ライダープロフィール 土橋亮一選手
1980年8月14日生まれ
身長169cm 体重63kg 血液型:B型
レース経歴
2015年 スーパーモト中日本エリア選手権シリーズ(S3クラス) ランキング2位を獲得 及び モタードA級昇格
2016年 スーパーモト中日本エリア選手権シリーズ(S3クラス) チャンピオン
2016年スーパーモト西日本エリア選手権シリーズ(S3クラス) チャンピオン
2017年 全日本スーパーモト選手権シリーズ(S2クラス) ランキング4位
2018年 全日本スーパーモト選手権シリーズ(S2クラス) シリーズチャンピオン
2019年 ホンダCRF450Rにて全日本スーパーモト選手権シリーズ(S1proクラス) フル参戦中
参戦マシン
2019年式 CRF450R スーパーモト仕様
アンレーベル製TRCオリジナルエキゾーストパイプ
TRCオリジナルブレーキディスク300mm
SUTER製スリッパークラッチ(moto禅様 取り扱い)
マルケジーニ製モタードホイール
brembo製フロントブレーキマスター・フロントブレーキキャリパー
サスペンション前後リバルビング(DUNE MOTO仕様)
エンジンオイル :スピードマスター PRO BIKE 10W30
開幕戦 美浜サーキット
4月6日土曜日
前日練習は走行枠が3本あります。
オフシーズンはマシンにトラブルが連続して発生し車両での乗り込みを重ねる事は出来ず、また3ヶ月前から手配していたブレーキパーツも本戦には到着が間に合わず難しい出だしとなりました。
ブレーキは借りて対応しましたがフロントサスペンションの投入が前日走行からになってしまいました。 準備不足になってしまった事を深く反省し次に繋げていきます。
前日練習1本目はCRF450Rで初めてのダート走行になりましたが250ccと違ってアクセルは開け過ぎると横を向いてしまいかといって開けなければ失速してエンジンがストールしてしまう特性に手間取り上手くいきませんでした。 そこでスプロケットを1丁ショートに変更して2本目の走行に備えました。
2本目もまだエンジンストールがありましたが使うエンジンの回転域も分かってきて 安定してダートセクションを登ってこれるようになりました。 美浜サーキットラウンドにはS1PROクラスのみ他のクラスと違ってより難易度の高いダートセクションが用意されています。
3本目はタイムを詰めていこうとアタックしていましたが得意のターマックセクションでも250ccのようにバイクを曲げられず 焦ったのか第2ダートに出口のアスファルトセクションに戻る部分で大きく転倒してしまいました。 マシンの修復は十分に出来る範囲でしたが左足親指を骨折し(後日判明)厳しいレースになりそうな予感です。
マシンの修復とチェック、整備を行いこの日は早めに就寝しました。
4月7日 日曜日
朝からメディカルで状態のチェックしてもらい骨が折れているかも知れないと言われていましたが、固定をお願いして痛止めを飲んで走行に挑みました。朝の練習走行は昨日修復したマシンのチェックと 腫れてきていた左足の調子をみながらの走行となりました。練習走行は20番手です。
タイムアタックでは昨日の夜にデータロガーで詰められそうな所を見ておき走り方を組み立ててタイムアップ。 タイム自体は上がりましたが順位は変わらず20番手でした。
ヒート1ではスタートしてそのままの順位で走行です。450の排気量では初めてのレースですが レースとなるとパワーに振り回されてすぐに体力を消耗してしまい前にも付いて行けず途中の転倒者を抜いて 18位でゴールとなりました。足の痛みも増していて足先の感覚も無くシフトミスも多くなっていました。
ヒート2ではスタートから順位を落としてしまい20番手で発進です。 1周目のダートセクションでミスした勝谷選手を抜いて19番手。 ヒート2では足の痛みがより激しくなりシフトミスを連発してしまいペースも上がらず苦しいレースになりました。
両ヒート総合結果は19位とノーポイントに終わってしまいました。 準備不足に始まるマシンの熟成不足。練習量の不足・また自身の練習走行中の怪我により 本当に不甲斐ない結果に終わってしまいました。 次戦に向け先ずは足の怪我を治し、マシンの熟成と練習に励み必ずより良い結果にしてみせます。
