D .I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2023 第1戦 HSR九州
4月8日(土)9日(日)、熊本県の「HSR九州」にて、全国で開催されるモトクロスの最高峰レース「D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2023 第1戦」が15分+1週の3ヒートレースで開催されました。
全日本モトクロス選手権開幕戦にスピードマスターのエンジンオイル「PRO BIKE」をご使用いただき「IA-2クラス」に参戦された佐野雄太選手、「IB-OPENクラス」佐野壮太選手の参戦報告です。
佐野雄太選手
チーム:ジュニアライダースフリーダムナナ
マシーン:Kawasaki KX250 2023
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W-40
コースコンディション:晴れ/マディ→ドライ
IA-2クラス:49台
【予選】
今大会の予選日は、大会前日までの雨の影響でマディコンディション。
決勝日はドライコンディションでのレースでした。
予選は2クラスで、各クラス上位15台が決勝進出です。
予選のスタートグリッドの選択順はくじ引きで、15番目です。
スタートグリッドは1コーナーへの路面が比較的綺麗な中央付近を選択しました。
スタートのクラッチミートのタイミングは良く、上手く加速に繋げられて1コーナーへ侵入、9番手で1コーナーをターンしました。
路面コンディションが悪く、走行ラインが1本ラインの中でしたが、落ち着いたライディングを言い聞かせ走行し、9番手のままゴールしました。
【決勝】
●ヒート1
今大会のレースフォーマットは15分+1周の3ヒート制で行われました。
決勝グリッドは予選の順位順17番目。アウト側を選択しました。
スタート後の加速は上手くいき10番手付近で1コーナーを通過しました。
1周目は14番手、4周目に13番手に順位を上げました。
前後4台での混戦の中、思うように自分のラインとベースを見つける事が出来ず、最終ラップに14番手に順位を下げゴールしました。
しっかりとスタートを切る事と、冷静にミスなくスムーズなライディングを意識し、ヒート2に挑みます。
●ヒート2
ヒート2も同様に中央付近のグリッドを選択しました。
スタートの反応が良く、4番手で1コーナーをターンしました。
しかし、1週目の後半セクションで転倒しまい、22番手で復帰しました。
ペースを上げ、前のライダーを冷静にパスしていきますが、思うように順位を上げる事が出来ず6周目に19番手、最終ラップ18番手に順位を上げゴールしました。
ヒート3に向けスタートを切る事、スピードを乗せたライン取りを意識して挑みます。
●ヒート3
ヒート3も中央付近のグリッドを選択しました。
スタートの反応も良く、9番手付近で1コーナーに進入しました。
しかしハイスピードの混戦の中、1周目のペースを上げる事が出来ず、1周目を18番手で通過しました。
2周目には17番手に順位を上げますが、前のライダーをパスすることが出来ず、7週目には18番手に順位を下げゴールしました。
【次戦への課題】
昨年末からシーズンオフ、しっかりと追い込んで挑んだ開幕戦でしたが、スピードに乗せたライン取りや、練習で掴んだ自分の走りをする事が出来ず、結果につなげる事が出来ませんでした。
昨年の課題であったスタートに関して、シーズンオフに最も時間を割いて練習してきたので、今大会では手応えがありました。
開幕戦の結果に合わせる事は出来ませんでしたが、今シーズンは今まで以上に自信を掴んでいるので、次戦に向け、再度取り組んできたことを見直し、改善し次戦に向け精進してまいります。
ありがとうございました。
スピードマスター「PRO BIKE 10W-40」
コースに山砂の投入と大会前日までの雨の影響で、土曜日の路面はマディコンディションでした。
HSR九州はハイスピードなコースですが、この様な路面コンディションでも、最終ラップまでエンジンがタレる事なく、しっかりとエンジンが回りレースする事が出来ました。
佐野壮太選手
チーム:ジュニアライダースフリーダムナナ
マシーン:Kawasaki KX250 2022
エンジンオイル:スピードマスター PRO BIKE 10W-40
コースコンディション:晴れ/マディ→ドライ
IB-OPENクラス:42台
【予選】
昨年レース中に起こした怪我を手術しての再起となります。
必ず!という強い気持ちを持って開幕を迎えました。
元々は黒土の路面ですが当日は大量の砂が入り、前日まで降り続いた雨の影響で、土曜日のコースはマディコンディションでした。
予選時間は10分間で、2クラスにて各15台が決勝進出です。
グリッド位置はイン側を選択、スタートの反応が良く、1コーナーを5位で立ち上がり、1周目を3位でターンしました。
その前後車にアプローチを掛けましたが、焦りが出てミスを重ねそのまま3位でフィニッシュでした。
【決勝】
●ヒート1
スタートが決まり4番手で1コーナーを立ち上げましたが、2コーナーでフロントタイヤが滑り転倒、最後尾30位からのスタートです。
深呼吸し追い上げをはかります。
1周目を17位でターン、冷静に自分のリズムを心掛け、最終ラップに6位に浮上、5位の背中もつかみましたが、最終コーナーで周回遅れのライダーの転倒にのまれてしまい、自分も転倒し9位にポジションを下げてフィニッシュしました。
悔しかったです。
反省点として、もっともっと冷静に走り、最後の最後まで責め続けます。
●ヒート2
スタートのクラッチワークをミスし、18位で1コーナーを立ち上がります。
ヒート1と同じような展開となりましたが、冷静にミスなく、1台をパスする時間を少なくし、1周目で11位、9周目で5位に上がり、最終ラップには4位のタイム差も1秒以内に縮まりましたが、前車を抜かす事ができず5位でフィニッシュとなりました。
今大会のリザルトは、総合5位でした。
【次戦への課題】
今レースを振り返りオフシーズン最も練習時間を割いた、スタートのミスをした事、また、転倒に繋がる焦りが出た事などメンタル的な部分が明確になったので、次戦5月までの1ヶ月間、練習とトレーニングを重ね、しっかり準備をして挑みます。
スピードマスター「PRO BIKE 10W-40」
HSR九州はハイスピードコースです。
当日は山砂が入りマシンに負担のかかりやすいコンディションでした。
PRO BIKE 10W-40 を使用したマシンはそんな中でも、高回転までしっかりエンジンが回り強い武器になりました。