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2021 JAF全日本ジムカーナ選手権 第3戦 工藤選手参戦報告

2021年JAF全日本ジムカーナ選手権第3戦
広島トヨペットカップ ジムカーナ IN TAKATA

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5月15日(土)~16(日)に、広島県随一、広島県安芸高田市にある「TS-TAKATAサーキット」にて「2021 JAF全日本ジムカーナ選手権 第3戦」”広島トヨペットカップ IN TAKATA」が開催されました。

3月に行われた「ツインリンクもてぎ・南コース」での「2021 JAF全日本ジムカーナ選手権 第1戦 もてぎスーパースラローム2021」に続いての参戦です。

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開催日:5月15日(土)〜16日(日)
開催場所:広島県安芸高田市「TS-TAKATAサーキット」
天候:雨
コンディション:ウェット

参加クラス:JG7 class

ドライバー:工藤典史選手
マシーン:YHwmxITOスピードマスター スイフト

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今年から新規投入した軽量FF車のスズキスイフトスポーツも本来は今回シーズン3戦目の大会となる予定が、第2戦会場となるエビスサーキット西コースは地震土砂崩れにより大会開催4月⇒11延期となった為、約1か月のブランクが空いて今回第3戦を迎える事となった。

ブランク期間は前戦のリヤブレーキトラブル修復の他、ホームコースのスポーツランドSUGO等を走り込み、マシンの特性を体に叩き込みつつ、セット熟成を図った。

515~16日、広島県安芸高田市TS-TAKATAサーキットは中国地区の瀬戸内海・日本海間の中間位置にあたる山間部の会場で、コース設定は高低差のある2か所の通称「タコつぼ」コーナーが設定された、テクニカル系のミニサーキットである。

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金曜練習は独特のコース設定に戸惑いながらも走行ラインを探求し、ドライ路面で同車ライバルと比較、タイム差が大きい区間を徹底分析攻略。リヤブレーキのサイドロック性は車両としては悪くなかったが、路面の傾斜やグリップ感が難しく、ドライビングとしては60点レベルの感であった。

今回コースは東北宮城から移動1200kmの大遠征。しかし時間の余裕は無いので平日日中に一気に移動する体勢。
車速
100kmの高速道路巡航×2時間+15分休憩をコンスタントにこなして、延べ13時間で会場着。
マシンにとってもほぼ水温も油温も下がる事なく、
さながら13時間耐久レースであるが、信頼するエンジンオイルであるスピードマスターPRO RACING 5W-30がエンジンを保護してくれる。
大会決勝前に新油に交換し、そこからはパワーを出すオイルとして勝利の必須アイテムに変
化する。

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土曜の公開練習も金曜同様ドライ路面であり、地元地区戦ドライバーとタイムはコンマ差まで詰める事が出来た・・・しかし、翌日決勝の天気予報は雨のウェット予想。
2日間はコース慣れという流れだ。
決勝当日、前夜から降り続いた雨はコース上に大きな水溜まりが出来るほどの悪条件。
AM第一ヒートはスピン続出の中、雪国東北で培った対応力で路面グリップを探りながらの走りだが、ゴール時点ではクラストップタイムを更新。
その後昨年ランキングの上位
3名がタイムを更新し、暫定4日でPM第二ヒートに展開する。

勝負の第二ヒートは雨量が少なくなり、コースコンディションは回復。
前走クラスでのタイムアップが多く
見られた事から、自分も確実にタイムアップ可能と信じてスタートする。
しかし、高速区間でテールスライ
ドを誘発、スラローム侵入手前で走行ラインを大きく乱し、その後のサイドターンは大失敗。
立ち上がり
ラインが膨らんで脱輪ペナルティ2で完全自爆モード・・・第一ヒートの結果で7位となった。

入賞6位圏内まで0.1秒差、同車3位のライバルからは1.5秒差の戦況はタイム差を見ると反省点が多いが、シーズン開幕約2か月の熟成度としては順当かもしれない・・・とにかくポジティブシンキング! 
次戦は約2週間後の6月の名阪スポーツランド。コース経験は豊富で過去優勝もしており、新たなマシンとの攻略ポイントをしっかり見極めて上位入賞を狙います。

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