5月11日12日 第2戦(HSR九州)
5月11日土曜日
HSR九州は全日本スーパーモトが開催されるコースでは最も大きいサーキットになります。 前日練習は走行枠が3本あります。 未だに手配をかけている一部パーツは届きませんが美浜から1ヶ月の間に少しでも前進できるように努力して来ました。
HSR九州は2017年に1度参戦経験がありますがダートのレイアウトは前回と違い、またマシンも違うので慎重に走行を 開始しました。地元の選手達にファイナルの情報(14-44)を貰いそこから始めました。
2017年に来た時はYZ250FXで走行しました。 その時の経験からフロントは美浜と比べるとスプリングレートを下げてリアは上げました。
2本目はダートセクションの入り口のライン取りと出口に向けてのライン取りを修正。 1本目の走行をビデオに撮って貰いそれを見ながら修正しましたが以前と変わった進入のライン取りに苦戦しました。
3本目はファイナルを調整(14-45)
ダートセクション内のギアやターマック区間のギアの繋がりを重視して変更しました。 同じマシンに乗る他の選手達にも聞いてみましたがファイナルや使うギアも皆バラバラなのでとりあえずこのファイナルで 3本目の走行をしてみる事にしました。サスペンションの前後ダンパーにも少し変更を加えました。
第1戦の美浜で負った左足親指の骨折もほぼ痛みも無くかなり良くなりましたが 前日練習に気合を入れすぎたのか一度剥がれ新しく出来始めていた爪がまた剥がれてしまい応急処置をして頂きました。 この日は転倒も無く車検と整備を済ませて休息を取りました。
5月12日日曜日
前日からファイナルを変更(14-46) レブリミットがノーマルのままなのでギアを引っ張らずに1速高いギアを使いシフトアップをしていく方を選択。 朝のフリー走行でデーターロガーを見ながら決勝に向けてこのファイナルで行く事に決めました。 サスペンションの減衰も多少変更を加えタイムアタックに向けて確認しました。 HSRはタイヤの磨耗が厳しいので朝フリーのみ中古タイヤを使いタイムアタックから新品のタイヤを投入します。
タイムアタックは1分12秒でトップの日浦大治郎選手から5秒落ち 美浜ではトップの森田一輝選手から8秒落ちだったので他の選手との差も開幕戦よりは詰まっているのですが まだまだ厳しく18番手と最下位になりました。
ヒート1
スタート直後に多重クラッシュが発生し巻き込まれはしなかったものの 混乱の中でエンジンをストールさせてしまい一気に出遅れて16番手を走行。 バックストレートでギア抜けしてしまい森田直樹選手に抜かれ17番手に後退しそのままのゴールとなりました。 スタートのエンジンストールで出遅れて焦ってしまいレース中にダートセクションで3回もエンジンをストールさせるミスを犯し 周回遅れにこそなりませんでしたが一人旅のレースとなりました。 周回タイムは少しアップしてトップとのラップタイム差は4秒差になり進んではいるもののまだまだ努力が必要になります。
ヒート2
スタートの混乱を抜けて15位までポジションアップするも2周目の高速コーナーで森田直樹選手に抜かれ16位 3周目のダートセクションのフープスで川留選手に抜かれて17位 4週目のダートセクションで金子選手に仕掛けられた際にエンジンをストールさせてしまい一気に離されてしまいました。 美浜と違い周回遅れにされる事はなかったものの実力差を見せつけられたレースとなってしまいました。
エンジンオイル インプレッション
使用オイル:スピードマスター PRO BIKE 10W-30
【フィーリング】良
【始動性】良
【シフトフィーリング】普通
【油圧・油温など気づいた事】
始動性がよくフィーリングも良好です。
エンジンのトラブルも現在は出ていません。
【その他、気になった事】
クラッチのフィーリングはフリクションディスクとクラッチプレートを社外品に交換して劇的に良くなりました。
HSR九州ではマシンもよく走ってくれて悪い点は特に見当たりませんでした。