2023年JAF全日本ジムカーナ選手権第9戦
NRC鈴鹿BIGジムカーナ
6月30日(土)〜10月1日(日)「2023年JAF全日本ジムカーナ選手権第9戦」が三重県鈴鹿市の「鈴鹿サーキット南コース」にて行われました。
ジムカーナは、カート場や駐車場、サーキットなどに並ぶパイロンで造られたコースを2本走って良かった方のタイムを成績として競うモータースポーツです。
その全日本チャンピオンを決めるシリーズ戦が『JAF全日本ジムカーナ選手権』。
コース上のパイロンすれすれに攻める1㎜単位の正確なマシントレースや高速コーナリング、S字ターン等の難易度の高いセクションを華麗にすり抜けるジムカーナアスリートの華麗なテクニックは一見の価値ありの大会です。
このイベントにスピードマスターのエンジンオイル、ギヤオイルをご使用頂き参戦された工藤選手の参戦報告です。
■開催日:9月30日(土)〜10月1日(日)
■開催場所:三重県鈴鹿市「鈴鹿サーキット南コース」
■イベント名:全日本ジムカーナ第9戦 NRC鈴鹿BIGジムカーナ
■天候:雨時々曇り
■コンディション:ウェット
■参加クラス:PN3 class
■ドライバー :工藤典史選手
■エントリー名:YHwmxITOスピードマスター スイフト
■エンジンオイル:PRO RACING 5W-30
【工藤選手リポート】
今年は以前全日本チャンピオンを獲得したYOKOHAMA ADVANブランドの昨年リリースであるNEOVA AD09を使用しているが、タイヤ戦況には略称でBS/DL/YHの戦いの中で苦境となっている。しかし今年の猛暑が味方してくれるとグリップの高いドライ路面なら上位を狙える感触はある。
我がクラスは今年のチャンピオンが確定しており、FR車のマツダロードスターRFがチャンピオンカー。
その他にトヨタGR86、フィアットアバルト124、スバルBRZが優勢で、我がFF車スズキスイフトスポーツはコースや天候によって上位運が左右される戦況となっている。
9月30~10月1日今回コースは先週FIグランプリが開催されたばかりの鈴鹿サーキットの中にある南コース。
カートやフォーミュラースクールなども開催されるショートサーキットとも言えるコースが舞台。
参戦台数が今年最大で全クラスで160台、最多参加台数は我がPN3クラスの36台である。土曜の公開練習は夏日の最高気温30℃、路面は高温ドライ路面の中で今回はフロントタイヤを何時もの16インチ⇒17インチに変更して2ヒート走行。
この南コースは昨年新舗装となった様だがタイヤとのグリップバランスも良く、上位FR勢には及ばないが同クラスDLタイヤのFFスイフト勢よりもタイムは良く、結果18位とクラス中間順位で翌日に応戦となった。今回は移動700kmを含めエンジンの好調を維持している信頼のスピードマスターPRO RACING 5W-30。
長距離移動中も油温も安定しており、タービンもしっかり潤滑されてブーストのレスポンスも良好、注油しながら念を込めて儀式の如く新油に交換して戦いに備える。日曜の決勝は前日AMの天気予報では晴れ予定であったが、どんどん雨模様に変化し、朝は6時過ぎから小雨・・・週間天気予報から一転のウェット路面勝負となってしまった。しかし手綱を緩めることは出来ないので、ショック減衰のみ若干弱くして挑んだ第一ヒート。
しかし今年の実績で雨は全くタイヤポテンシャルが出せず、僅かなパイロン接触もあり+5秒で25位低迷となる。
その後は天候も回復し、第二ヒート走行前までは完全ドライ勝負で挽回を意気込んでたのだが、いざ走行が始まった途端に無情の雨が・・・結局路面コンディションは悪化してクラス全車軒並みタイムダウンとなり総合結果は33位。シリーズ最終戦は今シーズン最低順位で終わってしまった。
今シーズンはPN3シリーズ参戦してノーポイントで終了。
過去15年間は10位以内、過去5年で見ればシリーズ表彰6位以内に入っていた実績からみると最悪シーズンと振り返る。
私の都合でタイヤメーカーさんのポテンシャル争いに挑んだ結果が生んでしまい、スピードマスターオイル様を始めとするスポンサー各位様には大変申し訳ない気持ちであります。
今年最後の参戦は10月末のJAF CUPジムカーナ北海道新千歳ラウンド、ここは東北シリーズ6位として挑みます。
変わらぬご支援と応援をよろしくお願い致します。