2023 JIDC (Japan International Drift Challenge)
8月5日(土)〜6日(日)の夜から朝に掛けて、「D1GP」や「FOMULA DRIFT JAPAN」も開催される滋賀県「奥伊吹モーターパーク」にて世界最大級ナイトドリフトイベント「 Japan International Drift Challenge 2023」が開催されました。
このイベントの開催は中東の「オマーン」が主催し「ドリフト競技の世界大会予選」となる「JIDC Japan International Drift Challenge」の位置付けとなります。
「優勝者は翌年に中東オマーンで開催される、ドリフト競技の世界大会への出場権を獲得」できます。
このイベントにスピードマスターのエンジンオイル類をご使用いただき参戦された塙選手の参戦報告です。
●レース情報
・イベント名:JIDC (Japan International Drift Challenge)
・日程 :2023.8/5(土)~8/6(日)
・会場 :奥伊吹モーターパーク
●参戦体制
・チーム :Y’s FACTORY eternal with SPEEDMASTER
・車両 :eternal塗面光沢復元 SILVIA
・エンジンオイル:スピードマスター F1 PRO RACING SPECIAL【10W-60】
●JIDC
JIDCは昨年より始まった日本で唯一のナイター開催のドリフト大会であり、優勝者はオマーンで開催されるOIDCへ招待選手として参戦できる世界への挑戦権を掛けたドリフト大会である。
昨シーズン、FDJ2に使用していたS14シルビアを大会に向けセットアップし今大会へ挑んだ。今シーズンは主にFDJにTeam T’s square with GOODRIDE DGR としてVQ35エンジンを搭載したBMW Z4で参戦しているため、久々のプライベート参戦となったが、非力なSR20エンジンで国際基準のドリフトレイアウトを攻略できるかが今大会のテーマとなった。
【予選】
●1本目 : 232点(ジャッジ3名の合計点)コースに対してギア比とパワーが上手く合わないため、エア圧を高めに設定し、車体を上手くコントロールすることでゾーンを長く、深い角度で旋回できるよう意識したセットで挑んだ。
練習は日中であるが本番はナイターである為、コースのアウトラインはよく見えないが失敗を恐れず攻めの意識で走行し、ゾーン1の進入や旋回はイメージ通りであったが長く続くゾーン2の旋回で車の進みたがる方向とゾーンがうまく合わず左足ブレーキを多用してラインを修正したが、減速も多かった為に減点にもなってしまった。
しかし、走り全体の組み立ては評価していただけたため、1本目終了時に3位につけるスコアを獲得できた。●2本目 : 254点(ジャッジ3名の合計点) ※5位通過
1本目で評価の高かったゾーン1は同じスタイルとし、ゾーン2のアプローチを変えて、なるべく左足ブレーキに頼らず走行が可能なように修正。
全体的に完成度が高まり、若干スコアを伸ばすことに成功し5位通過で予選を突破することが出来た。
【追走トーナメント】
●BEST32
前の対戦にて車両が炎上し、オイルやクーラントが漏れだしてしまい石灰による処理は行ったものの突然の降水もあり対戦前に路面のチェックランが急遽行われ、その走行中にドライブシャフトが破損し走行不可能となってしまい、不戦敗にて対戦終了となってしまった。
【総括】
✓予選:5位
✓総合:17位セットアップや走行のアプローチもはまり、非常に調子のいい一日であったが車両トラブルにて敗退し、非常に悔しい思いとなった。
しかし、他カテゴリに参戦するトップドライバーに対し、単走のスキルでは負けていないことを確認できた大会でもあった為、自信に繋げることもできる重要な一戦となった。
また、久々のプライベート参戦で非常に大変であったが、初心に帰ることができた気分であり、JIDC参戦で得られた経験を次戦のFDJは勿論、これからのレースに対するモチベーションに変えて益々、強いドライバーになりたいと思うことが出来た。トラブルにて最後まで走り切れず、応援いただいているスポンサー様やファンの皆様には大変申し訳のない結果となってしまいましたが、あきらめずに挑戦を続けてまいりますので引き続き、塙 彰拡の応援をよろしくお願いいたします。