7月10日(土)11日(日)、栃木県にある関東近郊のドリフトでは有名な栃木県「日光サーキット」にて2021D1ライツシリーズが開催されました。10日(土)に第4戦、11日(日)に第5戦が行われ、土日でコースが変更されたデュアルファイナルズで行われました。
この大会に参戦された塙選手の参戦報告です。
【選手、車輌紹介】
#35 塙彰拡 選手
チーム名:Y’FACTORY eternal × REOS
マシーン:SPEED MASTER × VITOUR SILVIA S14
エンジンオイル:スピードマスター「F1 PRO RACING SPECIAL 10W60」
●レース情報
・イベント名:D1LIGHTS Seriese Rd.4-5 NIKKO
・日程:2021.7/10(土)~11(日)
・その他:日光サーキットで開催され、シリーズ唯一の関東ラウンド
【塙選手参戦報告】
●Rd.4
兼ねてよりパワー不足に悩まされており、前回の「名阪スポーツランド」でのラウンド以降でエンジンのオーバーホール及びエキマニ・タービン・コンピュータ等の変更を実施。
パワー的には問題のない仕上がりで日光ラウンドに挑んだ。パワーアップに伴い、使用するタイヤをVITOURのV-02RからよりハイパフォーマンスなV-01Rへと変更。
足回りやファイナルギアのセットを変更することで戦闘力UPを試みるも前日練習までは完全ウエットコンディションで、本番にて初めてドライでの走行を行うこととなった。<1本目>
1コーナー進入後に想定よりもリアのグリップ力が高く、ラインが小さくなってしまい、指定された各ゾーンはしっかり通過したものの、アクセルを踏み切れるラインに載せきれることが出来ずスコアを伸ばすことが出来なかった。<2本目>
1本目の反省から進入位置を奥にずらすことでラインを修正させようとしたが、それでもグリップバランス的に食い気味でありラインが小さくなってしまい1本目と同様に踏み切れるラインに載せられず予選敗退となった。<統括>
ドライでの走行本数が少ない中でのぶっつけ本番に近い形になった今回のラウンドでは、新たに使い始めたV-01Rの特性を有効に使い切れず策に溺れる形での敗退となった。
しかし、実戦を通し新たなエンジンのパワー感やタイヤの特性をつかむことが出来た実りあるラウンドにもなった。●Rd.5
前日のラウンドでの反省を活かし、足のセットとタイヤの内圧を変更。
朝一のチェックランでは好印象でありハイスコアが狙える走りにまとめることが出来た。<1本目>
練習でも走りが小さくなりがちな傾向があった為、進入位置を奥にして一気に向きを変えてアクセルで止めるスタイルを目指し走行するも、若干奥で降りすぎたことにより1本コースアウト減点となる。
気持ち手前での振出しとすればまとまるイメージがあった為、次の走行に向けイメージをまとめた。
<2本目>
出走開始直後にエンジンがストールする不調が発生。それによって最終コーナーでのドリフト戻り減点となる。
気にせず走行を続けるも3→4コーナー振り返し時に再度ストール現象が起きたことでハーフスピン。
減点の対象となり予選敗退となった。<統括>
2日間を通して、新たなパワーに合わせた足回りのセットアップと、VITOUR V-01Rの使いこなしを学ぶことが出来たが、本番に活かすことが出来ず不甲斐ない結果となった。
ただ、レースウィークを通して走りの精度やクオリティが上がっていく実感は得ることが出来、非常に多くのデータを収集できる貴重なラウンドとなった。次戦の備北ハイランドサーキットでの開催ラウンドではこれらの反省を活かし、良い走りで追走トーナメントに進出し自身初のBEST4以上の戦績を残すことを目標としたい。