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D1 Lights Rd.2&3 名阪 塙選手 参戦報告

D1LIGHTS Seriese Rd.2-3 MEIHAN

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「奥伊吹モーターパーク」で開幕した2021D1Lightsシリーズから約1ヶ月程たち、5月22日(土)・23日(日)の2日間、奈良県の「名阪スポーツランド」にて、「2021D1 Lightsシリーズ」Rd2&3が開催されました。22日(土)にはシリーズ第2戦が、23日(日)にはシリーズ第3戦がおこなわれる2連戦となり、土曜日と日曜日で競技区間が変更されての戦いでした。

昨年までは「BUY NOW JAPAN スピードマスター with VT」より「RX-7」にて「D1 Lights」に参戦されていましたが、今シーズンからは、チームも、マシーンも変わり心機一転された塙彰拡選手。
Rd.2では、単走14位で追走進出を果たし、ベスト8という結果でポイント獲得しました。おめでとうございます!塙選手の参戦報告、ご紹介します。

【選手、マシーン紹介】

●#35 塙 彰拡 選手

チーム名:Y’sFACTORY eternal × REOS

マシーン:SPEED MASTER × VITOUR SILVIA S14

・イベント名:D1LIGHTS Seriese Rd.2-3 MEIHAN
・日程:2021.5/23(土)~24(日)
・その他:名阪スポーツランドでのRd2-3デュアル開催ラウンド

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●レース結果報告
今回名阪スポーツランドで開催されたD1LIGHTSシリーズはRd.2とRd.3が2日間連続で行われるデュアルラウンドであった。

約1か月前の奥伊吹モーターパークにて開幕した際、実戦の中で明らかになってきた足回りやパワーに関する課題をクリアすべく、多くのテストをこなし、短い期間ではあったが大幅に車両としてのポテンシャルを向上させレースに挑むことが出来た。
練習ではチーム内で連携しながらドライバーのフィーリングと外から見た印象をすり合わせ、点数の入る走りに向けたアライメントの変更や走らせ方の調整を毎ヒート行っていくことで確かな手ごたえを感じていた。

●Rd.2

<1本目>
前日までの練習ではフルウエットコンディションであったが、Rd.2当日はドライ。朝一にあるチェック走行でウエットとドライの走りの組み立ての差分を確認し、本番に挑んだ。
作戦通り、振出位置や踏み込みがハマり、各ゾーンを確実に通過。大きな原点はないが、車両トラブルにより車速が上がらない為、ベース点が低く想定よりも点数が低いことをスポッターと確認しあい、2本目はさらに攻めた走りでポイントを稼ぐ作戦にシフトした。

<2本目>
1本目よりもさらにスピードを増し、鋭い振出しとするために、フェイントの位置と振出し位置を調整。
現状の車両スペックをほぼ使い切ったと思える単走にまとめることが出来、14位で追走トーナメントへの進出を確定させた。

<追走Best16>
対戦相手は地元のドライバーであり、手負いの状況で車速を上げられないこちらのマシンでは分が悪いが、変にこだわった走りをせず、無難に戦いをこなすなかで相手のミスを誘う作戦とした。
結果、先行/後追い共にミスなくこなし、相手のミスに助けらる形で勝利。
Best 8進出となった。

<追走Best 8>
「D1LIGHTS」の名阪で優勝経験もあるドライバーとの対戦となった。
「Best16」同様に、分が悪い状況であるが先行では最善を尽くし、後追いでは「Best16」の対戦中で得た反省を踏まえた相手に対するポジションを取り、脱出速度重視のラインに変更する作戦とした。
結果、先行/後追い共にベストは尽くしたが全局面において相手が上手であり、なす術なく敗退となった。

<統括>
単走、追走共にチームのサポートの元、ストレスなく戦いきることで車両のスペックを使い切った戦い方をこなすことができた。
しかし追走「Best 8」の戦いではなす術なく敗退し、非常に悔しい思いをした。
スキルと車両をアップデートしリベンジしたく、引き続き勝利に向けて地道に努力を続けていかなければならないと強く感じた。

●Rd.3

前日と多少ことなるコースレイアウトとなったが、走りの組み立てに違いはなく前日までのイメージをもとに作戦を立てた。
Rd.3ではライバルたちがRd.2に対して対策を立ててくるため決勝進出ボーダー得点は高まることが予想されていたため、現時点で車両スペック的にかなり厳しいところまで走りは仕上げていたが、もう少し踏み込んだ走りを目指した。

<1本目>
前日に対して路面温度は高めであり、過去のデータを参考にエア圧を調整し出走。
しかし想定よりもグリップが低く(ウォームアップが不十分であったか)スタート直後に奥目での攻めた振出しは確実にスピンor コースアウトすると判断し、想定より手前での振出しとなってしまった。
結果、フラツキ減点もあり決勝ボーダーには届かないスコアとなった。

<2本目>
タイヤも温まり、想定の範囲内のグリップ力となりプラン通りの走りをこなすように集中した。
最終立ち上がりからフェイントまでは問題なかったが、振出しで想定より若干角度が付きすぎたことにる減速が発生しベストなラインからずれ込んでしまい高得点GET とはならず予選敗退となった。

<統括>
Rd.2-3を通して色々なセッティングを試しながら、勝てる単走を目指してチームで努力することが出来た。
両ラウンドで決勝トーナメントに進出することはできなかったが、まだ伸びしろを秘めたチームであることが再認識でき、次戦に向けて更なるブラッシュアップにより1勝上げられるように今後とも努力していきたい。

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