【開催概要】
日時:令和5年4月21日〜23日
大会名称:FORMULA DRIFT JAPAN 開幕戦
会場:三重県 鈴鹿ツインサーキット
●参戦体制
・チーム :T’s square with GOODRIDE DGR
・車両 :eternal SPEEDMASTER Z4 (BMW Z4)
・ドライバー:塙彰拡選手
・エンジンオイル:スピードマスター PRO
成績:予選 20位 通過 決勝 ベスト32 敗退 23位 シリーズランキング 23位
去る4月22日から23日にかけて鈴鹿ツインサーキットにて開催された、FORMULA DRIFT JAPAN 開幕戦に参戦してまいりましたので、ご報告いたします。
今シーズンよりドライバーを入れ替え、新体制での参戦となり、昨シーズンに投入したBMW Z4もオフシーズンの間に幾度となくテストを行い、自信を持って臨むことができました。
練習走行日に駆動系にトラブルが発生したものの、順調に練習走行をこなすことができ、20位にて単走予選を通過することができました。決勝日は勢いをそのままにベスト32の対戦に臨みましたが、力及ばず敗退してしまいました。
4月21日金曜日 練習走行日
練習走行が開始直後に駆動系にトラブルが生じ、修復を行いました。
途中でファイナルギアを変更することでミスを減らし確実にポイントをおさえて走行することを目的とし、エアー圧を含めたセットアップ変更を行うことで予選走行を見据えた練習走行を行うことができました。
4月22日土曜日 予選走行 路面:ドライ
予選走行1本目 50ポイント
新たなチーム体制での1本目でもあり、緊張からかゾーン2.4にてオーバーランをしてしまい、大きな減点となりました。
しかし走行の組み立ては問題がなく、要点を押さえることでスコアを確実に伸ばすことができると確信があったためドライバーからも焦りも感じず安心して2本目に臨めました。予選走行2本目 75ポイント
走行1本目の修正点を確認しつつ、要点を押さえつつも攻める“置き攻め”を実践できるよう意識しました。
若干ゾーン2付近でのラインが浅かった部分がありましたが、概ね想定通りの走行を行うことができました。
その結果、75ポイントを獲得し、20位にて通過となりました。
4月23日日曜日 決勝日
ベスト32 高橋和己選手との対戦
高橋選手はBMW E92を操るトップドライバーであり、最初の対戦相手がBMW同士での対戦に運命を感じました。
強敵ではありますが現時点でのドライバー、マシンのスペックを測る大事な一戦になると考え、全力を出し切る思いで臨みました。
軽量かつハイパワーなE92とは旋回性能に大きな差があると判断し、後追いスタート時に確実に遅れを取らないように意識して走行しました。
しかし想定以上に速い高橋選手のスピードに対してゾーン2付近より距離を離されてしまい、リズムを崩し理想的な後追いを行うことができませんでした。
入れ替えての先行の走行では、雑にならない走行を心掛け、冷静にできることをやり切ることに徹しました。
現時点で出せるベストの走行を行うことはできましたが、終始高橋選手に落ち着いて走行をされ、敗退しました。
今大会では、まずはZ4にて確実に力を発揮し、最後まで走り切ることをテーマに臨みました。
新体制での開幕戦ということを踏まえればチームとしては最低ラインながら及第点の結果と考えております。
ですが、その中での予選走行の詰めの甘さ等改善点も見つかり、上位に食い込める余地はあると確信しております。
我々はこの結果に誰一人と満足はしておらず、まだまだ伸び代の有るチームです。
常に向上心を持ち、次戦へ臨みたいと考えております。
T’s square GOODRIDE DGRとしての初陣ではありましたが、まずは最低目標であった予選通過は出来たことに安堵しております。
ですがトップ層の選手には未だ力が及ばないことも痛感しました。また、今回のレースを通じてドライバー、車両共に改善点が明確になりました。
ですがそれと同時にチーム一丸となって取り組むことで好転できることも実感することができ、本当の意味でスタートしたと思えます。
勝利に向けて献身的にサポートして頂いているスポンサー様やチームメンバー、ファンの為にも次戦のエビスラウンドではさらに上位を目指し、観客が求めるエキサイティングな走行を見せられるように作戦を練り、努力を積み上げて臨みたいと思っております。引き続き T’s square Racing Teamと塙彰拡の応援をよろしくお願いいたします。