2024 全日本ジムカーナ第1戦 2戦工藤選手参戦報告

GYMKHANA CHAMPIONSHIP
Round 1,2 もてぎスーパースラローム 2024

3月16日（土）〜17日（日）「2024年JAF全日本ジムカーナ選手権第1戦,第2戦」が栃木県茂木町「モビリティランドもてぎ南コース」にて行われました。

ジムカーナは、カート場や駐車場、サーキットなどに並ぶパイロンで造られたコースを2本走って良かった方のタイムを成績として競うモータースポーツです。
その全日本チャンピオンを決めるシリーズ戦が『JAF全日本ジムカーナ選手権』。
コース上のパイロンすれすれに攻める１㎜単位の正確なマシントレースや高速コーナリング、S字ターン等の難易度の高いセクションを華麗にすり抜けるジムカーナアスリートの華麗なテクニックは一見の価値ありの大会です。

このイベントにスピードマスターのエンジンオイル、ギヤオイルをご使用頂き参戦された工藤選手の参戦報告です。

開催日：3月16日（土）〜17日（日）
開催場所：栃木県茂木町「モビリティランドもてぎ南コース」
イベント名：全日本ジムカーナ第1戦　MOTEGI SUPER SLALOM 2023
天候：晴れ
コンディション：ドライ
参加クラス：BC1 class
ドライバー　：工藤典史選手
エントリー名：YHwmxITOスピードマスタースイフト
エンジンオイル：スピードマスター PRO RACING 5W-30

【工藤選手リポート】

昨年までノーマル系PN車両クラスで活動していたが、スイフトスポーツはチューニングベース車両として人気が高い事から、公認車検OKクラスのB車両に進化させ、FF車改造クラスのBC1クラスに転向。
車両は2名乗車化やタービン・マフラー・ECUチューニング他、フロントタイヤサイズも大幅アップに進化。
ライバル車両にはナンバー無し改造車やエンジン換装・ボルトオンターボやフルコン化車両などなど多彩な改造マシン軍団クラスであり、チューニング進化序盤でどこまで戦えるか？これも挑戦である。

会場は栃木県茂木町にあるモビリティランドもてぎはご存じホンダのコースで有名なサーキットであり、南コースは広大な舗装路面にパイロンを設置する特殊なハイスピード＆テクニカルコースである。
事前に2回のセットアップ走行で良い感触はあるが、コースレイアウト運にかなり左右されそうなのは過去の戦歴でも知っているので、コース運含めてどこまで応戦できるかも重要なポイントである。
今回は昨年から導入された土日ダブルタイトル戦となり、土曜に第1戦・日曜に第2戦という形式。通常シングルタイトル戦の場合は土曜に公開練習で日曜決勝なのだが今回は至高の2日間である。
金曜から会場入りして練習走行会に参加するも、早速上位陣とのタイム差が大きい苦況。
万全を尽くすべく走行終了後にエンジンオイル交換とし、信頼のスピードマスターPRO　RACING　5W-30の新油を投入。

今年からエンジンは昨年比30馬力アップでオイルへの負担も厳しいのだが、事前の練習走行から大きな劣化も感じない事は素晴らしい性能のお陰である。決勝勝負は新油のベストコンディションでエンジンの最大パフォーマンスを引出す事が出来る重要アイテムである。

第1戦土曜決勝は好天の天気予報でドライ勝負。コースは昨年より若干テクニカル設定となり、まずは落ち着いて挑んだ第1ヒートは細かいターンセクションのアンダーオーバーが顕著であり、上位陣から大差で離され同スイフト勢からも1.5秒落ち。気温が上がった第2ヒートもドライビングミスを修正しタイムは上がるが、ライバル勢も同様に上がり、同スイフト勢からも1.5秒落ちは変わらず18位。
コースと車両マッチングがスイフト勢が不利な情勢で更に未熟なセッティングの実力差が出てしまう。

第2戦日曜決勝は前日コースから更にテクニカル化した状況下、第1ヒートは前日セッティングのまま走行するもタイム差は更に開き同スイフト勢からも2秒落ちの最悪状況。
どうせなら大バクチという意気込みリヤセッティングを大幅変更。挑んだ第2ヒートは中間までは自己タイム0.2秒アップで、後半は1.0秒大幅アップ。ライバル勢もタイム上がるが同スイフト上位から0.9秒落ちまで追従し、スイフト6台中の順位では同秒台コンマ差の5位まで回復したものの、順位としては前日同様の18位。