D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2023第9戦
第61回 MFJ-GP モトクロス大会

11月11日（土）、12日（日）の2日間にわたり、今年度D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズの最終戦として、「第61回MFJ-GPモトクロス大会」が開催されました。
6月のシリーズ第3戦に続くシリーズ2回目のSUGO大会は、最終戦として各クラスのチャンピオンが決まる重要な大一番になります。
また、本大会はシリーズの中で唯一の国際格式で行わ、海外のレースで活躍する外国人選手が参戦しました。
この「全日本モトクロス選手権第9戦/最終戦」にスピードマスターのエンジンオイル「PRO BIKE」をご使用いただき「IA-2クラス」に参戦された佐野雄太選手、「IB-OPENクラス」佐野壮太選手の参戦報告です。

佐野雄太選手

チーム：ジュニアライダースフリーダムナナ

マシーン：Kawasaki KX250 2023

エンジンオイル：スピードマスター　PRO BIKE 10W-40

コースコンディション：曇り/ドライ

IA-2クラス：39台

レースレポート

【予選】
今大会のレースフォーマットは、30分＋1周の2ヒートで行われました。
また、今大会は今シーズンの最終戦でした。
今シーズンの集大成としてより一層意気込み臨みました。
予選は2クラスで、各クラス15台が決勝進出です。
公式練習も3番手タイムと好調で予選A組で出走しました。
予選は、スタートの反応も悪く加速に繋げられず1コーナーをほぼ最後尾の20番手で通過しました。
得意なコースな為落ち着いて走り、2周目には13番手、3周目には12番手と順位を上げましたが、後方集団のパスに手間取りペースを上手く上げることができませんでした。
しかし、幅広いラインどりで周ごとに順位を上げ9番手でゴールしました。
予選時の音量検査で1台が失格となり、1つ順位が上がりました。

【決勝/ヒート1】
決勝グリッドは予選の順位順で、選択します。
スタートグリッドは真ん中を選択しました。
スタートの加速が悪く、20番手付近で1コーナーをターンしました。
混戦で抜きどころが少なかったですが、ラップタイムを縮めることを意識して走りました。
前のライダーよりも約1秒早いタイムで周回し、周ごとに順位を上げました。
レース中盤に差し掛かる6周目に9番手に上がり更に前を目指しプッシュしました。
9番手に上がった時点で前との差は約10秒弱離れていましたが徐々に差を縮め約2秒差まで距離を縮めました。
しかし、時間切れとなりゴールしました。

【ヒート2】

ヒート2はスタートの反応も良く、10番手付近で1コーナーをターンしました。
1コーナーで多重クラッシュがあり、スムーズに2コーナーへ進入できず2〜3番手程順位を落としました。
2周目を12番手で通過し、6周目には11番手に順位を上げました。
その後も前にライダーを追い上げましたが、前のライダーとのラップタイムの差も少なく縮めきることが出来ませんでした。
レース後半、様々なラインをトライし、ベストタイムを更新しました。
ラストラップには前とのライダーと1秒差まで縮めましたが、パスしきれずレースを終えました。

【次戦への課題】

今大会は、今年最後の大会であった為上位入賞、そして来シーズンに繋がるレースをする事を目標として挑みました。
後半からの追い上げや、公式練習で好タイムをマークするなど、普段取り組んでいるライディングをレースでできた一方、スタートの悪さやライン取りのレパートリーの少なさが反省点として目立ちました。
今シーズンも皆様のお力添えがあり、全日本選手権に参戦することが出来ました。
本当にありがとうございました。
来シーズンに向け課題克服に努め、2024シーズンを飛躍の年となるよう取り組んで参ります。

【スピードマスターエンジンオイルインプレッション】

今回は大変気温も低い気候でした。
また、コースはハイスピードで轍も深くエンジンに負担のかかりやすいコンディションでしたが、最終ラップまで良いエンジンの状態で攻め続けることが出来ました。

佐野壮太選手

チーム：ジュニアライダースフリーダムナナ

マシーン：Kawasaki KX250 2022

エンジンオイル：スピードマスター　PRO BIKE 10W-40

コースコンディション：曇り/ドライ

IB-OPEN クラス：47台

レースレポート

【予選】

予選は2クラスに分かれ、各上位15台が決勝進出です。
スタートから1コーナーを16位で進入、1周目を11位で通過しました。
冷静に前のライダーのラインを見切り4周目に9位、6周目に7位に上がりフィニッシュし予選通過です。

【決勝/ヒート1】

現在ランキング4位で、3位とのポイント差は７ポイントです。
前半戦ポイントを積めなかった為、ランキング3位は絶対奪取します。
今年の課題はスタートの悪さでした。
ヒート1、スタートが出れず1コーナーを最後尾でターン。
序盤の混戦を丁寧にさばき3コーナーで10位にあがり1周目は6位で通過します。
日頃、兄を追いかける練習ばかりしているので、追いかけるのは得意な方です。
3周目に4位に上がります。
3番手争いでラインを読みきれず、時間がかかってしまい、5周目に3位に上がった時には、2位との差は残り時間7分で9秒差でした。
追いきれなくもない差だと思い、スピードを乗せ走りますが、タイムアップとなり3位でフィニッシュです。

【ヒート2】

ヒート1終了時点で、ランキング3位に上がりました。
今年最後のレースです。
全て出し切ります。
スタートは15位くらいでしたが、1コーナーでのまれてしまい27位でターン。
焦らず前車の動きを読みながらパスをしていきます。
1周目で12位、4周目に9位に上がります。
2日目で荒れた路面にも手こずり中々ペースが上げられず、6位でタイムアップとなりました。

【今シーズンを終えて】

年頭から最終戦に向けてすべてを進めてきました。
最終戦どこに立っているのか？を決めてきました。
もちろん1位を狙って歩んできましたが、1年を通してのスタートの悪さ、近畿戦でのノーポイント等がひびき、目標に届きませんでした。
来年度は国際A級に昇格する事が決まりました。
現状ではとても国際A級には通用しないと思うので、楽しい課題として捉え、来年度は兄弟対決ができるよう、オフシーズン短いですがすっかりと準備したいと思います。
今年も1年ありがとうございました。

【スピードマスターエンジンオイル　インプレッション】