
●FDJ Rd.1 SUZUKA TWIN CIRCUIT
シリーズ全6戦で争われるFomulaDriftJapanの開幕戦。
今シーズンよりT’s squareRacing Teamに移籍し、BMW Z4で参戦するという新たなチャレンジの初陣となった。
【塙選手参戦リポート】
T’s squareにて製作されたBMW Z4はVQ35を搭載し、約700 馬力 トルク100Kgを発揮するハイパワーマシンであり、自身のキャリアの中でこれほどのパワーを有するマシンを乗ったことがないため、マシン特性になれる必要があるが、ＦＤＪでは単走本番までに12本の練習しか許されておらず、少ない練習本数の中で車両への慣れや足のセット、ファイナルギアの選定を行わなければならない。
その為、これまで以上に集中し1本1本を大切に走りきる必要があったが、高木監督は昨年までＦＤＪ現役ドライバーであったこともあり、練習の組み立て等を管理していただき、またスポッターと走りに関して意見を交換し合うことで、効率的に練習を消化することができた。
【予選】
●1本目 ： 50点
新たなチーム体制での1本目であり緊張からかゾーン2 と４で脱輪してしまい、大幅な減点となってしまった。
しかし、走りの組み立ては問題なかった為、2本目でスコアを確実に獲得できるイメージが出来ていたため、特に焦りはなかった。●２本目 ： 75点(20位通過)
1本目の反省点として、今期より初めて使用するGOODRIDEのウォームアップエリアでの熱入れからの単走本番のフィーリングの確認不足があったが、1本目の感覚から自信をもって2本目に望むことが出来、またイニシエーションでの荷重移動のイメージを若干修正させ本番に挑んだ。若干ゾーン2のラインが浅かったがそれ以外、大きな減点が無いように丁寧に走りきり、75 点をＧＥＴ。２０位で予選を通過することが出来た。
【追走トーナメント】
●BEST32 #36 TMS 高橋 和己選手との対戦
高橋選手は世界レベルで見てもトップの仕上がりを見せるBMW E92を操る日本のトップドライバーであり、最初の対戦が高橋選手であることは,くじ運が悪く感じたが、現時点でのドライバー・マシンのスペックを測る大事な一戦になると気持ちを切り替え、勝負に挑んだ。
後追いスタートであったが、軽量ハイパワーなE92 とは旋回性能に大きな差があった為、離されない様にスタートから気を付けたが、イニシエーションまでに想定よりも離されてしまい追っかけモードでゾーン２を通過、ゾーン３の旋回速度は高橋選手は非常に速く、相手のサイドに飛び込もうとするも同じ速度では旋回できず、脱輪。そのまま離されフィニッシュ。
入れ替えて先行の走りでは雑にならない様に冷静に出来ることをやり切るように自制心をもって挑み、現時点で出せる単走のベストな走りは出来たが、終始、高橋選手にプレッシャーをかけられ続け敗北した。
【総括】
✓予選：20位
✓総合：23位
T’s square GOODRIDE DGR としての初陣であったが、最低目標であった予選通過はクリアできたが、トップ層の選手には未だ力が及ばないことが解った。
今回のレースを通じてドライバーとしての改善点と車両としての改善点が明確になった為、チームで一丸として取り組むことでいい結果を実力で引き寄せることが出来ると実感した。
勝利に向けて献身的にサポートしてくれるチームメンバーは勿論、スポンサー様やファンの為にも次戦のEBISUではBEST32を突破し、観客が求めるエキサイティングな走りを見せられるように、作戦を練り、努力を積み上げ次戦に挑みたいと思っております。
引き続き、塙 彰拡の応援をよろしくお願いいたします。
