全日本スーパーモト 第3戦 エビスサーキット
6月11日(土)12日(日)に「全日本スーパーモト選手権シリーズ第3戦」が福島県の「エビスサーキット 西コース」にスーパーモト特設コースを使用して開催されました。
この大会にスピードマスターの油脂類をご使用いただき参戦した土橋選手の参戦報告です。
マシーン・チーム・ライダー紹介
ライダー:土橋亮一選手
チーム:TRC with SPEED SHOP FUSE+GR+SPM(スピードマスター)
マシーン:HONDA(ホンダ)CRF250R(2020)
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 15W-50
土橋選手参戦リポート
6/11(土)前日練習走行
本戦のエビスサーキットは長いストレートのターマックを有するコース上で、ダートはコース前半に長距離の第1ダート・コース後半に短距離の第2ダートというふうに2か所が設置されています。前日走行は雨がふることなく全ての走行枠を走ることが出来ました。
全体的な感想としては細かな改善点はあるものの、他の選手たちの走行と比較しても大きく出遅れるポイントは見当たらず、良い感触で走行していました。
午後からの走行していると、コースのくぼみにタイヤをとられてマシンごとライダーもろとも前転状態で激しく転倒してしまいました。
しかし身体にケガはなく、ヘルメットのおかげで脳震盪も起こしませんでした。
天気予報では明日は雨が降るとのこと。レインコンディションに合わせたファイナル調整して明日のレースに挑みます。
6/12(日)フリー走行・タイムアタック
毎年のことですが、エビスサーキットでのレース開催は梅雨入りの時期と重なります。
今回のレースも雨がどのタイミングから降るのか、私は頭を悩ませていました。
最初のフリー走行で雨はふらず、全体としては3番手のタイムで走行を終えました。
まだまだ攻略をつめられる余力やタイムアップできるポイントを残した走行での結果だったので、レインコンディションになっても戦えるのではないかと、滑り出しは高感触でした。やはりというか残念なことに雨は降りだしはじめ、レインコンディションでのタイムアタックとなってしまいました。
レインでの走行も念頭に入れてライディングを組み立てていましたが、タイムアタックの走行途中、突然クラッチに動作不良が発生します。
クラッチワイヤーが外れているのを確認し、ダートでエンストしないように慎重にライディングを工夫してタイムアタックを走りきり、6番手のグリッドを獲得して終了しました。走行後、クラッチ不良の状態をチェックすると、スリッパークラッチに不具合が発生していることが判明しました。
タイムアタック終了から決勝レースまでは50分ほどしか時間はありませんが、できる限りの応急処置をして決勝へと進みます。6/12(日)決勝決勝ヒート1
ヒート1のスタート、シグナルミートは良かったもののクラッチの不具合がでてしまい、1コーナーへの加速の伸びが鈍化してしまいます。
スタート順位からポジションをさげて1周目は7位でかえってきました。
前を走る大金選手に近づきたいところですが、レース3周目に入るころには雨足がどんどん強くなり、特にダートセクションでは攻めにくくなってきます。
なおも雨は強く降り続き、5周目に第1ダート出口で転倒をしてしまい8番手にポジションを落とします。すぐ後ろには住吉選手が迫っている状態で転倒からすぐさま復帰します。
以降、後方の住吉選手を抑えきってそのままヒート1は8位でチェッカーとなりました。6/12(日)決勝決勝ヒート2
ヒート2は8番グリッドからスタートです。
雨が止みましたが、路面は完全なウェットコンディションのレースです。
スタートして1周目は9番手でかえってきました。すぐ前を走る住吉選手に対して3周目・4周目と横に並んでアタックを仕掛けますが、おいそれとは抜きさることができません。
6周目には6位から9位までの4台が近づいてきました。
7周目に住吉選手のパッシングに成功し、8番手にポジションアップします。
さらに7番手の佐藤選手にも仕掛けたいところでしたが、レースの後半にはクラッチ不良が頻発するようになってしまってたので、チェッカーを受けることを優先して8位でレースを終えました。
スピードマスターエンジンオイル
使用マシーン:HONDA CRF250R(2020)
使用エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 15W-50 1.08L
●油圧・油音など気づいた事変化した事
以前の粘度(10w-30)と比べてギア抜けがなくなりCRF250Rにも自信を持ってオススメ出来るオイル粘度(15w-50)です。
レース後半でもシフトフィーリングは落ちません。
粘度が高くてもエンジン回転の重さを感じません。
●その他、気になった事
レース当日は度重なるクラッチトラブルが発生しましたが、エンジン内部への致命的なダメージは回避されました。
トラブルの発生自体は今後の反省点ではありますが、オイルの保護性能の効果を実感できました。