3月25日(土)26日(日)に栃木県の国際サーキット「モビリティランドもてぎ」の南コースにて、全日本ジムカーナ選手権が開幕いたしました。
いよいよ本格的なモータースポーツのシーズンイン。
この大会にスピードマスターのエンジンオイルをご使用頂き参戦された工藤選手の参戦報告です。
■開催日:3月25日(土)〜26日(日)
■開催場所:栃木県茂木町「モビリティランドもてぎ南コース」
■イベント名:全日本ジムカーナ第1戦 MOTEGI SUPER SLALOM 2023
■天候:雨
■コンディション:ウェット
■参加クラス:PN3 class
■ドライバー:工藤典史選手
■マシーン:YHwmxITOスピードマスター スイフト
■エンジンオイル:PRO RACING 5W-30
工藤選手参戦報告
今年から競技規則が大幅変更となり、まずクラス編成として最新FF車トヨタヤリス/マツダ3の新PN1クラス新設の他、過去のPN1相当のFR車マツダロードスターが新PN2クラス。
そして2輪駆動車で2分化されていたクラスが統合されて新PN3クラスとなり、FR車はマツダロードスターRF、フィアットアバルト124、トヨタGR86、スバルBRZ、FF車はスズキスイフトスポーツとホンダシビックタイプRと、6メーカー6車種の異種格闘技クラスとなった。
また、タイヤ規定も従来から溝面積や溝深さの条件が加味されて、競技用タイヤからスポーツタイヤへの転換となり、当初我がYHはADVAN NEOVA、ライバルのBSはPOTENZA RE71RS、DLはDIREZZA ZⅢの戦いと思われたが、DLのみジムカーナ向けβ11を発売し、かなりの強敵化となる。
3月25~26日栃木県茂木町にあるモビリティランドもてぎは全国有名なサーキットであり、南コースは広大なアスファルト路面にパイロンを設置する特殊なハイスピード&テクニカルジムカーナコースである。
金曜練習は晴れのドライにて、先週練習走行したベストセットでライバル勢とタイム比較するも、タイム的には大差の3秒差となり、最終ターンセクションも上手く旋回コントロールが出来ない。
土曜の公開練習から雨のウェットとなり、天気予報では日曜決勝も同様の天候。今シーズン初タイヤで初ウェットであるのでグリップを探りながら走行。高速コーナーはライバルのスイフトスポーツには追従するが、FR勢とはドライ時よりもさらにタイム差が広がる一方。
エンジンオイルは信頼のスピードマスターPRO RACING 5W-30。このスイフトスポーツには3年目のエンジンオイルで他と比較した事は無いのだが、2万キロ走行後もエンジンノイズは全く静かで、昨年までは幾度も大会での入賞を与えてくれたオイルでもある。今回も新油にして決勝へ挑んだ。
決勝当日は、前日に続く雨のウェットで、気温は更に下がり雨量も増えた感。タイヤも新品から一皮剥いた最高の状態でAM第一ヒートにアタックするが、前半の高速セクションこそライバルタイヤ勢のスイフトスポーツには追従するものの、後半テクニカル低速セクションは1コーナー毎に遅れを積み重ねてしまい、更にFR勢が上位に台頭して21位/31台中という状態。
AM第二ヒートは雨量が増したものの、前半セクションは自己タイム更新。
しかし最終ターンセクションでテール収束がつかずパイロンペナルティ。
終わってみると26位/31台の過去最低成績となった。マシン・タイヤ・路面の全てが劣勢傾向であり、シーズン開幕戦から過去に無い厳しい戦況を実感。
第2戦は4月中旬に広島のスポーツランドTAMADAだが、せめてドライ路面でワンチャンスを狙い、貪欲にタイム向上だけに集中したい。