D.I.D ALL JAPAN MOTOCROSS CHAMPIONSHIP 2024
Rd.1 bellemonde CUP
D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2024第1戦 腕時計のベルモンドCUP
3月30日(土)31日(日)埼玉県にあるオフロードヴィレッジにて「D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2024」が開幕しました。
大会当日は両日ともに晴天に恵まれたが、大会前日に降った雨の影響により土曜日はマディコンディション。
段々と路面は乾き、日曜日には砂埃が舞うほどのドライコンディションの中での戦いとなりました。
当日は最高気温は25度前後まで上昇するなか、ところどころ乾かずに泥濘んだ路面には深いわだちが何本も作られ、荒れた路面での戦いとなりました。
今大会から、弟の佐野壮太選手が国際A級に上がり、「IA2クラス」では兄弟対決となりました。
佐野雄太選手
チーム:カワサキ プラザ前橋
マシーン:Kawasaki KX250 2024年式
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W-40
コースコンディション:晴れ
IA-2クラス:44台
レースレポート
【予選】
レースフォーマットは、15分+1周の3ヒートで行われました。
今大会は2024シーズンの開幕戦です。
今シーズンからチーム体制も変わり、万全の体制で臨んだ大会でした。
予選はタイムアタック形式で行われました。
シーズンオフに練習、トレーニングを徹底的に行い、また前日のフリー走行から好調だった為自信を持って臨みました。
前々日の雨の影響でコンディションはマディでした。
タイムアタックスタートをし、クリアラップの確保を意識し、2周目に1回目のアタックをしました。
その後も周を重なるごとにアタックをしていきますが、コンディションも悪くなり、タイムを更新できず7番手でタイムアタックを終えました。
開幕戦ということもあり、体が硬くなってしまったので決勝ヒートに向け修正し臨みました。
【決勝/ヒート1】
決勝グリッドは予選の順位順で、選択します。
スタートグリッドは真ん中を選択しました。
スタートの反応も良く、2番手で1コーナーに進入しました。
2コーナー進入時にインからスタートしたライダーに押し出されてしまい、9〜10万てで1周目のコントロールラインを通過しました。
前後混戦で、一瞬も気を抜けない展開でしたが、前のライダーたちとは違うラインを選択し、レース後半8周目に7番手に順位を上げ、ゴールしました。
レース後の車検で前のライダーが失格となった為、6位に順位が繰り上げになりました。【ヒート2】
ヒート2もヒート1同様の位置からスタートをし、3〜4番手でスタートをしました。
1周目の混戦を抜け出し5番手で1周目を終えますが、ラインミスを多発してしまい、7番手まで順位を落としてしまいました。
しかし、気持ちを取り直し、ペースを上げなおしレース中盤に5番手に順位を上げ、後半には3番手争いのグループに追いつきますが、仕留めきれず5番手でゴールしました。【ヒート3】
ヒート3もヒート1、2同様の位置からスタートをし、5番手付近で1コーナーを通過しました。
しかし、3コーナー進入で他者と接触転倒をしてしまい、最後尾からのリスタートとなりました。
大きく出遅れてしまいましたが焦る気持ちを抑えて冷静なライディングを心掛けました。
周を重ねるごとに順位を上げていき、レース後半8周目に14番手に順位を上げました。
この時点で前との差が開いていましたが最後まで攻め続け、最終ラップにはこのヒートでの2番手タイムを記録し順位も12位に上げゴールしました。【エンジンオイル インプレッション】
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W-40
今回は気温も高く、コンディションもマディでエンジンに負担のかかる条件でした。
15分の3ヒートとスプリント要素も強かったですが、エンジンのフィーリングも軽く、スタートも全ヒート好スタートを切る事が出来ました。【次戦への課題】
今大会は、2024シーズンの開幕戦ということもあり、万全の準備の下迎えました。
昨シーズンからの課題であったスタートも克服し、レースも上位集団で展開することが出来ました。
しかし、レース序盤のとっさの判断の遅さが目立ち全ヒートレース展開の足を引っ張ってしまったことが反省点です。
次戦に向け、インターバルを用いた練習やトレーニングで瞬発力の強化をし、表彰台を目標に取り組みます。
佐野壮太選手
チーム:カワサキ プラザ前橋
マシーン:Kawasaki KX250 2024年式
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W-40
コースコンディション:晴れ
IA-2クラス:44台
レースレポート
【予選】
初めてA級でのレースです。
多少の緊張感もありましたが、まずはルーキーらしくガンガン行こう!とコースインしました。
予選は20分間の練習走行中のタイムアタック予選でした。
早い時間帯でのタイムアップを心掛けコースインし、3周目でタイムを出しました。
その後まだイケると思いアタックしましたが、ミスや転倒をしてしまい、予選11位で通過しました。
ホッとしました。
【決勝/ヒート1】
今大会のレースフォーマットは15分+1周の3ヒート制で行われました。
スタートダッシュが決まり、1コーナーを10位でターンするも、イン側のライダーに弾き出され順位を落としました。
やはり国際A級です。
上手い・速い・強いは当たり前の世界です。
1周目を18位で通過しました。
まずは目標とする15位を狙って全車についていき、ラインを読み3周目に17位に上がりました。
あと2台を狙って走行しましたがタイムアップとなり17位でゴール。
その後失格者が出て16位に繰上げとなりました。【ヒート2】
スタートダッシュは決まりましたが、1コーナーでまた弾き出され、12位、、2、3コーナーの混戦で前に出れず、1周目を16位で通過しました。
その後全車をパスし15位に上がるも、コーナーで立上りで滑ってしまいコースアウトし16位に。
混戦でのさばきができず一気に18位に落ちてゴールとなりました。【ヒート3】
絶対このヒートで15位以内を獲ります。
スタートダッシュが決まり、10位付近で1コーナーターンをするも、1周目序盤の接戦をモノにできず、14位でターン。
その日最後のレースでコースで荒れてきて、転倒者やミスが多い中、丁寧にラインをとり、5周目に13位に上がりました。
しかし8周目に15位に落ち、後車からのプレッシャーの中なんとか逃げ切り15位でゴールしました。
目標としていた15位以内でポイントを獲得しました。
【エンジンオイル インプレッション】
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W-40
スーパークロス風のレイアウトのコースは、ウッドチップが入り耕され轍の深い路面になりました。
気温も上がり、オンオフが繰返され、負担のかかるエンジン状態でしたが、全くタレる事なくマシンを走らせてました。【次戦への課題】
最終戦からのシーズンオフ、速く走るためのライディングを見直し、徹底的にコツコツと兄と一緒にやり込んで迎えた開幕戦でした。
A級デビュー戦で多少の緊張もありましたが、堂々とレースができたと思います。
しかし、長年染みついたライディングなどとは中々変えられず、今レース中もミスを連発し、転倒などもありました。
開幕戦はオフシーズンの結果発表として、次戦インターバルは短いですが、この経験を元に積み上げて、もう一歩上を狙っていきます。