「鈴鹿サンデーロードレース」とは、MFJが発給するフレッシュマンライセンス~国際ライセンスを所有するライダーが、この「鈴鹿サンデーロードレース」でウデを磨き、技を競い合いながら、国内最高峰の全日本ロードレースへの昇格を目指しています。
「鈴鹿サンデーロードレース」は、鈴鹿サーキット・東コース/フルコースを使い年8戦戦う「全日本ロードレース選手権」さらには世界を目指すライダーの登竜門のイベントです。
この大会にスピードマスターのエンジンオイル「PRO-BIKE」をご使用いただき参戦された「Team Kissy」の参戦報告です。
【鈴鹿サンデーロードレース】2023 年4 月8 ~ 9 日Round1 フルコース
※※※※リザルト※※※※
■INT-ST600 クラス(予選出走台数:11 台決勝出走台数:11 台)
塚原渓介(SPEED SHOP FUSE Team Kissy SPEED MASTER) 予選: 2 位/ 決勝: 1 位
■ 塚原渓介選手
今年から国際ライセンスに昇格し、INT-ST600 クラスでの初戦オフシーズンはダートメインに課題を絞ってトレーニングを行ってきました。
開幕戦は今年の目標である2 分13 秒台に向けてまずは自己ベストの更新、2 分14 秒台を目標としました。
レース1 週間前に鈴鹿の練習走行を行い、体の慣らしとマシンチェックを行いレースに備えます。【特スポ(金曜日)】
土日の予選、決勝は晴れ予報でしたが特スポは大雨となったため走行はキャンセル。
ポジションの確認やマシンチェック、イメトレを行い1 日を終えました。【予選(土曜日)】
昨日の雨は止み、路面はドライとなりましたが、時折雨がパラつき風も強く不安定な天候の中予選がスタート。
アタック1 週目、S 字区間の向かい風が猛烈に強く、スロットルを戻した途端思っている以上にスピードが落ちてしまい、リズムを崩しながらも攻め込みました。
しかし久しぶりの走行で自分の身体が追いついていておらず、強風のせいもあり、かなりギクシャクした走りをしてしまいタイムは2 分16 秒5。アタック2 周目も1 周目のミスを修正して走りましたが0.05秒しか更新できず、予選2 位という結果になりました。【決勝(日曜日)】
苦手なスタートで4 番手まで後退してしまいましたが、その後前の2 台を130R と3 コーナーでかわし2番手に順位を回復。
トップの選手の後ろに付き数周様子を見ていたので、前半セクターでアドバンテージがあることが分かりました。バイクも走っていたので130R か1 コーナーで前に出て前半セクターで離す作戦でいこうと決め、130R の進入で前に出ましたが、曲がりきれずクロスラインでかわされてしまいました。再度130R で仕掛けるも同じミスを犯してしまいまた交わされましたが、すぐに次の1 コーナーで抜き返しトップに出ました。
引き離したかったのでペースを上げて走り、その周でレースベストを記録。
そのまま逃げ切ることが出来たのでトップでチェッカーを受けました。
タイム的には目標に届かずで悔しかったですが、今回の走りでさらに課題を明確にすることができたのでしっかり見直して改善していきます。
今回もサポート頂いたチームの皆様、お手伝い頂いた方々ご支援頂いた方々、ありがとうございました。
次のレースもご声援の程よろしくお願い致します。
■ 岸田尊陽チーム監督
今年度も当チームの活動にご支援いただき、誠にありがとうございます。
今年度は所属ライダー1人体制となり、チームと呼べる体裁かどうか疑わしい感じになってしまいましたが、これまで同様にライダーの目標に沿った支援活動を行って参ります。
今回のレースは塚原選手の国際ライセンス昇格後初めてのレースであり、着実にに戦いつつ、あくまで目標はベストタイム更新を方針としました。
予選では、安定しない天候に翻弄されつつも着実に走り、僅差でポールを逃すも予選2 位を獲得。決勝レースでも風が強い中、スタートは良くなかったものの終始トップグループに加わり、8 周目にトップに立った後は2 番手を走行していた選手の転倒もあり後続を引き離しての優勝と、国際昇格初レースで堅実な結果を残してくれました。
しかしコンディションが良くなかった事もあり、目標としていたベストタイム更新は次回へ繰り越しとなりました。
このような結果を出すことができたのは、選手の努力とチームスタッフ全員の協力、なによりスポンサーの皆様のご支援によるもので心より感謝申し上げます。
今後も、選手及びチームとしてさらなる成長と技術向上に努め、皆様に誇りを持ってご支援いただけるよう取り組んで参りますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。