全日本モトクロス選手権第3戦佐野雄太/壮太選手参戦報告

D.I.D 全日本モトクロス選手権第3戦 SUGO大会 /スポーツランドSUGO

7月16日(土）17日（日）宮城県の「スポーツランドSUGO　インターナショナルモトクロスコース」にて「D.I.D 全日本モトクロス選手権第3戦」が行われました。

この大会にスピードマスターのエンジンオイル「PRO BIKE 10W-40」をご使用頂き、兄弟で参戦した佐野雄太選手と佐野壮太選手の参戦報告です。

#29 佐野雄太選手（20歳）

クラス：IA-2クラス（国際A級）参加台数　45台
チーム：ジュニアライダース
マシーン：Kawasaki KX250 2022年式
エンジンオイル：スピードマスター PRO BIKE 10W40

【予選】
今大会は数日前からの降雨の影響でマディコンディションでのレースでした。
予選は２クラスで、各クラス上位15台が決勝進出です。
予選のグリッドの選択順は現時点でのランキング順で、私は10番目でした。
私は比較的路面コンディションの良かったアウト側を選択しました。
スタートタイミングが決まり、7番手で１コーナーに進出しました。
今年は開幕戦から1コーナーのさばきが上手くいき、6番手で1コーナー通過。
その後、冷静に前のライダーの動きを見ながら、２週目で5番手に順位を上げます。
マディコンディションなので丁寧なライディングを心掛けましたが、８週目にスリップダウンしてしまい、7番手に順位を落としました。
すぐに復帰し、最終ラップに6番手に順位を上げそのままフィニッシュしました。

【決勝/ヒート1】
今大会のレースフォーマットは路面コンディションが悪い為、通常30分の所、25分＋1周の2ヒート制で行われました。
決勝グリッドは予選の順位順で私は予選とアウト側からスタートを選択しました。
スタートの反応が良く6番手で1コーナーを通過しました。
1周目にコーナーでスリップをし、11番手に順位を落としますが、接戦の中、3周目には10番手に上がりました。
その後8・9番手争いの中5周目に前のライダーを抜かそうとプッシュしますが、深い轍に埋まってしまい13番手に順位を下げました。
その後徐々に順位を上げ、9周目には11番手に順位を上げましたが、レース終盤のミスを連発してしまい、13番手に順位を下げゴールしました。
難しいコンディションの為、冷静にミスなくスムーズなライディングを意識し、ヒート2に挑みます。

【決勝/ヒート2】
ヒート2もヒート1同様に、1コーナー立上りのラインを選びやすいアウト側のグリッドを選択しました。
スタート時車体が振られてしまいましたが、1コーナーの処理が良く10番手で通過しました。
1周目の混戦のチャンスの中、前のライダーを冷静にパスし順位を上げていきましたが、4コーナーで多重クラッシュが起きそれに巻き込まれてしまい、最後尾からの復帰でした。
復帰時には前のライダーと約40秒程差がありました。
その後ペースを上げ、攻めたライディングで好タイムを刻みます。
7周目から毎週１台ずつ順位を上げていきますが、時間が足りず24番手でゴールしました。

【次戦への課題】
今大会は、全レーススタートが上手くいき、上位グループでレースを展開できるチャンスがありましたが、またスタート直後の1コーナーのさばきも冷静に対処できています。
しかしミスや転倒により順位を下げてしまい、結果につなげることが出来ませんでした。
混戦での冷静さや、攻めきれない走りが足りないと感じたレースでした。
次戦9月の近畿大会では良い結果で終われるよう、この１ヶ月半のインターバルでは中身の濃いい練習、トレーニングを積みレベルアップを目指します。

【エンジンオイルインプレッション】
使用オイル：スピードマスター：PRO BIKE 10W-40

数日前からの雨の影響で路面コンディションが悪く湿度も高く、車体に張り付くSUGOの土は10キロ近くなり、エンジンやクラッチに負荷がかかりますが、PRO BIKE 10W-40はタレることなく、エンジンを守り、最終ラップまでしっかりとエンジンが回りレースすることが出来ました。

#28 佐野壮太選手（16歳）

クラス：IB-OPENクラス（国際B級）52台
チーム：ジュニアライダース
マシーン：Kawasaki KX250 2022年式
エンジンオイル：スピードマスター　PRO BIKE　10W-40

【予選】
コースのある地域では連日降り続く大雨で、コースは大幅にカットされました。
SUGOの土は雨が降ると轍ができやすいので走行ラインが決まってしまうので、スタートの順位が重要となります。
予選時間は10分間で２クラスにて各15台が決勝進出です。
スタートから1コーナーに向けては、下りの左ターンのレイアウトです。
私は1コーナーを大きく回れるアウト寄りを選択しました。
反応良く1コーナーを6位でターン。
雨でラインも出来ずグチャグチャのコースでしたが、冷静にマシンをコントロールし3位で予選通過しました。

【決勝/ヒート1】
予選と同じくアウト寄りから反応良くスタートしました。
1コーナー旋回時、内側のライダーがスリップで転倒、それを避ける為ラインを振った際、深い泥にはまってしまい、脱出する間に2LAPされてしまいました。
周遅れで中々追い上げる事が出来ず21位でフィニッシュしました。

【決勝/ヒート２】
ヒート1の反省から視野をを広く持つ事を心掛けました。スタート反応良く3位で1コーナーをターン。
天気もだいぶ回復しましたが路面状態は轍も深くなり楽ではない状態でした。ミスをふやさない様冷静に基本通りを心がけていましたが、今期初の入賞圏内を意識しすぎて、無駄に突っ込みすぎたり、転倒などミスを繰り返し7位でフィニッシュでした。

【次戦への課題】
全日本SUGO大会に照準を当てて昨年から積み重ねてきました。
予選も調子良く、上位を狙える自信がありましたが、気負いすぎて周りが見えず、ミスや転倒が多くなり、不甲斐ない結果となってしまいました。
ですが、今回はスタートの反応も良く、着実に上向きになってきていると思うので、次回への課題としてもっと冷静に気負わずレースに望みたいと思います。
次戦は9月の名阪大会です。
学校も休みに入りますので、A級の兄としっかり乗り込み、トレーニングをし、もっと自信を深めたいと思います。