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2023 D.I.D 全日本モトクロス選手権 第4戦 佐野兄弟 弟壮太選手、初表彰台!

D.I.D ALL JAPAN MOTOCROSS CHAMPIONSHIP 2023
D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2023 第4戦 中国大会 TOHO Racing CUP

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6月24日(土)25日(日)広島県の「世羅グリーンパーク弘楽園」にて「全日本モトクロス選手権」が2021年最終戦以来、2年ぶりに開催されました。
この地方特有の、表面に砂の浮いた硬い路面(ハードパック)はとてもスリッパリーでライダー達を苦しめるコースです。また梅雨の合間ながら、土日ともに気温はぐんぐん上昇し爽やかな風が気持ちいいものの、暑さに耐える体力も試されるラウンドでした。

この「全日本モトクロス選手権第4戦」にスピードマスターのエンジンオイル「PRO BIKE」をご使用いただき「IA-2クラス」に参戦された佐野雄太選手、「IB-OPENクラス」佐野壮太選手の参戦報告です。弟の壮太選手は、IB OPENクラスで初の表彰台も獲得しました。

佐野雄太選手

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チーム:ジュニアライダースフリーダムナナ

マシーン:Kawasaki KX250 2023

エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W-40

コースコンディション:晴れ/ドライ

IA-2クラス:48台

レースレポート

【予選】
前戦までの良い流れに乗ろうと意気込んだ大会でしたが、土曜日の公式練習に転倒し古傷の左膝を痛めてしまい、本来の自分のライディングが出来ない中でのレースでした。
予選は2クラスで各クラス上位15台が決勝進出です。
このコースは1コーナーがスピードの乗るレイアウトの為、スタートグリッドは1コーナーへの減速が少なくて済むアウト側を選びました。
スタートのクラッチミートの瞬間、硬い路面だった為ホイルスピンしてしまい出遅れ、1コーナーをほぼ最後尾の24番手で通過しました。
1周目を13番手で通過しましたが、決勝で1つでも良いグリッドを得るために前のライダーを冷静に毎週パスしていき、最終ラップに8番手に上がりゴールしました。
負傷していた中でも攻めたレースができたことをポジティブに捉え決勝に挑みます。

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【決勝/ヒート1】
今大家のレースフォーマットは30分+1周の2ヒート制で行われました。
決勝グリッドは予選の順位順で、予選同様アウト側のグリッドを選択しました。
スタートの反応が遅れ1コーナーを15番手前後、1周目を13番手で通過しました。
序盤の混戦のチャンスで一気に順位を上げようとラインを変えて攻めますが、膝の痛みもあり思うようにペースを上げることが出来ませんでした。
その為攻める展開よりもヒート2に繋げるために確実にポイントを取ることを意識した展開に切り替えて走りました。
レース中盤14番手に順位を下げ、その順位のままゴールしました。
気持ちを切らさず体のケアをしてヒート2に臨みます。

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【決勝/ヒート2】
インターバルの時間で全力で30分走り切れる様、膝の治療に専念しました。
ヒート2はスタートグリッドのコンディションの良い真ん中のグリッドを選択しました。
ヒート1同様スタートの反応が遅く1コーナーでも中盤の集団に飲み込まれてしまいました。
1周目を18番手で通過し、1つでも順位を上げようとレース序盤、前のライダーをパスし16番手に上がりますが、やはり膝の痛みが強くライディングが出来る状態ではなくなってしまった為13周目に18番手でリタイアとなりました。

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【次戦への課題】
今大会は、前戦の流れを切らさぬよう日々の練習・トレーニングにも更に厳しく励みとても好調の中で迎えましたが、自分の不注意によりこのような結果を招いてしまい反省しています。
まずは患部のケアをする事は勿論ですが、次戦しっかりと結果を残すためにも、小さな事からの積み重ね、地道に練習・トレーニングに取り組むことが大切だと思います。
次戦北海道大会まで約1ヶ月あるので今一度初心に帰り取り組んでいきます。

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【エンジンオイル インプレッション】
このコースはアップダウンの長いストレートと、ジャンプセクションがあるハイスピードコースです。
路面は硬く砂が浮いたスリッピーなコースです。
当日は気温も上がりアクセル全開の負荷のかかるマシンに対しても【PRO BIKE 10W-40】はタレることなく安心してゴールまでマシンを走らせてくれました。

佐野壮太選手

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チーム:ジュニアライダースフリーダムナナ

マシーン:Kawasaki KX250 2022

エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W-40

コースコンディション:晴れ/ドライ

IB-OPENクラス:53台

レースレポート

【予選】
今大会の予選形式は、10分間で2クラスに分かれて上位15台が決勝進出です。
前半戦最後の大会なので、課題のスタートから1コーナーの出方に絞って練習してきました。
硬い路面は得意で、1周目を6番手で通過後、4周目に3番手に上がり予選通過しました。

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【決勝/ヒート1】
スタート時散水された路面に対応できず、1コーナーを15番手で通過しました。
アップダウンのハイスピードコースなので、コーナー立ち上がりのスピードを意識して2周目に11番手、6周目に8番手へ上がりました。
8周目から終始7番手争いとなりスピードの乗る中、前車に仕掛けるポイントが決まらず苦戦しましたが、最終周7番手に上がりゴールとなりました。

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【決勝/ヒート2】
このヒートで9月までインターバルに入ります。
なんとしても次に繋がる結果を掴む気持ちでした。
スタートバーが倒れ、一瞬反応が遅れてからの出だしで1コーナーは10番手で通過、ヒート1で失敗した仕掛けるポイントを冷静に見極め、3周目に7番手へ上がりました。
そこで4台が絡む3番手争いに加わり、前車のラインを見過ぎず落ち着いてパスをし、6周目に3番手へ上がりました。
その時点で残り6周で、2番手との差が12秒近くありましたが、とにかく前へ前へと走らせ2番手を狙います。
8秒差まで追い上げましたがタイムアップで3位でゴールしました。
総合ランキングも3位に上がりました。

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【次戦への課題】
前半戦最後のレースで、後半戦に繋がるきっかけが欲しいレースでした。
今までの結果や内容から、チャレンジャーの気持ちを持ってトレーニングや練習に取り組んできました。
課題のスタートから1コーナーのさばき方が上達できず、追上の展開ばかりでしたが、ヒート2では念願の表彰台に到達できました。
しかしここが目標ではないので、9月までのインターバルで課題のスタートを徹底的にマスターし、兄とトコトン自分を追い込んで積み重ねていきたいと思います。

【エンジンオイル インプレッション】
このコースは硬い路面の上に砂が浮いた、とてもスリッピーなコースです。
アップダウンの中で長いストレートや、ジャンプセクションがありハイスピードコースで、熱ダレを心配しますが【PRO BIKE 10W-40】は高くなる気温も物ともせず最後までグングンマシンを走らせてくれます。

 

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